サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 松山真之助さんのレビュー一覧

松山真之助さんのレビュー一覧

投稿者:松山真之助

197 件中 1 件~ 15 件を表示

ちょっと“たまって”しまった方、是非!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「正しいことをする人は好かれるけれど、正しいことを口にする人は
 嫌われる。不思議だけれど、これはほんとうのことだ。」

■ <引き続き>

 今日、急いでいたのでエスカレーターの右側の階段を上ったらルールを知らない人がいて進めなくなっちゃった・・・、切符売り場で並んでたら列に割り込む輩がいた・・・・など、ちょっとしたことだけど気に障ることは結構ある。その時「正しい言葉」を口に出して言っても、バツが悪かったり、かえってオマヌケになったりするから、“とこかくこの世は・・”などと夏目漱石の気分になる。

 そこでこの本の登場。日常出くわすそういった“小さな不満の場面”に際し、いかにウイットを効かせ、スマートな人を演じられるか、というのが本書の目指すところ。
 ムっとするような場面で、「なにやってんだよぉ、ルール知らないのか!」なんて言うのは事の道理としては確かに正しい言葉である。しかし、それは『口にしてはいけない正しい言葉』だ。しかし、・・・鬱憤は溜まる。そこで『ワザのいろいろ』が登場する。機転を利かせた行動や表現、ひねりを加えた反撃でそこはかとなく“気づき”を与える高度なワザ、絶妙のタイミングが爆笑をそそる妙技など、著者のウイット香辛料がたっぷり入った“ワザ”の数々は、超絶賛に値する。最後にワザに自信のない人には『そうしたければしてもよい正しい行為』というおまけもある。

 電車の中で“ウククク、ヌヒヒヒ”なんてみょうちきりんな笑いを堪えていたのは、この私。ほんと面白い! 精神のしこりもがポロリと落ちる・・、そんな気分にさせてくれる。

 仕事や、通勤電車、彼女との会話などでちょっと“たまって”しまった方は、是非この本を買ってお帰りを!「小さな不満」が「小さな笑い」に転換できる冴えたワザの妙味を堪能でき、精神の安定に絶大なる効果を発揮する。サンマークにしては異質な調剤をしてくれた本だ。ウサを晴らす特効薬、騙されたと思って・・読んでみよう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本仕事は楽しいかね? 1

2002/02/15 21:17

どうすれば仕事を面白く、人生を楽しく、わくわくしたものにできるか?

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■<ワン・チョット>
「試してみることに失敗はない…」

■<モウ・チョット>
 35歳になるサラリーマン(私)は運悪く吹雪のためにフライト・キャンセルとなったシカゴ空港で足止めを食うことに…。スーツを着て床に座りこみ、なんてこった!とふて腐れていると、そこに70才前後の老人がやってきた。初対面なのに老人は次から次へといろんなことを質問してくる。実はその老人は発明家・起業家として巨万の富を築いたマックス・エルモアという人だった。

 吹雪で閉鎖された空港の中で続く私とその老人との会話には、人生の成功を導く秘訣が散りばめられている。示唆に富んだビジネス・エピソードが、老人と私の会話という物語の中で展開するのだ。知らないうちに読者はそのサラリーマンになったような錯覚を覚え、老人の言葉に耳を傾ける…。やがて、もっと吹雪が続けばいいのに… なんて思ったり…。

 楽しくて仕方がない仕事をしているラッキィーな人はそんなに多くはない。しかし、私達のまわりには、ひょとするとコカコーラの創業者であるジョン・ペンバートンや、リーバイスのジーンズを生み出したリーバイ・ストラウスや、ベルクロを発明したジョルジュ・ド・マエストラルのようになれるかもしれない「とんでもない金脈」が転がっているものだ。

