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  3. 近藤 由美さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年8月)

近藤 由美さんのレビュー一覧

投稿者:近藤 由美

13 件中 1 件~ 13 件を表示

テンプルトンファンドで大成功を収めた「エマージングの旗手」が明かす投資の鉄則

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 ここ2〜3年のエマージング市場(新興市場)には目を見張るものがある。なかでもトルコへの投資は活況を呈し,機関投資家たちを沸かせた。日本においても,運用会社の1つである野村アセットマネジメントが運用する「オーロラ・トルコファンド」は1年間で80〜90%ものパフォーマンスをあげた。
 名投資家にいわれる人たちに,ピーター・リンチ,ウォーレン・バフェット,ギャン,ベンジャミン・グレアムなどの名前があげられるが,本書を読むと,著者のマーク・モビアス本人も後世,その名をとどろかせるのではないかという気さえする。   
 マーク・モビアスはファンド・マネジャーとして活躍後,米国のテンプルトン・グループに移り,「エマージング・ファンドの旗手」と呼ばれるほどの実績を残した人物だ。その手法はモビアス本人が84のルールに提示しているように,世界の新興地域だけを投資対象にしたやり方にある。
 将来にわたって急速な経済発展が見込める地域,経済効果が期待できる国を,エマージング市場と呼んでいるが,本書はそうした国々の経済をつぶさに観察する上で,非常に興味深く読めるルポルタージュになっている。
 モビアスの「世界で最も急速に成長している経済に投資したいなら,思い切って飛び込むことだ」というテーマにひきつけられてしまう理由には,モビアス本人の強烈な個性がある。
 自らを「地球自由人」と名乗り,1年のうち少なくとも250日は路上か空中で過ごす。そして,いまだ独身。その常軌を逸したライフスタイルは数え切れないほどの,多様性・刺激・創造性を提供してくれるのだという。さらに,モビアスは東欧アジア,ラテンアメリカ,アフリカの国々を訪れ,現場での綿密な偵察を決行するのだ。その分析方法と独自のセンスは非常な臨場感をもって迫る。 
 読者はおそらく,異色の投資家の手の内を垣間見る楽しさと,新興地域と呼ばれる国々の政治経済を読み解く楽しさの両方を味わうに違いない。「最大の防御は分散投資である」という一貫したルールに読者は意外な感じを受けるかもしれないが,エマージング市場で勝つためには,やはりそれが鉄則なのかもしれない……。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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eコマースにおける“電子マネー”の概要をわかりやすく解説。その技術や課題,未来への動向までを徹底整理

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 キャッシュレス時代の到来!とメディアで報道されるようになって以来,パソコンの急激な普及と相まって,オンライン株取引やショッピングがあたり前になりつつある今日。
 “eコマース”の現状はどんなふうになっているのか,将来“電子マネー”はどんなふうに使われるのか,クレジットカードとはどう違うのか,などを図表も豊富に,わかりやすく解説したのが本書だ。実際問題,“電子マネー”は市場に流通するのか,「ICカード」などの電子マネーはどうやって使うのか,電子マネーのメリット・デメリットは?などの素朴な疑問をパート1〜6に分けて徹底整理する。
 そもそも電子マネーとは,「紙幣や硬貨などの通貨的手段ではなく,電子的に取引される決済方式」のこと。一言でいえば,クレジットカードは「借金」で,電子マネーは「所持金」。財布がわりに使える利便性が高いものではあるが,技術的な面や普及のメド,税法上などの部分で,問題や課題が残っているのも事実。だが,その実現はもうすぐであると著者は語る。「電子マネー」を知る上で,本書は十分な入門書になると思う。
(C) ブッククレビュー社 2000

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オンラインで始める投資信託の指南書。インターネットの画面で購入〜解約〜確認まで順を追って説明する

