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  3. 若林 一平さんのレビュー一覧

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先月(2017年3月)

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    3月のライオン(1)

    3月のライオン(1)

    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

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    はらぺこあおむし 改訂

    はらぺこあおむし 改訂

    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

若林 一平さんのレビュー一覧

投稿者:若林 一平

4 件中 1 件~ 4 件を表示

米国の先進事例に学びながらインターネットで変わる教育の姿を概観,これまでの教育の見直しを求める

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 インターネットを活用した遠隔教育であるネットラーニングの進展によって,学校が企業がそして教師自身が変わろうとしている。本書は,大学や企業に見るネットラーニングの現状を紹介しながら,その歴史的背景,教育や社会への今後の影響についても論じた実用的な啓蒙書である。
 全体の構成は,ネットラーニングの概要,使い方,展開,部品,実施の前提,課題,技術,そして事例,と続く8章からなっている。教材づくりの問題から,授業運営の実際なども含め教育現場に即しており,具体的である。各章で,学校,企業,団体,さらに教材の名前も数多く紹介されているので,ネットラーニングを進めようとしている人々にとっては大変ありがたい。また,本書の中で教育の専門家でなくても関心を持たざるをえない問題についての指摘も多い。
 ネットラーニングに関しては,何と言っても米国での勢いがすごい。1998年時点で,ネットラーニングを提供する4年制大学の比率は62%だったいう。社会の高学歴化,平準化はさらに進むのであろうか。問題は,しかしそれほど甘いものでもないらしい。米国の調査によると,ネットラーニングの授業料は概して高額で,受講者も高所得者が多いとの結果が出ている。そうなるとネットラーニングはデジタル・デバイドの促進剤になるかもしれない。
 教育への影響はどうか。授業内容が次々とデジタル化されデータベース化されていくことで,これまで密室の中に閉じこめられていた情報が検索可能な情報として蓄積される。データベースの構築,活用をめぐって教育の産業化の進展も予測できる。
 では,教師はどうなるのか。ネットラーニングの教師は,知識の提供者ではなくて,議論の促進者,良き仲介者でなければならないという。ここで評者は,はたと目が覚めそして安心もした。これこそ普通の教室で本当の教師に要求される資質なのだから。ネットラーニングは,これまでの教育の見直しを求めている。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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プログラミング言語の変遷を,社会・文化・政治などの時代背景,人間的なドラマの進行の中で紹介する労作

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 大きな銀行同士のシステム統合のための作業で,プログラマーの不足問題が急浮上してきたと報じられている。なぜなら,古くからある膨大なソフトウエア資産の多くは,今ではあまり人気のないコボル(COBOL)というプログラミング言語によって書かれているからである。熟年プログラマーにも出番がまわってきたわけである。
 コンピューターを動かしているソフトウエアを作るためのプログラミング言語はさまざまな時代背景の中で生まれてきた。最近話題になっているコボルは最も初期に生まれたプログラミング言語の実例である。19世紀の始めの,「コンピューターの父」と呼ばれるバベッジの解析機関の「夢」の時代から,21世紀のインターネット環境でのプログラミングまで,本書は,プログラミング言語の変遷を,社会・文化・政治などの時代背景ばかりでなく,生々しく繰り広げられる人間的なドラマも交えて紹介するユニークな「技術史」である。
 ハードウエアが男性主導であるのに対して,ソフトウエアは女性主導と言えるかもしれないという著者の仮説がおもしろい。その例証として,人類最初のプログラマーと言われるバイロンの娘・エイダ,そして「コボルの母」とよばれるホッパー女史をあげている。
 著者が,コンピューターの進歩を牽引している力としてビジネス(実務)感覚をあげているところは説得的である。「コボルの母」のホッパー女史はプログラマーとしてばかりでなく,セールス・ウーマンとしても極めて優秀であったという。
 知的刺激に満ちた寄り道があちこちに用意されているのも本書の大きな特徴である。たとえば,人工知能の父,チューリングの人物紹介に関連して映画『ブレードランナー』の「感情移入テスト」の話題,また1990年代のビジュアル・プログラミングのところでは哲学入門書『ソフィーの世界』が登場する。軽いノリのストーリー展開の中で,もっと深い問題について考えさせられる一書である。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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ネットでの起業をめざす人,ネットワークのコンサルタントビジネスを始めたい人にも役立つ実践的な手引き