 でも私達は、今日は昨日と同じ、明日も今日と同じ… 生活の中で時間をやり過ごしている。無限のチャンスが目の前を通り過ぎていくのだ。

 本書は、私達がどうすれば仕事を面白く、人生を楽しく、わくわくしたものにできるかを、老人の語るエピソードの中にみつける物語である。

 「仕事は楽しいかね?」という何気ない、しかしする鋭い質問に“私”はギクリとするのだった。そして、「試してみることに失敗はない」「明日は今日と違う自分になるんだよ」「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ」…などなど、キラリ〜ンとする言葉に、目を開く。

 人生の栞(しおり)を拾い出したい、一冊。
(メールマガジンWebook発行者/松山真之助)
 

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

お薦め!ですぞ、これ。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■<ワン・チョット>
 「ロジカルシンキングとは…、“わかりやすさ!”である。」

■<モウ・チョット>
 わかりやすく話したい… それは誰でも思うこと。話を聞くなら、わかりやすい内容をききたい… これも誰もがそう思う。であれば、ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハゥが丁度いい! 本書は、ビジネスシーンでのわかりやすさを追求した本である。

 ロジカルシンキングについて“わかりやすく”解説した本書の内容は、ポイントが3つある。3つの思考法、3つの基盤スキル、3つのツールを解説。それぞれに3つの要素がある。マッキンゼーと同じく3というマジックナンバーで構成されている。

 簡単に言うと、ロジカルシンキングは“考えて、まとめて出す”という作業をどのようにロジカルに行うかという方法論である。

 まず、物事(ビジネス)をごにょごにょ考えるときは3つの思考法でいこう。つまり、白紙から考える「ゼロベース思考」、もれなくダブリなく考える「フレーム思考」、絞り込む(捨てる)為の「オプション思考」を駆使して考えればロジカル思考ができるというわけだ。

 2番目は、アウトプットするときの態度としての基盤スキルだ。相手の立場にたって約束をするという「コミットメント」マインド、言いたいことを構造化して説明しようとする「ストラクチャー」マインド、特徴づけを旨とする「コンセプト」マインドという3つの基盤スキルが大切だ。

 3番目のポイントは“考えて、出す”過程における基本ツール。3つの思考法にも、3つの基盤スキルにも共通するものだ。要するに本書のエッセンスは、この3つのツールを使いこなすことにある。

 ツールは、1)ロジックツリー、2)マトリックス、3)プロセスの3種の神器がある。マッキンゼーやボストンなどのコンサル会社が生み出した手法や、マイケル・ポーターなどの考え方などが3つのツールに分類される。

 何を? なぜ? どうやって? などをロジックツリーで上位から考え、その実行のための分析や戦略をマトリックスで考え、実施の道のりをプロセスで考える。プレゼンするときは、当然これら3つのツールを駆使する。ロジカルシンキングとは、まさにこの3つのツールを自在に使いこなすということである。

 本書で3ページだけコピーするなら… 108Pから110Pのツールサマリの個所だ。

 企画書、プレゼン、ミーティング等を、聞き手にとって「わかりやすい!」ものにするためには、どうしたらいいか… このテーマをワカリヤスク解説してくれる。お薦め! ですぞ、これ。(メールマガジンWebook発行者/松山真之助)
 

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本宇宙 そのひろがりをしろう

2001/04/05 19:12

モノを面白い視点で認識することができる

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>
 「様々な物を同じモノサシの上に並べてみると、面白い発見が…」

■ <モウ・チョット>
 今日は、大人も楽しめる楽しい絵本をひとつ。
 シャトルから眺める地球上には、人口が爆発しそうな人間のほかに、さまざまな生き物がいる。そして、それらの飛ぶ距離や速さなどを比べてみると結構面白い事実がわかる。
 たとえば、ノミ(ヒトノミ♂)。体長2mm、飛び跳ねる高さは25cm、飛距離は40cm。体長2mmを人間の大きさに変換してみると(身長2m近い人を想像すれば)ざっくり1000倍。だから、おおざっぱに言えばノミの飛び跳ねる高さや距離の cm を m に置換え(100倍)、さらに10倍すれば丁度いい。人間の大きさに変身したノミ人間(?)は、新宿のビル郡をとびこえる高さと距離になる。そう考えると凄いことだ。

