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村田 慶二郎さんのレビュー一覧

投稿者:村田 慶二郎

5 件中 1 件~ 5 件を表示

広くビジネスに関わる人を対象に,ゲノム特許を平易に解説

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 日米欧でしのぎを削った?ヒトゲノムの解読結果が公開され,遺伝子数10万個程度と推定されていたが,意外にも3〜4万個で,ショウジョウバエの2倍にすぎなかったとしたニュースは耳新しい。このように21世紀は遺伝子の時代であり,そのビジネスも本格化し,2010年には25兆円にも達すると予測されているが,基礎技術においてわが国は欧米に決定的な差をつけられている。日本人の遺伝子を入手した外国企業によって,日本人向けのゲノム創薬・テーラーメイド治療が行われてしまうかもしれない。
 本書は,遺伝子・ゲノムの分野における研究開発,ビジネスの展開,遺伝子・ゲノム特許の現状,特許係争の状況,遺伝子・ゲノム関連の特許・知的財産権保護の現状と問題点について,この方面の専門家による最新の報告書であり,現状に甘んじている官民の関係者に対して鋭い警鐘を打ち鳴らしている。具体的にして適切な事例を多く紹介している。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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わが国の医療・医薬品業界の現況を,統計,制度,法律などの面から詳しく解説

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 わが国は男女ともに永年にわたって世界一の長寿国を維持しているが,それを支えているのが医療・医薬品である。しかし,わが国の医療・医薬品は実にさまざまな問題をかかえている。長寿化すればするほど国民医療費は増加を続け,いまや年間約30兆円にのぼり,70歳以上の医療費はその1/3強を占めている。このほか,保険外徴収,介護保険,薬害エイズなどの薬品の副作用,患者の取り違えなど医療施設での医療ミス,インフォームド・コンセント,MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌),ヒト遺伝子研究に基づくゲノム創薬など,枚挙にいとまがない。
 この魑魅魍魎(ちみもうりょう)たる医療・医薬品業界の現況を理解する方法として,医薬品からの,あるいは医療からのアプローチなど考えられるが,本書は医療・医薬品に関係の深い法律・制度面を真っ向からとりあげており,2001年春,製薬企業に就職しMR(医療情報担当者)を目指して目下研修中の新入社員には最適の書である。また,医療・医薬品業界の関係者にとっても,当然知っておかねばならない知識を供給しているが,表題の「一般知識」の枠ははるかに越えていて,関係者でないそれこそ一般の読者には目を通すのが精一杯ではないか。
 概論では,医薬品の定義と統計を用いて,医薬品の研究・生産・流通,医薬分業を解説している。次章では倫理をとりあげ,薬における法と倫理,医の倫理,製薬企業の倫理などを,執筆者も明記して踏み込み,3章では通常では目に触れない薬事法,医師法,健康保険法,PL法などの医薬関連法規をとりあげ資料編ではその条文も載せている。さらに,医療関連制度,医薬品の安全対策と適正使用,そして終章では添付文書の基礎知識にまで言及している。
 このように手堅い書ではあるが,各章の始めにはガイドを示し,要点はNotesにまとめるとともに,印刷も要所に緑の濃淡を用いるなど随所に工夫がみられる。2002版では,IT時代を反映して,より多くの関連事象のインターネット上のアドレスを載せてほしい。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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新薬の芽から一貫して研究開発に携わり,国際開発,製品育成研究の体験者が綴る“創薬ハンター”の物語

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 家業の薬局を継ぐだけの気持ちで薬学部に席を置き,薬に対してさほどの情熱を持ち合わせていたわけではなかった著者が,企業の研究者として狭心症治療薬ニコランジル(商品名シグマート)の研究開発にその初期段階から参画し,国際開発,製品育成研究とその成長過程に深く関与した経験から,これからの新薬開発に挑戦しようとする若い研究者に“創薬”への理解を深めることを目的に著わした本であり,一研究者のサクセス・ストリーとしても読むことができる。若い研究者だけでなく薬に関係する人たちにもお薦めの本である。
 著者が属した中外製薬は,大衆薬路線から企業の生き残りを循環器疾患治療剤の分野にかけ,1975年から狭心症治療剤として君臨しているニトログリセリンの欠点を補い経口投与可能な新薬の開発を開始した。そして,75番目に合成された単純な構造のニコランジルはその後も継続された合成を通して最適な開発候補品として臨床開発に移行した。これは,非常に幸運ではあったが,同時に著者が内外の留学で習得した動物実験の手法からスクリーニングをin vivo(生体内で行う)を主体として行ったことにもよる。当時の社内の研究環境は必ずしも恵まれたものではなかった。古典的とも言えるin vivoスクリーニングに対しての批判もあったが,“創薬ハンター”としての本領を発揮して,日本のみならず海外での開発に成功したのである。
  そして,20年後の今日でもニコランジルは硝酸薬としての作用以外に,カリウムチャンネル開口作用に加えて一酸化窒素(NO)への関連から新たな注目がなされている。著者はこのニコランジルの社業への貢献をなぜか語らないが,発売後15年を経過した現在も200億円近い売り上げを示し,依然として中外製薬の主力製品である。終章は著者のいわば後姿が語られているが,このあたりにその回答が隠されている気がする。
 参考文献,用語解説もあり適切。図面の解説などの色刷りがあればさらによかった。  
(C) ブッククレビュー社 2000

