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石田 洋子さんのレビュー一覧

投稿者:石田 洋子

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本ニッポンバブル遺産建築100

2000/07/10 09:15

バブル時代に建設された巨大博物館や美術館,モニュメントの数々。これら「文化遺産」を再評価し未来を描く

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 税金の無駄使い,地方の景観にふさわしくないなど,批判されることが多いバブル時代に作られた全国の建築物。しかし,これらの施設は質が高く,今後50年,100年後には「文化遺産」になり,古代ローマ遺跡のように観光客を世界から集める可能性もある,と著者は述べる。日本全国から建築物を100点選び,遺産としての素晴らしさを紹介する。
 北海道,東北では専門に特化した機能を複合する施設で8階建て,アトリウムを設置する「釧路市生涯学習センター」を含む16の施設。関東では建設費約398億円,維持費年間40億円,隅田川のほとりにあり東京の歴史を展示する「東京都江戸東京博物館」など21施設。信越,北陸,東海ではJR浜松駅北口にあるアトリウムからなる「フォルテ」をはじめ15施設。近畿では「空中都市」をイメージした新梅田シティ梅田スカイビルなど18施設。中国,四国では複合的な役割を担う「麦町一丁目第一開発ビル,岡山シンフォニーホール」など13施設。九州,沖縄では福岡埋立地に建設された近未来的な「ハイアット・レジデンシャルスイート・福岡」などを含む17施設を解説。

(C) ブックレビュー社 2000

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環境共生住宅の理念を明確化。住宅,まちづくり計画に反映させ,住宅管理方法も示す「環境共生住宅手引書」

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 「環境共生住宅」は住宅及び住居環境に関する思想と手法である。地球環境を保全するという観点から省資源,省エネルギー,廃棄物の削減などの配慮をして,周辺自然環境と景観との調和をとる。その上で人が主体的にかかわり,健康で快適に工夫された住宅やその地球環境と定義づけられる。
 その定義を満たすためには,
1)住宅の生産,建設,廃棄にかかわる過程で地球環境の保全(ロー・インパクト)を行う
2)住宅の計画,構・工法,維持,管理面で周辺環境との親和性(ハイ・コンタクト)を保つ
3)住宅の内部環境及び居住環境の健康・快適性(ヘルス&アメニティー)への配慮をする
という3つの基本要件が必要だ。
 構想⇒計画⇒建設⇒生活という一連の流れにライフサイクルの視点を導入。住宅(及び市街地)を運用する際の管理と育成も含め,さまざまな支援策を提供。「住戸形態」「計画立地性」など,事業条件を考慮し,それぞれに合わせて,住宅と環境のバランスがとれた計画策定を推進する。試行評価,事後検証例も示し,21世紀の住宅づくり,まちづくりを実践する上で説得力のある手引書。

(C) ブックレビュー社 2000

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紙の本自殺死体の叫び

2000/07/10 09:15

もの言わないはずの死体が発するメッセージ。死体からの心の痛みや葛藤を真摯に受け止め,自殺防止を訴える

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 不況の中,社会問題化している「自殺」を取り上げ,自殺死体が語る意外な真実を明かす。世紀末日本の自殺者数は過去最高3万2000人にも及ぶ(平成10年度調べ)。
 富士山麓の「青木ヶ原樹海」での自殺は「ロマンチックな死に方」ではなく遺体が野ざらしになる「むごたらしい死」であると断言。そのほか,自殺の歴史的変遷を明らかにし,「変死体」の検死をし,時に犯罪の原因をもつきとめる「監察医」の仕事の内容をも示す。意識不明で肉体に痛みはなくても,心の痛みが体に傷として残り,それはためらい創(きず)と呼ばれる。これは死者の孤独の叫び,生か死への葛藤にほかならない。
 人は生を自らの意思とは関係なく受けるのだから死とて作為的に選ぶのは邪道であり,安易に自殺する傾向にある社会の風潮を構造的に変え,自殺を防止するよう著者は訴える。高齢者の不安,いじめ,自殺者からのSOSを見逃してしまう現在の家族の寂しい姿,など社会問題の原因についても提示。同時に現在の日本における検死制度の見直しに関しても多くの提言をしている。

(C) ブックレビュー社 2000

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