 本書は、こういう比喩的な「つかみ」が視覚的にできる工夫がされていて動物や、モノを面白い視点で認識することができる。虫や動物、鳥、山、空の上の構造、人間の作り出した乗り物などを、同じスケール状で見る「発見」はとても楽しい。歴史的な広がりと、地球規模の空間域の広がりが、新鮮な興味と驚きを引き出している。

 やがて視線はどんどん高く遠くなり、「おとのかべ」「ねつのかべ」「じゅうりょくのかべ」をつきやぶって宇宙空間へ乗り出していく。

 地面でノミの跳ぶ高さをみていた視線は、やがて、空へ、成層圏へ、太陽系へ、銀河系へと移り、…知らないうちに宇宙へと連れ出される。夜空をみると宇宙には星がごまんとあふれているような感じだが、太陽系から1光年(約10兆キロ)の様子を書いたページを見ると、なーんにもない宇宙空間(実はうすいガスやチリがあるのだが)にポツんと浮かぶ我が太陽系が何とも小さいな存在であることを認識する。

 宇宙を感じる絵本だ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本亡国のイージス

2000/08/11 17:24

仕事も、家庭も忘れて読みふけりたい・・

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「イージス。ギリシア神話に登場する、どんな攻撃も跳ね返す楯。しかし現状では、イージス艦をはじめとした自衛隊装備は、防御する国家を失ってしまっている。亡国の楯だ。」

■ <引き続き>

 恐ろしい本だ!!。仕事も、家庭も忘れて読みふけりたい・・そんな衝動を押えるのに苦労するからだ。654頁もの大部な小説でありながら、時間を忘れてのめりこんでしまう。僕は、会社の帰り道、薄明かるい街灯の下でついページをめくりたくなる魔力になす術もない状態だった。「トゥエルブY.O.」で江戸川乱歩賞を受賞した気鋭の作家が投げる魔弾の作品だ。

 それは、北朝鮮の政治不安、日米の防衛戦略の駆け引き、沖縄基地をめぐる不可解な事件、自衛隊とダイス(防衛庁情局)・・・・数奇な男の運命など、恐ろしくからみあった糸と糸で紡ぎ出されたサスペンス小説だ。できあがった枠組みの中で、本質を見る事をひたすら避け、与えられた環境を守る事しかしてこなかったこの国の暗部を鋭利な刃物でえぐりだしたような恐ろしさが漂う。

 自分の力ではどうしようもない不条理な運命に翻弄された男、如月行(21歳)、実直で任務に忠実な海上自衛隊ミサイル護衛艦《いそかぜ》の専任伍長、仙石恒史(48歳)、そしてその艦長、宮津弘隆(49歳)、北朝鮮工作員のホ・ヨンファ(40歳前後)・・・などその関係が複雑に入れ替わる構成には読み手の気を一瞬たりとも緩めさせない。

 彼らが対峙したものは何であったのだろう。かれらが極限状態の危機の中で手放さなかったものは何であったのだろう。

 縦横にはられた伏線に触れるたび、おおと驚きの声を上げたくなる本書は、いったいどんな作家の手により紡ぎ出されたのだろうかと驚愕と畏敬の念を覚える。

 サスペンス小説がもつスリリングな展開の面白さだけでなく、国際情勢の複雑なバランス、この国のもつ脆弱さなどリアルな世界の盲点を鋭くついている点が、万雷の賞賛に値する。さらに人物の心の内をえぐるように描写するそのタッチはこの世のものとは思えないほどの重厚な迫力がある。

 これは、本年最高のサスペンス小説だ。一度読み始めると最後まで読み続けたいというあがないきれない誘惑に駆られる。読むなら、覚悟を決めて読まれたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ナゾ解きをするような面白さを味わいながら読めるところが魅力

