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先月(2017年6月)

木村智博さんのレビュー一覧

投稿者:木村智博

1 件中 1 件~ 1 件を表示

製品・技術開発概論

2000/12/01 21:16

日々の技術開発の蓄積を商品化につなげるためのプロセスを記述。企業の研究開発の方向性を論じる

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 技術開発を前面に出した場合,内容的には工学の分野に焦点が絞られるが,これに商品開発が加わった場合は企業の利益と関係することから,経済的な観点が必要となる。商品開発と技術開発を同時に扱った書籍は数多く発行されているが,その多くが品質管理,生産管理,もしくは消費者のニーズ,デザインなどの個別事項に特化している傾向にある。しかし,本書はこれらの視点を含み,いずれの事項とも,開発においては相互に連関する,との問題意識で執筆されている。
 通読して感じたことは,技術開発を商品化に直結させるうえで,文系・理系の協力が不可欠であるという点である。し烈な競争が繰り広げられ,グローバル化が進展する昨今においては,社員は自分が所属する部署の業務に加え,他の領域にも理解がなくてはならず,複眼的な視野が求められる。経済的なセンス,工学に対する理解,消費者のし好などを意識し,初めて製品が誕生する。
 本書の内容も文理双方の視点が含まれている。その意味では,専門書というよりは実務書。このスタンスは欧米では定着し,マサチューセッツ工科大学ではMBAと工学修士を同時に取得できるシステムが整っている。本書を読めば,こうした取り組みの意義が理解できる。
 技術開発にはコストがかかり,経営基盤がしっかりしていなくてはならない。技術開発で成果が得られても,コストが高ければ商品化できない。コストを抑えるための技術的方策,生産管理の手法,部品の調達法など,考慮すべき問題は多い。この点は第1章で記述されている。2章は技術開発の流れを示し,基礎技術から応用技術への発展,事業化構想から開発パートナー獲得,さらには商品化の一連のプロセスを述べる。3章ではより実践的に,ビジネス・チャンス拡大に向けた研究開発,情報戦略などについて解説。4章は中堅企業での技術開発の流れに触れ,大企業とは異なる点を示す。ただ,企業の社会的信用も必要で,5章でPL法関連を,最終章では情報をキーワードに,今後を展望する。
(C) ブッククレビュー社 2000

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