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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

長谷川 公昭さんのレビュー一覧

投稿者:長谷川 公昭

6 件中 1 件~ 6 件を表示

EU世界を読む

2001/02/23 00:15

いよいよ“欧州の復権”をめざして動き出したEUが,今かかえる諸問題を提示したタイムリーな一書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 20世紀は,欧州が政治,経済,文化,その他あらゆる部門で,世界の盟主としての地位から転落した時代であった。その主たる原因は2度の世界大戦であるが,その底流にはドイツ,フランス両国の絶えざる確執があった。
 欧州が,これ以上の地盤沈下を食い止め,かつての栄光を少しでも取り戻すには,独仏両国の融和と協調が不可欠であるとの認識から生まれた構想がシューマン・プランであり,それにもとづいて設けられたのが欧州6カ国による石炭鉄鋼共同体であった。これを母体に,経済を主体としたEC(欧州共同体)が生まれ,さらにこれが発展して1993年には,新たに政治や社会をも視野に入れたEU(欧州連合)が成立した。 その間,加盟国も増え,現在は15カ国の参加を得て,国際社会での発言力も増した。そのEUの歩みのなかで特筆されるのが,1999年に域内共通の単一通貨,ユーロが登場したことで,それに伴い,域内各国の通貨・金融政策を一元化するための欧州中央銀行の設立も見た。こうして新しい世紀を“欧州復権”の時代にしようとの遠大な目標に向けての布石は打たれたわけで,これからはこれを生かして,いかにして目標を達成していくかがEUにとっての課題となる。
 目を世界に転じると,米欧日三極のうち,長らく経済的繁栄を享受してきた米国ではようやく「リセッション」を懸念する言葉が聞かれるようになり,日本も長い不況から脱出する気配がいっこうに感じられないありさまである。そんななかで,第3世界の目も,このところとみに血色のよくなったEUに向けられる局面が多くなった。このような時期に,EUのかかえる多くの問題,特に言語,宗教,社会保障といった分野にまで踏み込んで考察した本書が世に出たことは,欧州史の展開を追っていくうえで,これまでとかく見のがされがちだった部分に光を当てているという点で,一般読書人にも役立つものと考えられる。           
(C) ブッククレビュー社 2000

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人間の基本的な営みである交易の変遷を,場所,物,人,それぞれの角度から考察した異色の欧州史

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 自給自足から脱した人類は,物々交換の時期を経て,貨幣(といっても,当初は貝殻であったり家畜であったりで,金や銀が登場するのは,もっとあとになってから)を介しての交易を日常の営みとするようになった。
 欧州では,紀元前7世紀ごろから東地中海を舞台に,フェニキア人による交易が始まっている。その後,ギリシャ,ローマによるアフリカ北部やエジプトなどを相手とする商業が加わり,交易の場は西地中海へと広がった。
 中世に入ってからは,北欧州のバイキング(実は海賊である以上に商人であった)の活動が加わり,商圏はアイスランドからグリーンランドまでと拡大される。この時代には,一方で,北イタリア諸都市の東方貿易も活発となった。
 12世紀に入ると,交易の舞台はいよいよ広がり,北ドイツ一帯では,リューベックのドイツ人商人たちを盟主とする「ハンザ同盟」が結成されて,欧州の内陸部や東欧圏,さらには地中海に至るまでの広大な地域がその支配下に置かれるようになった。17世紀にハンザ同盟が崩壊すると,一時,アントワープが欧州交易の一大中心地となり,ドイツ,イタリア,スペインなどの腕ききの商人たちがこの都市に群がったが,これはこの地がアメリカ産の銀の輸入拠点であったことと無縁ではない。
 本書は,以上のような欧州の交易の歴史を,主として地理的な面と,取り扱い物資の両面から考察しているが,一方で,人の面からの観察をも忘れていない。ローマ教皇を最大の顧客にして財をなしたフィレンツェのメジチ家,国家権力からの利権で富を築いたアウクスブルクの政商フッガー家,封建領主の懐に食い込むことから始めて成功したフランクフルトのユダヤ人金融業者ロスチャイルド家などを本書は取り上げているが,これまで高利貸としての面ばかりが強調されてきたロスチャイルド家の“商家”としての姿に焦点を当てている点も評価されてよい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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グローバリゼーションの波に洗われて苦悩するスウェーデン労使の対応を,現地での面接調査をもとに分析