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 「日経ネットトレーディング」や「ダイヤモンド・ZAi」などの雑誌で,パソコン関連や株式投資に関する記事を寄稿している著者。主に株式相場の変動を表す“チャート”の見方や読み方を,わかりやすく紹介している。いわゆる,“テクニカル分析”を得意とし,初心者に向けて“使える情報”を発信しているフリーライターだ。
 文章もとりわけ平易でていねいな解説を心がけている。投資信託といえば,その数と種類の豊富さに戸惑う人も多いと思うが,本書は,インターネットを使ったオンラインでの取引と売買の仕方,ファンドの選び方と運用のノウハウまでを網羅した“投信の指南書”である。
 他にある投資信託の入門書と異なる点は,あくまでも“オンラインではじめる”ということだ。ファンドを扱っている証券会社のホームページから入り,口座開設〜購入〜解約〜注文の確認や取り消しまで,実際の画面を通して順を追って説明する。インターネットで投資信託を購入しようという人は,実際の画面入力の行程を確認できるから,パソコンの脇に置いて眺められるのもうれしい。付録には投信の用語集やWebサイトも掲載されているので,より多くの投信情報を集めたい人には大いに参考になるだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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収集家なら,かならず持っていたい貨幣カタログ。和銅開陳から2千円まで,お金というお金が勢ぞろい

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 マニアにとっては,こたえられない本に違いない。
 収集家は,本書をかかさずチェックしながら,どんなコインを集めようか?とか,こんな紙幣があったのか!とか,探していたのはこれだ!などと,ページをめくる度につぶやいてしまうかもしれない。奈良時代の和同開珎から始って,最近の500円硬貨〜2000円札まで,お金というお金のオンパード。特にきらびやかなのは,江戸時代に大量に作られた古金銀類たち。中でも,徳川家康が貨幣統一のもとにつくった「大正,慶長の大判・小判」は見事。これらは,家臣への恩賞用,朝廷・公家などへの贈答用に作られた特別の金貨で,なかなか入手が困難という。
 当時,徳川幕府の繁栄とともにたくさんの貨幣が鋳造され,その技術は明治時代にまで受け継がれたという。著者は,日本貨幣商協同組合。日本で唯一の法律に基づいて認可された貨幣商の団体だ。巻末には,全国の登録加盟店が掲載されており,随時,鑑定や通信売買,買い受けもしてくれる。国内外問わず,古銭が好きな人にはうってつけ,必ず持っていたい一冊である。
(C) ブッククレビュー社 2000

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投資商品にかかる個人所得課税の仕組みと、税務の方法を総括したテキストブック

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 金融商品を購入する際,一番気になるものと言えば,株や投資信託,外貨預金などの場合,その運用益(売却益)にかかる手数料と税金だろう。この2点をきちんとクリアしておかないと,いくら利率やパフォーマンスがよい商品とうたわれていても,それを差し引いて考えないと,後で泣きを見ることになる。そうしたことは,各金融商品を選ぶ時の最低限の要素であるし,消費者は肝に銘じておく必要がある。たとえば,手数料などは,各証券会社や銀行などの取扱い金融機関によって微妙に異なるため,消費者がある程度選択することができる。最近のネット販売も,そうした手数料の安さを売り物にしている。
 が,一方の税金に関してはどうか。現行の法制度,今の金融システムに裏付けされた税法により,利益が出る度に我々はしっかりと税金を払わされているわけだ。さらにビッグ・バン以降,多くの複雑な投資商品の誕生によって,税金の種類とその仕組みは,玄人にとってもさらにわかりにくいものになってしまっている。
 そんな中で,投資家やプライベートバンカーのために書かれたという本書は,税金の仕組みや計算方式,各金融商品を個別に取り上げながら,図表も豊富に,その税務方法を体系的に理解することのできる内容となっている。どちらかと言えば,専門書に近いかもしれない。判型もしかり。しかし,学習参考書のような体裁は,金融商品にかかる税金を,きちんと勉強しようという読者にとっては,非常に有益な本でもある。それは,あくまでも,本書が個人所得課税の考え方に立ち,投資家の保護や商品開発を目指す人たちに向けて書かれているからであり,日本でもやっと根付き始めた分散投資(ポートフォリオ)の手法を強く意識しているからである。
 そうなれば,複雑化した税務のやり方は,一般の投資家にとっても,必要不可欠の知識となってくる。本書の構成は預金商品課税,債券証券課税,投資信託課税,不動産関連商品課税,国際分散課税と為替差損金課税などの分野別にまとめられている。具体的な事例をもとに,条文と照らし合わせながら解説されているので,テキストブックとして活用するのが最もふさわしいように思う。
(C) ブッククレビュー社 2000