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>
「MBA? どうせやるなら、面白くなくっちゃぁ…。」
  
■ <モウ・チョット>
 先日「eラーニング」という本を紹介した。その中で紹介されていたのが「ビジネスゲームで学ぶMBAの経営」という本だ。そこでは「楽しくなければ研修ではない」というキャッチフレーズで紹介されている。ソニーヒューマンキャピタルと本書の著者相葉氏の作品である。さすがソニーだと思ったら、その源流は、故盛田昭夫氏の「体験的で楽しい研修を考えろ」に遡ると言う。その本は、「ローンチ」というビジネスゲームをしながら、MBAの必修科目を楽しく学ぶというものだ。

 さて、本書は、上記の姉妹書にあたるものだ。ケース中心の問題集的位置付けである。本書には、MBAの経営学とはこんな感じ…というケーススタディ(Q&A)がコンテンツとなっており、とても興味をひくケースが多数展開されている。いずれも本物のケーススタディよりは簡便な形の問題提示となっているが、それでも、うーんと唸りながら頭をひねってみたい設定が多い。わずか142ページでありながら、読み進むのに結構時間がかかるのは、難しいからではなく、面白いから…である。

 やはり楽しくなくっちゃ面白くない。それぞれの問題の後には、MBA的な発想と手法で解説があり、ナゾ解きをするような面白さを味わいながら読めるところが魅力だ。

 アカウンティング、マーケティング、論理的思考、ファイナンス、組織と人事、ゼネラルマネジメントと経営戦略など、テーマごとに数種類の実践問題が合計30のミニケースとして提示される。

 本書には、CDが付録されており、マネジメントゲーム「LAUNCH」とオンラインビジネス講座「MBA DIGEST」のさわりを楽しむことができる。

 まずは、MBAを楽しんでみよう。そこから先の計画はあなた次第…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

企画部、事業戦略部の強い味方

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「戦略なくして勝利なし!、シナリオなくして実現なし!。」

■ <モウ・チョット>

不肖私メも「中期経営計画」とか「年度事業計画」の策定に携わったことがある。しかし、なにか物足りない。部門への計画説明をしていてもどうも熱く沸き立つようなものを感じない。なぜか・・?

その回答がこの本にあった。
「これまでの中期計画の最大の欠点は“戦略レス”であることだ。どう経営資源を再配分するか、何を捨て、何に重点化するのか。フォーカス&ディープでなければこれからの経営はありえない。」
というところに本書のスタートラインが引かれているが、まさにこれが僕の感じていた物足りなさの根源である。

経営には戦略が最も重要であり、その戦略経営に必要なものは
 1)強力なリーダーシップ、
 2)強いマーケティング力、
 3)ドグイヤーに追随あるいは創出できる自己改革力
の3つだという。これらのパワーを強化しながら、戦略レス経営から戦略経営へシフトさせるためのノウハウとドゥハウが開示されている。

「戦略」とは、企業の理念や目標を実現するための明確な特徴づけであり、差別的優位性を持ったコンセプトである。著者のコピーで一言で表現すれば「フォーカス&ディープ」ということだ。そして、「戦略シナリオ」とはその実現のための「仕組み」であり実現方法である。

ツリー状に連なる戦略〜計画〜目標〜目標管理の一連の流れをマネジメントするための智恵を、企業事例や歴史をひもといた非常に分かりやすいプレゼンテーションで展開している。

戦略シナリオ策定の具体的な考え方とやり方を教えてくれるので、企画部とか事業戦略部のような部署の方には心強い味方と言える。

次の計画を作ろうとしている方、まずこれを読んでから・・・。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

エンデとともに「マネー」の正体を探る。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「老化するマネー、減価する自由貨幣、地域通貨・・??
  エンデの遺言は、お金への常識を根源から揺さぶる。」

