サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. まちよさんのレビュー一覧

まちよさんのレビュー一覧

投稿者:まちよ

紙の本ソラマメばあさんをおいかけろ

2000/12/26 13:06

タンタのお皿から逃げ出したソラマメがおばあさんになって逃げ出した!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お母さん,お姉ちゃんとデパートに出かけたタンタは,みどりいろのふしぎなおばあさんに出会います。よーく見るとそれは,タンタの観察用のソラマメそっくり!タンタはお姉ちゃんと後を追いますが,見たこともない町に入りこんでしまいます。そこは,みんな,野菜,野菜,野菜だらけ。二人はジャガイモと赤カブにへんそうして,ソラマメばあさんをつれもどそうとします。ゴボウの駅員,白カブのおまわりさんなどに追いかけられながら,やっとソラマメばあさんをつかまえてみたら,おばあさんはとてもやさしい野菜で,そしてとてもしあわせそうにやさい町にくらしていたので,二人はそのまま…。

『へんてこもり』シリーズなど,へんてこでおかしい世界を描いたら天下一品の、たかどのほうこさんの最新作。にんげんの世界をちょっと行ったところには,こんな風に野菜たちがしあわせにくらしているのかもしれません。たのしいさし絵が,タンタと一緒に、やさい町につれていってくれます。
野菜がきらいなあなたも,本を読むのが苦手かな?というあなたも,じんわりとあたたかくてあまい野菜スープのようなこの1さつで,あたたまってみてはいかがでしょうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本子どもに語るトルコの昔話

2000/11/28 15:07

ターバンをまいた王さまやとんち名人のホジャが登場。スリルあり、笑いありの15編

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「子どもに語る」シリーズの最新刊。
アジアとヨーロッパの間に位置するトルコは、その昔話も中央アジア、アラブ、ペルシャなど異国の香りが漂うものが多く語り伝えられている。トルコの人たちは暇さえあればお茶を飲みながらおしゃべりを楽しんでいて、その中からしゃれやからかい、風刺にとんだ短いおはなしが出てきたとのこと。
ユーモアたっぷり、民衆の代弁者である「ホジャ」のわらい話、聖地メッカを目指す動物たちの話、頭に毛のない男の子「ケローラン」が大活躍する話など、15編のタイプの異なる短い話が収められている。三人姉妹の上の二人が悪者で末っ子が幸せになる話(金の糸のまり)など昔話の定石どおりのものや、よその国の話できいたことがあるものも、トルコの空気や香りを受け独特の語り口を生んでいる。
聞き手が耳で聞いたときわかりやすく、語り手が声に出して語りやすい。訳文がうまくこなれていて、子どもたちが近くにいる大人たちに語ってもらうのに適した、大人になっても心に強く残るにちがいない印象的な昔話集である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本にんきもののはつこい

2001/05/02 12:52

きさらぎまいこ、10さい。将来のゆめは、魔性の女!!ってほんと?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公の「きさらぎまいこ」ちゃんは、小学生ながら美人でスタイル抜群。ちょっとかよわそうで、男の子のハートをくすぐる笑顔の練習も完璧。当然、クラスの男子の人気者。そして、女子の嫌われ者。
「ふんっ。おんななんてひがみっぽくて、かげでねちねち、わるぐちばかり。もてるためにどりょくして、なにがわるいのよ!」
ここまでいくと、なんだか納得してしまう。そう、ひらきなおるまいこちゃんの気持ちもわかるし、そのまわりでひがむ女子の気持ちもわかる…気がする。年齢なんて関係ない。10歳だって魔性の女はいるし、おばさんぽい小学生も存在するのだ。いつの時代も。そういえば、小学校卒業以来会ってないけれど、○子ちゃんも魔性の女だった、今はどうしているのだろうか、あの子もこんなこと考えていたのかなあ、なんて思い出してしまうなあ。
クラスの「人気者」にも悩みはある。誰にもわかってもらいたくないやいと、自分の気持ちをかくして意地を張るけれど、本当の自分をわかってくれる人が登場して、最後まいこちゃんも「ましょうのおんなになるのをやめた」のだった。よかった。
まいこちゃんと正反対に、「単純で、いつも元気」とまわりから見られて悩んでいる「かなえちゃん」を主人公にした本が姉妹編の『にんきものをめざせ』。端から見ればかわいい、元気いっぱいの子も、こんなことで悩んでいるんだなあ。
男の子版に『にんきもののひけつ』『にんきもののねがい』もある。
小学生は、つくづく、深い。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本銀のキス