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生保業界を取り巻く激烈な競争の中で,ザ・セイホが生き残るための条件,勝者への切り札を摸索する

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 金融再編という大きなうねりは,その分布図を時事刻々と塗り替え,吸収・統合・合併を繰り返すことによって,巨大化した組織にその姿を変貌させている。それは各金融機関の生き残りを賭けた一世一代の大転換期でもある。最近では,生保会社である「千代田」「協栄」生命が破綻。一般国民に大きなショックを与えた。生保業界は早速,損保会社との提携や関連グループとの統合に乗り出した。バブル期,「ザ・セイホ」と世界にうたわれ,その繁栄の頂点を極めた日本の生保会社。当時20社,現在12社。そのセイホが,今,存亡の危機を賭け,大いなる変遷をたどろうとしている。
 本書は,前述した生保会社を取り巻く環境と,勝者の条件,勝ち組と負け組の分岐点,生き残るための切り札は何かを総合的に分析し,克明にディスクローズした本である。
 著者は長い間,生保会社に勤務し,現在はコンサルタント業に従事しているが,これまでに明らかにされていなかった生保会社の資産運用や資金調達,保険料のシステムや顧客サービス,商品開発や情報戦略までをリアルに開示。これまで,一般の消費者には知らされてこなかった生保会社の経営の実態を軽妙に描いている。それは,数多くの現場を踏んできた実務経験者でないとわからないシークレットの部分である。
 著者は,示唆に富んだ内容で,これまでの保険業界のあり方に警鐘を鳴らす。マスコミで報道されている“予定利率”の引き下げや“ソルベンシー・マージン比率”(保険金支払い比率)といった用語解説や格付けの意味,相次ぐ生保破綻の受け皿として,なぜ外資系企業が台頭してきているのかなど,その背景を詳細に分析する。
 最近の動きとしては,損保との提携による総合保険会社への移行,銀行や証券会社での販売,今春予定されている,第三分野と呼ばれる疾病・傷害・介護に特化した保険の販売戦略など,生保会社の全貌を把握し,業界全体を見透す上で,非常に有益な情報が盛り込まれている。本書は,保険業界をよく知るためのタイムリーな良書と言えるのではないだろうか。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本IT革命の金融戦略

2000/12/26 15:21

ソフトバンクなどの新興企業に見る「企業価値創造」の金融戦略の方法を分析し,考察する

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 1999年に日本に上陸した「IT革命」。バブル崩壊後,企業で継続して行われてきたリストラも功を奏し,日本の景気も回復し始めた頃。そうした土壌に急速に台頭してきたのがIT企業である。その代表格と言えるのが,ソフトバンクや光通信。これらの新興企業は投資家の夢を大きく膨らませ,株価を高騰させ,それらを効果的に活用することによりIT革命の勝利者になろうとしている。
 本書は,IT企業が採用する,競争優位を達成するための金融戦略を,米国の例を挙げ,歴史的な位置付けとともに考察した本である。
 今日の金融システムの基本構造を押さえつつ,ソフトバンクのようなベンチャー企業だけでなく,ソニー,日立製作所,東芝のような高度成長期に繁栄した伝統的な大企業においても同様の金融戦略に乗り出していることから,その背景と分析を試みている。また,世界の金融戦略やそのパターンにも論及し,歴史的見地から,今の日本のIT革命の意義を眺めることができるのも,興味深いだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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金融行政の崩壊