■ <モウ・チョット>

 ミヒャエル・エンデの【モモ】という作品を読まれた方は多いことだろう。こどもが読んでるのを見て、親もいっしょに読んだ・・なんてご家庭も。
 モモという少女が時間泥棒から時間をとりもどすファンタジー作品の「モモ」には、実はもっと別の意味も込められていた・・・。

 ミヒャエル・エンデはある対談の中でこう語ったという。
 「モモという作品に対して、多くの人に、現代社会でだれもが忙しくて“時間”のもてない存在になったことへの注意喚起・・といったほめかたをしていただくが、いやいや、ちょっと違います、と私はいいたい。私としては、もう少し先のところまで言っているつもりなのです。」

 エンデが「モモ」という作品の中に描きこんだ「もう少し先のところ」とは、いったい何なのか・・・。その答えを求めて旅立つのが本書だ。
 99年にNHK、BS1で放送された番組をもとにしてできた本である。

 根源からお金を問うこと、という副題のとおり、私たちがもっているお金に対する常識をゆさゆさと揺さぶってくれる。
 それは、現代の経済システムに対するエンデの問題提起であり、人間がつくりだしたシステム「マネー」の暴走に歯止めをかけ、望ましい姿を創造するためのヒントでもある。

 エンデの思索に大きな影響を与えた二人の思想家、ルドルフ・シュタイナー、シルビオ・ゲゼルが登場する(二人とも19世紀後半-20世紀前半のドイツ人)。
 彼らは「老化するお金」「時間とともに減価するお金」など、現代の私達がもっているお金の常識からすると「ええぇっ?」というユニークな発想を考えたのだ。

 本来の意味を忘れてお金がお金を生む為に動いている現代、「暴走するお金」に私達の“常識”は麻痺している。それをくつがえす思索の旅は、脳みそをいたく刺激する。

 世界の各地では、ゲゼルやエンデの思想に近い新しいお金の発想にもとづく地域貨幣の仕組みが実際に使われており、それらの実態も紹介されている。

 ミヒャエル・エンデとともに「マネー」の正体を探ってみよう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本地震は妖怪騙された学者たち

2000/12/08 13:00

知っているようで知らない「地震」の正体。それは・・・

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

  「これって、なんだか“サイエンス・エンタテインメント”な本だ。」

■ <モウ・チョット>

 地震の研究は、そのまま地球の研究でもある。地球は、石ころや溶岩などでできたモノとして認識しがちであるが、本当は生きている生物として見たほうがいい。アリや人間や植物は、地球という大きな生物に寄生しているようなものだ。(と僕は思う。)従って、地震の研究は、生き物を対象としているようなものだ。

 だから、本書は「地震を題材にした地球物理学読本」という位置付けというより、もっとなまめかしい感じで書かれている。物理現象としてではなく、地球の生物形態学みたいな感じで、地震研究を紹介するのだ。
そこには妖怪が登場し、人間(地震学者)がだまされたりもする。

 最近地震が各地で頻発しているが、実は、知っているようで知らないのが、「地震」の正体。それは、・・・やはり、妖怪だったのだ。(笑)

 本書に紹介されている地震研究の数々のエピソードは、人間が見えない妖怪と闘っているような趣があり、楽しみながら地球科学に親しめる。

 とても読みやすく、そして、結構専門的な地震の科学の世界を垣間見ることができる。著者の島村氏は、子供向けの地震の本『地震をさぐる』で賞を取っているが、本書を読んでもその理由がわかるような気がする。

 巧みな比喩と、ユニークなエピソードは、科学を楽しみに変換する。
 科学にエンタテインメントの調味料を加味して紹介する3大エンタテナーのお一人にしよう。(参考 1:竹内久美子、2:本川達雄、3:島村英紀)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

わくわくするプロジェクトをやったろうやないかい、という方是非

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「自然には法則がある。だとすれば、マーケティングに法則があって
  なぜおかしいのだろうか!」