2001/04/19 12:20

ホラーが苦手な人も、吸い込まれるように読んでしまう…。恐ろしく、優しく、魅惑的な「女の子の成長物語」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「死」は怖い、恐ろしいもの・・・。もう治らない病気の母を持つ16歳の少女ゾーイは死をなにより恐れていました。日ごとにやせ衰えていく母をどうすることもできず、忙しい父とはすれ違いのままで、唯一の理解者だった親友も遠くへ行ってしまうことになり、ゾーイは孤独でした。
そんな時、ある夜の闇の中でゾーイは自分と同じようにさびしそうな美しい少年に出会うのです。その少年も、確かに孤独でした。17歳の時に母を殺され —それも実の兄によって—、自分自身は死ぬこともできず、永遠に17歳のまま彷徨っている・・・。その少年サイモンは「呪われた種族」吸血鬼だったのです。
ゾーイは大人の間で、自分は何もできないような無力感を感じていました。けれど、死ぬことすらできない永遠の孤独、それに勝とうともがくサイモンを見て、ゾーイの中で何かが変わっていきます。
サイモンと宿敵の兄との忌まわしい戦いは、トム・クルーズとブラッド・ピッドの主演映画『インタビュー・ウィズ・バンパイア』を連想しますし、無垢な子どもの姿を借りて女性の血を啜る吸血鬼の姿は浦沢直樹の漫画『モンスター』(小学館)を思い出します。どこかで聞いたことのある物語。けれど、読み返すうちに、これまでの物語とは違ってこの話の主人公はゾーイで、彼女はこれから先きちんと強く生きていけるだろうなと思えてくるのです。ホラー小説のようで、それだけではない物語です。
作者のアネット・カーティス・クラウスは児童図書館員として働きながら、この『銀のキス』を書き上げました。どんな児童サービスをしているのでしょうか。そちらも興味が湧きます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本光の子がおりてきた

2001/02/13 16:20

ダウン症の弟を愛すること、ぼくにはとても難しかった。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ポールの弟ジェイコブはダウン症です。みんなと同じように勉強したり遊んだりできない弟を、ポールははずかしいと思っていました。その上、大人はみんなポールを忘れ、ジェイコブにかかりきりです。
ジェイコブがもうすぐ7才になる日、お父さんの言いつけでポールはジェイコブを外に連れていきます。そこで,大勢のいろいろな人たち −通りがかりのおじさんおばさん,デリカテッセンのお店の人,図書館の司書さん,ポールの友だちのジョージまで− がジェイコブを愛し、かわいがっていることを知ります。その中でいつの間にか自分の中にも弟をかわいがる気持ちが芽生え始めていることに気が付くのです。

 この本の中で,ダウン症をかかえる両親は懸命にジェイコブの世話をしていますが、障害者に対してこうしなくては!と頑張りすぎているようにも見えます。それが結果として物語の途中まで、11才のポールを苦しめ,孤独にしています。
 障害のある家族を最初から自然に受け入れることのできる家族もあるでしょう。でも,そうしなくてはと思いながらなかなかできず,苦しんでいる人もいるはずです。
 この主人公のポールと家族の悩みは,どんなに時間がかかってもいいんだ,いつか大切な人を受け入れることができるんだよと、私たちに静かに語りかけてくれます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