2000/12/20 21:15

戦後〜現在に至るまでの金融行政の歴史を総括したルポルタージュ。当時の歴代大蔵省銀行局長の施策から検証

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 戦後の金融行政は当時,誰によってどのように行われたのか。護送船団方式と呼ばれる日本独自のやり方は,いつ頃,何のために,どんな目的で採用されたのか……。
 本書は,一人のジャーナリストが見た“一つの金融行政史”とも言うべきルポルタージュである。バブル経済の崩壊にともなう,拓銀や山一證券,最近の千代田生命などの金融機関の破綻は,経営者の責任が問われるのはもちろんだが,これまで,当局(大蔵省)が金融機関を厳格な管理下に置いてきたという功罪を抜きにしては語ることはできない。
 そこで,著者は,1961年の大月高局長〜98年の山口公生局長まで11人の銀行局長の具体的な施策案をていねいに調べあげ,当時,どのような政策を掲げ,どのように対処し,また,どんな成果を上げてきたのかを,データを基に浮き彫りにする。そして,今の金融破綻の元凶について探ってゆく。戦後〜最近までの日本の金融行政の歴史を,著者独自の視点で軽妙に展開させる様は,非常に読みごたえのある内容に仕上がっている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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第一線のアナリストたちが金利の変動や市場の読み方,債券市場と呼ばれる金融市場のメカニズムの全貌を解説

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 80年代の国債大量発行以降,急速に拡大してきた債券市場。90年代に入ってからはバブルとさらなる国債の増発で,質的にも大きく変遷してきた。債券市場は,主に国債によって構成されるが,国債自体が国の借金であることから,その動向は政治や社会的な要因によって強い影響を受ける。
 本書は,債券市場の現場で働くストラテジストやアナリストたちによって書かれた本である。債券市場と呼ばれる金融市場の構造全体を総括的にながめることのできる内容になっている。国債は一般的には比較的安全な金融商品の一つとの認知がなされているが,それを裏付ける“金利”はどのような要因で動くのか,日銀の金融政策の見方とはどんなものか,債券市場を巡る資金フローとは何か,イールドカーブと呼ばれる曲線理論についても言及している。専門用語も多くプロ向けという感じは否めないが,債券市場を知る上では格好のテキストといえるだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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安心な老後を送るための完全リスク回避の資産運用論。5つのガイドラインをチェックし資産形成の失敗を防ぐ

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 金融ビッグバン以降,ちまたではさまざまな金融商品が出回るようになった。手数料自由化による株のオンライン取引はもちろん,高金利をうたう外貨預金,次々と設定される無数投資信託,そして新手の金融商品…。
 これらの金融商品は本当に信頼できるものだろうか。さらに,ゼロ金利政策と年金改正法による年金受給年齢の引き上げは,老後の資金をどうやって確保するか,蓄えた資産をどうやって増やすかという疑問に拍車をかけることになった。そして,その疑問に答えるかのように,書店ではマネー運用に関する本が目白押しである。
 本書では,一般的に取り上げられるそうした金融商品のしくみとその危うさについて述べ,資産運用の根本的な考え方を見直すために書かれた本である。著者はキッパリ言う。“安全確実な商品というものはない”と,そして私たちが売りつけられているものは,“ほとんどがハイリスク・ローリターンである”と。著者は,一般の人たちに関心の高い株・投資信託・銀行預金,最近の確定拠出型年金(401k)までを取り上げ,日本の金融システムの機能不全をベースにそのデメリットを展開する。もちろんメリットもあることはあるが,著者によれば,一般の人たちにとっては,大切な「虎の子」を泣く泣く失うデメリットのほうが大きいと説く。さらに,マスコミで報道される国民の金融資産1300兆円の虚実,有料老人ホームのずさんな経営,ペイオフ解禁の延期,銀行の不良債権問題までデータを挙げながら,著者なりの鋭い指摘を試みている。
 本書は“安心できる老後を送る”が基調にある。そのための老後の資産形成,一般の人たちが資産運用するならということで,5つのガイドラインが最後に掲げられている。内容はというと極めて保守的だが,昔から言われるように“うますぎる話には注意せよ”という常識的な判断力にすべては集約されるのではないかという思いさえする。そうともなれば,我々は,金融業界とちまたのマネーブームに躍らされてはいけないことを改めて肝に命ずる必要がある。
(C) ブッククレビュー社 2000

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初心者のための投資信託ガイドブック。投信のしくみや購入の仕方までを懇切ていねいに解説。Q&Aも用意