■ <引き続き>

 マーケティングとは、市場を創り出し、顧客を増やし、商品を開発していくことであり、経営戦略のもっとも面白いところだ。
 会社というところは、意外にこういう最も面白いところを後回しにしているところが多い。内向き(社内管理思考)、後向き(過去の実績分析は得意)でこの先、どうするのがいいのかという最も重要なところは、“うーん、よくわからん”・・・ちょっと外部に頼んでみるか・・となることが多い。

 本書では、企業がこの先どういう戦略で攻めていったらいいかを考える時、参考にすべきマーケティングの法則22が、さまざまな実例とともに示されている。いずれも、知っている製品やサービスがケーススタディとして登場し、具体的になあるほど!と思えるところがいい。

 例えば・・・
 “一番手の法則”- 先頭を切ること(一番手になること)は、ベターであることに勝る。太平洋を横断した人の名前は、リンドバーグだとすぐ出てくるが、二番目にもっと早く少ない燃料で飛んだヒンクラーの名前はほとんど誰も知らない。(一番手=最初ということは、そういうことだ)

 “カテゴリーの法則”−あるカテゴリーで一番手になれない場合は、一番手になれるカテゴリーを作れ。「この製品は競合製品よりどこが優れているか」ではなく「どこが新しいか」で勝負する。どのカテゴリーで一番かということだ。(富士フィルムは、得意のフィルムにカメラをつけて写ルンですという新しい分野を切り開いた)

 “製品ライン拡張の法則”−ブランドの権威を広げたいという抗しがたい圧力が存在する。これはやってはいけない・・ことだ。コカコーラも同じ跌をふんだ企業だ。

 本書の著者二人は、あの“ポジショニング”というコンセプトを世に広めた人たちだ。(おぉ、そーだったんかいな!)

 本書に出てくる事例は、94年までの企業事例だからちょっと古いが、その視点と洞察はいまも新鮮である。物事をいろんな角度から考察するヒントがたくさん紹介されている。
 当たるも売れるも影にはマーケティング戦略がある。わくわくするプロジェクトをやったろうやないかい・・という方、是非。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本科学者レイチェル・カーソン

2000/08/17 17:46

自分の夢を実現した女性の伝記

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「自然は、沈黙した。薄気味悪い。鳥達はどこへいってしまったのか。」(沈黙の春 より)

■ <引き続き>

 自分の夢を実現した女性の伝記を扱う「こんな生き方がしたい」シリーズの一冊。小学生高学年、中学生以上(の女の子)をターゲットにした本ですが、大人になっちゃった方も、いつでも子供に戻って読めます。

 「沈黙の春」(Silent Spring)1962年で有名な レイチェル・カーソンのおいたち、物書きを目指した幼いころの話、科学者として自立するまでの経緯など彼女が世に出した本を軸にして解説してあります。

 近頃は、私達の住んでるところを表現する時、「世界」という言葉から「地球」という言葉に変ってきているのに気がつきます。人間だけのための「世界」ではなくミジンコから動物、植物、人間、空気、海などあらゆるものが共生して成立っている「この世界」は、やはり「地球」と呼ぶのが似合う。

 地球環境とか、オゾン層破壊、環境汚染・・・・様々な脅威の現況は実は人間つまり私達自身が作り出している、地球に生きる生命として何か視点を変えるべきだ・・など、ようやく、私達は、自分の住む世界を“地球という生命体”として捉えることができるようになってきたのではないでしょうか。

 そんな“さきがけ”的存在がこの人、レイチェル・カーソン。

 その生涯を綴ったこの伝記は、なかなか感動ものです。「沈黙の春」をまだお読みになっていないかた(実は私も)も、既に読んだ方も是非。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本医者が患者をだますとき