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 世界でも有数の高度な社会福祉制度を擁し,政・労・使3者の協調によるネオ・コーポラティズムに基づいて生きてきたスウェーデンの産業界が,グローバリゼーションのうねりのなかで大きく揺さぶられている。もともとスウェーデンでは,労働組合が,強大な交渉力を背景に,社会福祉制度の温存とインフレなき経済成長を視野に入れて,使用者の側との過度の対決を避け,政府の経済政策に協力する姿勢を崩さずにこれまで歩んできた。
 それが,この国の輸出主導型の経済成長をささえ,財政難のなかでかろうじて社会福祉制度を温存する原動力だった。世に「スウェーデン・モデル」と呼ばれる産業構造の本質は,まさにそこにあったとみるべきであろう。それがここへきて,「新自由主義」を基本概念とするグローバリゼーションの大波が押し寄せてきたのだから,スウェーデン・モデルが衝撃を受けたのも無理からぬところである。これに対応すべく,スウェーデンの労使は,すかさず職務賃金制から個人別能力給への斬進的変更をはじめとする諸改革を進めはじめている。
 この国の代表的な企業である自動車のボルボでも,これまで画然と分かれていたホワイトカラー,ブルーカラー両者の賃金体系が一本化されかけているとの事例を本書で取り上げているが,こうした動きもスウェーデン産業界のグローバリゼーションへの対応策の1つとみなすことができるであろう。
 このような例を見て,スウェーデン・モデルの「崩壊」と早合点する向きもあるようだが,本書はそのような見方をしりぞけ,新自由主義に譲歩する「変容」であると結論づけている。関西系の経営学者を総動員し,現地での面接調査をもとにした分析である点が本書の強みだが,「フォーディズム」とか「ネオ・コーポラティズム」といった一般読者には不慣れな専門用語を説明なしに使っていたり,文章が全体として生硬にすぎる点などが,内容がいいだけに,惜しまれるところである。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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ヨーロッパ史のなかのエピソードを拾い上げて解説した軽い読み物。忙中閑ありのときなどに読むのに好適

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 16世紀後半にイギリスを統治した女王エリザベス一世は,英国国教を確立したり,当時世界最強といわれたスペインの無敵艦隊を粉砕したりと,女性ながら名君の誇れ高い。そのエリザベス一世が,生涯結婚することなく,実は処女のままで死ぬことを誇りとしていたというお話。同じイギリス生まれで,旅行代理店の元祖と言われるトマス・クックは本来,キリスト教の聖職者であったが,たまたま熱心な禁酒主義者でだったことがきっかけで,旅行あっせんを企業化するのに先鞭をつける結果となったという物語—。こういったたぐいの罪のないエピソードをヨーロッパ史のなかから拾い上げてまとめたのが本書である。国別でもなければ年代別でもなく,話を「女性」「民族」「芸術・文化」といったテーマ別に叙述している点で教科書とは一味も二味も違う。おかたいことは言わずに,ただヨーロッパ史の裏面に触れたいという向きが旅先などで読むには好適の一冊。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本欧州統合とフランス産業

2000/11/01 12:15

国際競争力の乏しいフランスの産業界が,共同市場の出現で苦悩するさまを,繊維工業を例にとって分析

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 第二次世界大戦までのフランスの産業界は,世界にまたがる植民地を製品の販路として確保し,ぬくぬくと利益を享受してきた。ところが大戦後,欧州共同市場の形成で域内に関税なき自由競争の場が出現し,それまで国際競争力を意識したことのなかったフランス企業も,いや応なしにそのなかに身を投じざるを得なくなった。その間に植民地がつぎつぎに独立して,製品販路が狭くなったことも,フランス企業にとっては厳しい試練であった。
 このように共同市場の出現と,植民地市場の漸進的喪失というダブルパンチを受けて苦悩するフランス産業界の事情を,繊維工業を例にとって分析したのが本書である。フランスの産業が衰退する実態がわかる。ただ,繊維工業はもともと斜陽産業の代表格であり,ほかに善戦している先端技術産業,たとえば航空・宇宙,原子力,エンジニアリングなどもフランスにはあるのだから,それらの業種の分析があってもよかったのではないか。
(C) ブッククレビュー社 2000

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広大な単一市場の出現に合わせた欧州企業の戦略は,そのままグローバリゼーションにもつながっている

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 1999年年初から英国など4カ国を除くEU(欧州連合)11カ国で新共通通貨ユーロが導入された。こうして米国,日本を上回る人口3億人の単一市場が形成されたわけだが,そうした外的条件の変化のなかで,域内の企業も生き残りをかけて,新戦略の展開を余儀なくされている。その具体策としては,まず国境を超えた企業展開があり,それには外国企業の買収も含まれる。もう一つは業種の転換で,これにも異業種他企業の買収が有力な手段として使われている。
 以上のような方策は,本来,企業戦略としては伝統的な手法に属するが,近い将来,ユーロを媒体とする5億人の単一市場の出現が確実視されるなかで,これからは,こうした手段による企業活動の展開が,一層,加速されるであろうと,本書は,具体例を挙げながら予測している。これまで触れられることの少なかった東欧や民主ロシアの企業のあり方にスペースを割いている点も,評価していいだろう。
(C) ブックレビュー社 2000

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