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 「投資信託」と言えば,最近必ずといっていいほどしばしばメディアに登場する著者。投資信託のしくみやその買い方をエステやダイエット,ブティックでの洋服選びにたとえるなど,やさしい説明で講演会でもひっぱりだこ。
 OL向けに投資信託の魅力を語らせたら右に出るものがいないと言われるほど女性からの支持も高い。そんな著者が“投資信託のすばらしさとリスクを取る楽しさ”について記したのが本書であるという。
 本書の構成は,思想,対談,実践の3部に分かれる。1章では投資信託のメリット,投資信託との付き合い方とリスクの取り方が述べられ,第2章では最近の金融界を沸かすカリスマたちとの対談。マネックス証券の松本大社長やゴールドマン・サックス投信の名ファンドマネジャーの藤野秀人氏らが登場する。3章は実践編。賢いファンドの選び方や買い方,Q&Aとそのアフターケア,巻末には投資信託を購入する際の10カ条の紹介がされている。
 本書はガイドブックという性質上,あまり難しい言葉やわかりにくい表現はされていない。ファンド(投資信託)の数は,現在1000本以上にものぼると言われ,そのタイプと分類の仕方,投資対象,投資エリアや運用の方法など,初心者にとってはわからないことばかり。そこを,本書は比較的に平易な言葉で,ファンドの大まかな分類を試みているため,きちんと順を追って読んでいけば,読者はたいていのことは理解できるように工夫されている。
 特に3章のQ&Aでは,投資信託を購入する際の気になる手数料や税金,基準価格や騰落率といった用語の解説,信託期間やファンドマネジャーについてなど,初心者の疑問にていねいにきちんと答えてくれている。
 実際に投資信託をこれから買ってみようという人にはうってつけの良書かもしれない。ただし,一見魅力的に見える投資信託も,あくまでも“自己責任”の上に成り立っていることをお忘れなく……。
(C) ブッククレビュー社 2000

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国債の多量発行や財政赤字,過剰なモノ余り,インフレ懸念からの経済破綻予測。それらの回避案を提示する

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 2000年夏に行われたゼロ金利解除に続き,またもやの国債の発行,最近では,日経平均株価が1万5000円を割るなど,日本経済は相も変わらず混沌とした暗闇を低空飛行中である。
 このまま状態が進めば,財政赤字とともに,国の借金は増え続け,確実にインフレへの道をたどることになるであろう。そうした日本経済の危機をどうしたら回避することができるのか,中京大学経済学部教授で東海総合研究所理事長である著者が,今後の日本経済が破綻することのシミュレーションとその施策案を提示する。
 極端なモノ余りから,今度は逆に引き起こされるであろうモノ不足,是正されない財政赤字と膨らむばかりの国の借金,そして悪性インフレの発生,さらに治安の悪化と社会保障制度の破綻。こうした事態に対して,著者は借金返済の急務,徹底した財政支出の節約,経済の根本をなすモノ作りへの再認識など,ある時期に大改革を断行すべきであると説く。
 こうした予測が現実となる前に,我々は今すぐ危機感をもって取り組む必要があるのだ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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現代金融市場におけるフィナンシャル・エンジニアリング(金融工学)を一般ビジネスマンに向けて解説

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 ディーリング・ルームの中では,日々どのようなことが行われているのだろうか。金融ビックバン以降,今のネットバブルと相まって,さまざまな金融商品がちまたに溢れかえっている。そんな中で,特に国際金融市場において取引きされることの多い,各種金融派生商品を具体的に紹介し,そのベースとなる金融技術,「金融工学」と呼ばれる先端分野を,ビジネスマンに向けてわかりやすく解説している。
 世界経済を揺るがす,ヘッジ・ファンドや無数の投資信託,先物取引やオプション,スワップ取引などの各種デリバティブズの基礎知識を図表を交えながら平易に説いている。
 著者は,元東京銀行を経て,現在は外資系証券会社の取締役東京支店長。20年近いディーリング・ルームでの経験を軸に,日本ではまだ新しい金融工学という学問を苦悶しながら自ら紐解こうとする。それは,歴史的な背景や数式,理論にまで及び,金融工学の全体像が初心者にも把握できるよう工夫されている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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