2000/08/17 14:58

医療の本質に迫る「医の哲学」

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「アメリカにも松田道雄がいた・・・。」

■ <引き続き>

 「私はもう現代医学を信じない。私がこの本を書いたのは、世の人々に現代医学の呪縛から解き放たれてほしいと思うからである。」と言った著者メンデルソン博士は、日本で言えば、あの「育児の百科」を残した松田道雄にあたる。

 この本は、現代医療が包含する様々な問題を、治療、手術、薬、出産、育児、など様々な場面で鋭く指摘し、医療現場の矛盾や欺瞞の実体を炙りだしている。しかし、本当に意図しているものは、現代医学の危険性の、現象的な部分というよりは「むしろ、きわめて本質的な」部分の洞察(哲学)である。

 そこが、正にこの本の魅力であり、20年もまえにアメリカで出版され、現在も読み続けられている所以でもある。(原書は1979年の発刊!)20年の間に医療技術は格段に“進歩”した、・・・はずだが、本来あるべき医療の姿へ“発展”してきたかと言えば、大いに「?」がつくのではないだろうか。

 貫かれている思想は、「人間愛」「家族愛」、そして「医療からの自立」である。医療と人との関りを、単に医者と患者という視点だけでなく、医学教育や医療システム、家族の絆といったことまで付言しながら展開している。

 医者も人の子である。欲望もあり、組織に流されることもあり、嘘もつき、恐怖心と慢心という心を併せ持った生き物である。その手に、みずからの健康や命までも委ねるとき、私達はどうこころがけるべきか・・・そんなメッセージを後世に伝えている。

 現代医学の先端に位置した著者にして「私はもう現代医学を信じない」と言わしめたものは何か・・・医療の本質に迫る「医の哲学」がここにもある。

 この本は、アメリカの医療実体(といっても20年前だが)を元にしているが底に流れる本質的なものは今もかわらず、そして、日本においても同じであることは容易に想像できる。時代や国を越えた鋭い指摘と洞察は、「医療の本来のあるべき姿」を示唆する至言に富んでいる。

 松田道雄と同じく小児科医であった著者は、既に故人であるが、著作の中で生き続けているようだ。医療や健康に関心のない方も、自分や家族の健康に不安をもつ方も、是非!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本生きていてよかった

2000/08/17 14:52

ささくれだった心に効く本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「ちからを いれて りきまない それがなかなかできない わたし みつを」

■ <引き続き>

 再び、相田みつをの世界にご招待。またまた涙が出てしまった・・不思議な本である。書である。詩である。小さなことを悔やんだり、他人を妬んだり、怒ったり、人が生きていくということは、「持て余す己が心」とのお付き合いだ。そんな人生の杖になるような言葉が、訥々として飾らず、慈愛の中で広がっているのが、相田みつをの世界だ。家族の悩みごとや、板挟み、自己嫌悪・・人生いろいろあるけど、「ああ、そんな考え方も、いいもんだ」と、ほっとさせてくれるそんな「心の鎮静剤」や「心の栄養剤」を発見できるはず。

 1986年から1987年にかけ、経済誌「週刊ダイヤモンド」に“おかげさん”と題されて連載されたものを復刻再編したものだ。独特の書と短いエッセイの形をとっている。当時も今も、悩めるビジネスマンの心にしっとりしみる何かがあるのであろう。

 子育てに悩むお母さん、人材育成に悩むマネージャー、会社再建にかける経営者、進路を迷う学生・・・多くの人に是非。ささくれだった心に効く本。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

人が動きやすくするための秘訣

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「産業での人間関係に関するひとつのささやかな寓話が、優れたマネジメントへの新しいカギとして、いまやべストセラーにリストに急速に上りつつある。」 NYタイムズ

■ <モウ・チョット>

 ワンチョットの一文は、1980年代初頭のアメリカ、ニューヨークタイムズ紙書評欄でのお話。当時、日本の目覚しい発展に「ジャパン」マネジメントを盛んに研究していたアメリカ産業界、企業の経営者たちが見つけた新たなマネジメント本であったようだ。多分、極東の黄色人種では、考え付くまい・・なんて内心思いながら大いに歓迎されたことであろう。

