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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

猪口安木子さんのレビュー一覧

投稿者:猪口安木子

3 件中 1 件~ 3 件を表示

家を買う前に読んでほしい住宅問題の本

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 日本の住宅事情のひどさは世界的に有名だ。「うさぎ小屋」と例えられる住まいそのものもそうだが、都市計画上の問題、大気汚染や環境上の問題、日本人の意識の問題などなど。この本ではそういった問題点を次々に解説。著者は元新聞記者だけに、焦点が的確で分かりやすい。著者と同じように私も不思議に思うのが、車などを買うときにじっくり吟味する日本人が、なぜ高い買い物であり、また人生の多くを過ごす家なのに、場所が気に入ったから、値段が手頃だからまぁいいか…と妥協して買ってしまうのかということ。実はそのために、泣き寝入りしている人も実に多い。ひとつ言えることは、住宅に関する情報を集めようにも法律上の問題で限界があったり、また実際に問題が起きた時に、どういう手段をとったらいいか分からない人が多いということだ。そうならないためにも、この本は家を買う前にぜひ読んでほしい。そうでないと一生後悔することにもなりかねないのだから。

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決断しない男たち

2001/02/06 15:45

男女のホントウの絆を保つのは「言葉力」

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 「決断しない男たち」というタイトルからして、興味をそそられた。スネル男、逃げる男、叱らない男etc.著者が取材した実在する男たち。う〜ん、いるいる、決断できないのではなく、女が決断してくれるのを待っている男たち…。しかし、登場するのはどうしようもない男たちばかりなのに、なぜか彼らに対する著者の愛を感じるのだ。温かいまなざしを。「そうはいっても、まだ捨てたもんじゃないよ」という著者の声を。それじゃ、彼らはどうすればいいのか…。「彼らと彼女たちカップルに存在しないのは、敬意と信頼」とキッパリ。その敬意と信頼を得るには「言葉の力」、これが21世紀の男女のキーワードだ。いいたくないことも愛を持って伝え、言葉で相手の信頼を得る。これは相当に気を使うし、エネルギーもいる。でも、めんどうを避けていては本当の信頼は得られない。これも頭では分かっていても、実際に実行し続けていくのはなかなか難しい。男女が存在する限り、時代に関係なく永遠のテーマだと思う。

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紙の本木の家三昧

2001/01/18 23:39

人にも自然にもやさしい本当の家づくり

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 長野で山の仕事に関わったことがきっかけで、木の魅力に触れた著者。地域の木を生かし、地域の人々の手を借りて、著者自身も家づくりに参加しながら、木の家を完成させる。塗料などにもなるべく自然素材を生かし、床下のシロアリ対策には炭を応用…、著者自身も学びながら、快適な家を追求していく。

 悲しいかな、私は木の家の良さを知らない世代の一人。アカマツ、カラマツ、ヒノキなど、それぞれの木々の個性が見事で新鮮だ。まさに10木10色。また、専門家へのインタビューも興味深い。木の家の特徴は? 木材は高いのでは? 地震に弱いのでは? 日ごろ疑問に思っていたことが、きちんと押さえてある。
 今の日本は一軒家を建てることすら難しい。また建てることができたとしても、シックハウスなどが問題になっているように、ともすれば自分の家に安心して住むことすらできなかったり。本の写真で見る限りだが、出来上がった木の家はなんとも懐かしい風情。こんな家なら、がんばって建ててみたいものである。

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