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ヒトにおける薬物代謝を中心に,基礎から臨床に至る広範な薬物の代謝を最新の成果も加えて解説

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 本書は1995年に出版された「薬物代謝学」の第2版である。第1版はそれまでの成書とは異なり,医薬品の薬効・毒性の発現をin vivo(生体内の反応)における薬物代謝やヒトにおける薬物代謝の観点から論じて,薬学部学生の教科書として採用されただけでなく,製薬会社の研究者,薬剤師,看護婦,医者など多方面の関係者に大きな影響を与えた。第1版から5年が経過し,この間における薬物代謝を巡る研究の進歩はめざましいものがり,その成果をおりこむため,マイナーな手直しの後,全面的な改定を行い2000年末刊行されたものである。
 全面的といっても重要な知識はそのままに,95年刊の第1版に薬物代謝酵素の誘導機構,ヒトにおける薬物代謝の予測系などの項目を加え内容を拡充,新たな章を設けて10章を14章にふやしている。その概要を目次で示すと,薬物代謝概論/薬物代謝に関与する酵素とその反応機構/薬物代謝の反応様式と薬効・毒性の変化/薬物の化学構造と薬物代謝/生体内における薬物代謝/トランスポーターと吸収・分布・排泄/薬物相互作用/病態や栄養による薬物代謝の変動/薬物代謝の遺伝的多型/薬物代謝の年齢差・性差・人種差および種差/薬物代謝と毒生学/発がんと制がんにおける薬物代謝の意義/薬物代謝と薬物体内動態/医薬品開発における薬物代謝研究の役割。 
 章ごとにそれぞれの分野の専門家によって書かれているが,当面必要な薬物代謝学の知識を網羅しており,薬学関係者でなくとも章の始めの部分を読むだけでも相応の知識を得ることができる。もちろん,化学構造式・反応式や模式図も随所に使われ,多色刷り?でもあり教科書・入門書としてもより理解しやすい構成になっている。ただ,参考文献が著者名順ではなく章ごとにあった方が親切と思えるが。
  最終章では,21世紀の薬としての必要な資格を「多くのヒトにとって有効でかつ副作用のできるだけ少ない薬,すなわち薬効や毒性発現の個人差の少ない薬」であると述べているのが非常に印象的であった。                                                 
(C) ブッククレビュー社 2000

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複雑にして多岐にわたる医薬品とそれを取り巻く業界模様をコンパクトに解説

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 ある日の新聞を開くと第1面の医学部教授の兼業隠しによる所得の申告漏れから,社会面の病院での抗がん剤の誤投与,糖尿病治療の画期的な新薬の副作用発生の記事まで,医薬品とそれを取り巻く業界にかかわるニュースがざっと8件ほど見られた。この日が特別に医薬関連のニュースが多かったのではなく常態での話である。
 本書はこれらのそのまま読み飛ばしても済んでしまう記事の中身を理解できるように,一歩踏み込んでコンパクトに解説したもの。すなわち,医薬品業界のしくみと勢力地図,新薬開発競争,医薬品にかかわる法律や規制,医療保険や最新の薬の情報(たとえば,バイアグラやミノキシジル)などを見開きごとに約100項目にまとめており,業界関係者のみならず一般読者も一読することで一応の理解が得られるように解説した本としてお薦めできる。ただ,この業界の複雑さをますます感じたのは評者だけだろうか? 英文の略語に対する扱いに差が見られるのは著者の意図的なものなのか。
(C) ブッククレビュー社 2000

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