こねこのミトン

2001/01/04 13:03

コルデコット賞受賞作家、ニューベリーによるねこの名作絵本、ついに登場!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

リチャードはねこがだいすきな男の子です。ずっとねこをかいたいとお母さんにお願いをしていました。もうじき6さいになるという日、その願いはかなえられました。まるで、手にミトンをはめているようなこねこでしたので、名前を「ミトン」とつけました。
リチャードとミトンはなかよくくらしていました。ところがある日、よその子にいじめられて、ミトンがいなくなってしまいます。いえじゅうみんなでさがし、新聞にものせてもらいましたがみつかりません。たくさんの、いろんなねこをつれた人がリチャードをたずねてきました。でも、どのねこも、ミトンではありませんでした。どのねこでもなく、ミトンをさがしているのに・・・。

作者のニューベリーはアメリカで最もすぐれた絵本にあたえられるコルデコット賞の銀賞を4回受賞しています。そのうちの2点はねこが主人公という、ねこ好きの作家です。水彩で描かれたこねこのやわらかな毛並み、いたずらそうな表情など、本当にねこが好きな作家なのだなあと感じとれます。ミトン以外のねこたちもいろいろ登場しますが、その姿や表情から、それぞれのねこの性格などが伝わってきます。

この『こねこのミトン』は1937年に出版されましたが、アメリカばかりでなく海外でもベストセラーになりました。このように、海外に埋もれている名作絵本を発掘し、読者に届ける良い企画はつづけてほしいと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ゆうかんなヒツジかい

2000/12/18 14:16

あらしの夜、ベスがいなくなっちゃった!ベス、いったいどうしたの

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

サムはおとうさんとベスという牧羊犬といっしょにヒツジをつれて牧場にいました。ちょうど帰ろうとしたとき、雪がはげしくふってきました。いそいで帰るうちに、ベスがいなくなってしまいます。1頭だけ迷子になったヒツジをさがしに行ったのです。
寒いあらしを逃れてサムとおとうさんはヒツジたちをうちに連れ帰り、あたたかいおふろにはいってきがえます。その間、サムはベスのことが心配でなりません。ベスは白い雪の中をけんめいにヒツジをつれてあるいているのです。
雪に埋まりそうになりながらヒツジを守るゆうかんなぼくよう犬、ベスの表情がいきいきと描かれています。

その、しんゆうのぼくよう犬のことを誰よりもしっていて、誰よりも心配しているサムの心の動きが、いよいよはげしくふる雪とともに、読み手をハラハラドキドキさせます。外にいるベスたちと、うちの中のサムたちがページを割って力強く描かれています。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

難病の少年,正ちゃんの願い難病なんかに負けないで

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

正ちゃんは4歳のときに「ムコ多糖症」という難しい病気であることがわかりました。
病気はすこしずつすすみ,やがて話をすることも体を動かすこともできなくなるというのです。正ちゃんは病気のせいで友だちともあそべなくなり,ことばもうまく話せなくなってしまいます。
おとうさんとおかあさんはなんとか正ちゃんにたのしい時間をすごしてもらいたいと,どうぶつえんやゆうえんち,すいぞくかんなど,いろいろなところにつれていきます。なかでも正ちゃんが大好きなのはすいぞくかんのイルカでした。そこで,難病のためにボランティアをしてくれるひとたちとおとうさんおかあさんは力を合わせて,正ちゃんを沖縄につれていってイルカにあわせてくれるのです。
うれしいことに,正ちゃんがウエットスーツを着て海に入ると,イルカから正ちゃんのところにツーッとちかづいてきてくれました。8歳のたんじょうパーテイもいわってもらいました。
正ちゃんの病気はなおることはありません。けれど,イルカと会ったりまわりの人とたのしいひとときをすごすことで奇跡はおこるかもしれません。難しい病気とたたかっている
子どものことを押しつけがましくない文章で綴り,小さな心のうごきや表情を絵日記のように描いた絵が,読み手に伝わります。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する