 堅苦しくなく、しかも経営やマネジメントで使えるヒントが読者の琴線に触れやすい形で提示されたのは、そのヒットの秘訣であったに違いない。スペイン語、ポルトガル語、日本語など世界にも広まったようだ。

 それから約20年たった今、ようやくたどりついた私。皆さんにも是非。

 人間行動科学(ブランチャード)や心理学・精神医学(ジョンソン)の洞察から導かれた3つの秘訣は

 1.1分間で目標を設定できること。
 2.1分間で褒め称えること。
 3.1分間で叱ること。

 言われてみれば、・・なあんだ、である。しかし、このシンプルなマネジメントの道理を、実にうまく、意外な奥行きをもたせながら、「大人の現代寓話」に仕立てているところが、この本のポイントだ。

 1分間というのは、ある意味で象徴的な時間でもあるが、実際に1分間で述べられる程度の目標、賞賛の言葉、叱責の内容は、実践的でもあるのだ。1分間という時間の長さも、人をひきつけた重要な要素になっている。つまりそれくらいで、できるんだ・・・というマネジメントの「気楽さ」である。

 組織の中にいる人間が、自分の仕事を自ら計画し、自立的に行動するようにし向けるようなマネジャーの姿を、「ある若者のマネジャー探しの旅」にして展開している。人を動かす、というより人が動きやすくするための秘訣を、この物語は教えている。

 あなたも ワン・ミニッツ・マネジャーを探す旅に出てみては如何?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ユダヤの格言→モサドの掟→ビジネスの要諦

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■ <ワン・チョット>

 「私はモサドの戦闘員だった。コードネームはスクールボーイ。」

■ <引き続き>

 なんとも不思議な本である。なぜか?この本を読み終えると異なる3冊の本を一度に読み終えたような気持ちになるからだ。

 1冊めは、イスラエル秘密諜報組織・モサドの工作員が国際舞台で繰り広げるスパイ活動をリアルに描いたノンフィクション。2冊めは、その戦闘員が表社会で生きていくための経営哲学、経営の教科書。モサドのビジネス道の掟である。本書の目的はここにある。そして3冊目は、ユダヤの聖典の教えである。ユダヤ聖典や、賢人の引用句の中にユダヤ世界の原点を垣間見ることができる。

 モサドの《戦闘員》だった著者は、その体験を活かし現在は経営コンサルタントとしてビジネス社会で活躍している。その活動の要諦は、諜報活動もビジネスでも基本的に変わらない。忍耐、準備、不屈、それだけを覚えておけばよい・・・これは、著者がかつてモサドの伝説的な将軍であるアミト将軍から受けた助言である。本書の構成も、忍耐、準備、不屈の3部構成で展開され、目次を見ると「目的なければ達成なし」「勝つチームの条件」「リーダーは隠れない」などまさにビジネス書そのもの。しかしその目次のサブタイトルは『イエメンでの救出作戦』『殺るべきか見逃すべきか』『ベイルートでのキス(暗殺)』とこちらはスパイものノンフィクションの世界になる。そして各章の初めには『天の下のよろずのことに期あり、よろずの技に時あり。』などといったユダヤ聖典の教えが導入部として載せされている。ユダヤの格言→モサドの掟→ビジネスの要諦。こんな流れの中に“勝負どころを逃さない”洞察と智恵が展開されている。

 『ビジネスが戦争のようなものではなく、戦争そのものになっているビジネスエグゼクティブの方に』読んで欲しいとは著者の言。あなたもぜひ、モサドの世界へ・・・。

 世界の金融、ノーベル賞など科学分野、映画など文化的フィールド、・・あらゆる分野のトップでユダヤの人達が活躍している。本書を読めば世界の要所をユダヤの人たちが押さえている現実とそのワケ(秘密)が理解できる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

197 件中 1 件~ 15 件を表示