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大坪 未果さんのレビュー一覧

投稿者:大坪 未果

3 件中 1 件~ 3 件を表示

ベンチャーキャピタリストの等身大の姿を浮き彫りにし、業界の内幕も披露

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 1990年代後半にわき起こったネット起業ブームの陰には、常にベンチャーキャピタルの存在があった。新ビジネスの孵化・育成をあらゆる面からサポートするベンチャーキャピタルは、今やビジネス界、経済界において、なくてはならない存在である。

 本書は新興のベンチャーキャピタル、ベンチマーク・キャピタルに2年間密着取材し、そこで働くベンチャーキャピタリストを追ったドキュメントだ。

 主要な登場人物はベンチマーク・キャピタルのパートナー6人。個性豊かな彼らが、それぞれの哲学や思い入れ、眼力によって、どのようにネット起業の支援に関わっていくかを克明に記録する。

 ストーリーの中心となるのはインターネットオークション企業・イーベイへの投資。「シリコンバレー史上最高のベンチャー投資」と呼べるほどの莫大な利益を生み出したことで、ベンチマークは全米の注目を集める存在となっていく。

 華々しい成功の一方で挫折もある。トイザラスと手を組み、ドットコム・ビジネスの立ち上げに動いたものの、意見がかみ合わず、関係を解消せざるを得なくなった。鳴り物入りで登場したインターネット食料品店・ウェブバンにも積極的に関わったが、予定した数の注文が集まらないなど、評判は今ひとつという。

 ベンチマークは外から見れば、確実に“成功した”企業である。だが、本書はあえてその成功物語だけに光を当てるのでなく、悩みや苛立ち、焦りを抱えながら、自らの信念に基づいて行動しようと奮闘するベンチャーキャピタリストの等身大の姿を浮き彫りにしている。読んでいくうち、それぞれのパートナーに肩入れしながら、投資の成否をはらはらと見守っている自分に気付く。

 投資案件を巡るパートナー会議でのやりとりも詳細に披露されている。普通なら我々には知りようのない業界の内幕も伺え、実に興味深い1冊だ。
 

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「こうすれば企業内にイノベーションを起こせる」という自信と勇気をもたらす効果的な1冊

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 「イノベーション」は今や、企業が勝ち残るための不可欠な要素として認識されるようになった。それも、今の日本には「漸進的イノベーション」「改良的イノベーション」といった穏やかな変革では足りない。より劇的、画期的な「ラジカル・イノベーション」と呼ぶべきものが求められているというのが本書の主題。今必要とされる「ラジカル・イノベーション」は、どのように生じるのか、どのように起こせばいいのかを追求していく。

 進取の気性に富み、ラジカル・イノベーションを起こすのは米国企業の得意技で、日本企業はそれに追随するので精一杯——こんな一種の劣等感を抱く日本人は少なくない。しかし、「世界初」の、市場を大変革するような商品を誕生させた日本企業も存在する。

 本書は富士写真フイルムの「写ルンです」、アサヒビールの「スーパードライ」、ソニーの「ハンディカム」など6商品のケーススタディーから、イノベーションを成功させる戦略を考察していく。

 「ラジカル・イノベーション」を起こした事例というとさすがに数は少なく、商品に新鮮味はない。だが、これらの事例をもとにイノベーションを起こすメカニズムを普遍化・理論化して解説しているから、現在でも応用は十分可能であろう。

 米国に比べ、日本ではイノベーション専門の研究者も少なく、研究実態も「お寒い限り」という。本書は日本のイノベーション実状を知り、日本企業のビジネスマンに「こうすれば企業内にイノベーションを起こせる」という自信と勇気をもたらす効果的な1冊と言えるだろう。
 

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紙の本年上の部下を持つ上司たちへ

2001/05/01 08:40

著者が説く大前提は「遠慮は害悪」ということ

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 日本企業は今、実力主義ばやり。役職面でも年俸面でも、年齢や入社年次に関係なく、成果や能力に応じて処遇するというのだから、当然、「年上の部下」を持つことになった「年下の上司」は多いはずだ。

 だが、長年、年功序列になじんできた日本のビジネスマンにとって、逆転人事は一種の試練と言えるだろう。気兼ね、遠慮、優越感、プライド…。様々な気持ちが渦巻くはずだ。

 年上部下を持つ上司は、彼らとどのように信頼関係を築き、戦力化していけばいいのか。本書はリクルートで入社後5年目にして部下を持つようになり、現在は最年少でディビジョン・エグゼクティブ(事業部長)を務める著者が、自らの経験をもとに説く心得集だ。

 著者が説く大前提は「遠慮は害悪」ということ。あくまでも自分の役割、職務として命令や指示をしているのだと考えれば、年上部下にも気後れする必要はない。

 また年上部下を「ジャマだ」「やりにくい」と思わないこと。相手にもその気持ちが必ず伝わり、関係が難しくなってしまうからだ。「この人は自分に必要な人材だ」と思い、日常の業務や言動で「頼りにしている」ことを本人や周囲にアピールしていけば、年上部下は優秀な参謀役となってくれる可能性が高い。

 仕事を離れた時には、人生の先輩である年上部下に敬意をもって接することも大切だ。飲み会の席では上座に年上部下を通したり、上司が率先してビールをつぐことがあっていいと説く。

 4年連続トップ営業マンに立ったことがある一方、利き酒師やソムリエの資格を持つなどプライベート活動も多彩な著者の、会社や仕事に対する考え方が全ページにちりばめられている。テーマごとに数ページの読み切りになっており、読みやすい。

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