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 自前で進めるか専門事業者に委託するかは別にしても,自社の情報資源をインターネットに接続するところからネットビジネスは始まる。本書は,自社の資源を管理しているLANと外部のインターネットとの接続に関する技術上の問題を多面的に取りあげている。
 全体は8章からなり,TCP/IP,インターネットサービスプロバイダー(ISP)の選択,WAN,セキュリティ,設計,テスト,インプリメント,接続の管理,などのテーマを順に説明している。これに用語集を含むAからFまでの6部構成の付録,索引がついている。
 本書は,予算管理を含めた総合的なネットワーク管理あるいは技術担当役員で経営判断にたずさわる人たちにも役立つ総合的な手引きである。専門技術者の場合は,本書でインターネットとの接続の全体像を把握した上で,個別の専門書に進むという手順になる。
 本書の特徴を示す例として,たとえば第2章のISPの選択では,料金表の入手や契約条件の確認,交渉のやり方にも言及している。他の章でも費用の問題を含めたチェックリストの活用により,ネットワークに関する判断業務の参考になるよう配慮されている。技術解説においても,問題の整理にリスト形式が多く用いられており,忙しい実務家に親切である。
 付録Cの「インターネットの仕組み」では,残念ながら日本ではまだ認知度が低いインターネットソサエティ(ISOC)など,インターネットの舵取りをしている非営利団体の役割と活動についてわかりやすく説明してくれているのがうれしい。また,読者は付録Eの「役に立つWebサイト」を活用しながら,インターネットの生きた動きを追うこともできる。
 この手引きを活用する際には,国内事業者のサービスと料金の資料を手に入れる必要がある。その際は本書にある北米のデータは遠い世界の出来事と考えた方がよい。なぜなら,両者の比較をまじめに考えすぎると体に悪いかもしれないからである。
(C) ブッククレビュー社 2000

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消費者をとりまく生活環境,特に情報環境の変化の中での新しいマーケティングの枠組みの再構築の試み

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 これまでのマーケティングが,本格的なネット時代を迎えて根本的な見直しを迫られている。新しいビジネスモデルが毎日のように登場し,短期間にめざましい結果を出しているものも少なくない。一方,古いビジネス・システムの疲弊による「不祥事」も跡を絶たない。この時代に勝者として生き残るためには,新しいマーケティングによる武装を要求されている。
 本書の著者は,長年のマーケティング実務経験を持つ研究者として,まずこれまでのマーケティングの目標や手法を概観し,今後に継承すべき資産を確認している。その上で,現にネット上に展開している事例を収集し解釈しながら,ネット時代に対応できるマーケティングを体系化することをめざしている。
 最初に注目しているのは製品戦略である。マーケティングにおける製品戦略は,大量・均質市場を前提とした方式が限界に達し,市場の不確実性に対応できる顧客別あるいは顧客参加型の商品開発と生産体制の開発,環境維持・省資源・リサイクル・省エネルギー志向の商品開発,バリューチェーン発想の商品構成などへの転換が求められているのである。これまでの顧客満足を超えた「社会的マーケティング」の発想が,企業の社会的責任の重視とともに,これからは大きく評価されるべきだ,と著者は随所で言う。情報の共有化,消費者参加が進む中で,「社会的マーケティング」の重要性の指摘はタイムリーで貴重なものである。
 価格戦略において重要なのは,ネットにおける購買代行業やオークションに見られる価格形成への消費者参加の仕組みの出現である。これは従来のメーカー主導の価格形成機構を変化させる契機となり得るものである。また,生産財の分野でも,自動車メーカーによるオークションによる部品調達が始まっている。これは国際的な価格競争力の回復を目指した産業構造の再編成にもつながっている。
 ネット時代への対応としてマーケットの透明性の確保が大きな課題となってくる。米国のアロワンス制と比較して,日本のリベート制の不透明性の高さを指摘している。改革促進に向けた著者の警告と受けとめたい。
 流通チャネル戦略においては,インターネット上に成立しつつある新しい流通業者の動向から,流通経路の短縮化,メーカーと流通業者間にあった市場に関する情報ギャップの格差平準化の傾向に注目している。これまでの同質性を前提にしたチャネル・メンバーによる規模の経済性を原則とした流通チャネル組織に対して,これからは範囲および連結の経済性志向のネットワーク型流通チャネル・システムを志向するという仮説を提示している。
 新しい時代への対応は万能薬をいきなり期待するというわけにはいかないだろう。未知の世界と闘った先輩たちに学びながら,一つひとつ実績を積み上げていく以外に道はない。経営者,現場のビジネスマンをはじめとして,これからのマーケティングの構築を志す人々に本書を薦めるゆえんである。
(C) ブックレビュー社 2000

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