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吉村 光威さんのレビュー一覧

投稿者:吉村 光威

2 件中 1 件~ 2 件を表示

環境会計と情報開示

2000/12/28 12:16

環境会計の基本的問題を網羅しているが,情報開示の役割になんら触れていない

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 地球環境は年々悪化している。工場,家庭から発する二酸化炭素はオゾン層を破壊し,人間の身体を蝕んでいる。地球温暖化の原因にもなっており,氷河は徐々に溶け,海水の水位は少しづつ上がっている。また産業廃棄物は廃棄場に納まりきれない。
 わが国でも環境会計を発表した会社があり,「費用」と「効果」を計算しているが,定義は任意であり,はたして比較できるのか?。
 例えば原子力発電など,とてつもない被害をもたらす可能性のある地球環境問題も忘れてはならない。チェルノブイリ原子力発電所の爆発事故のような,何百年も残る被害を環境会計で費用が計算できるのか?電力会社はどのように対処するのだろうか?環境会計はまだ始まったばかりの分野である。萌芽期といえよう。
 一方,情報開示は公正,正確,公平に行われなければならない。正確は環境対策費用やその効果測定,計算がなければタテ(タイムシリーズ=時系列的),ヨコ(クロスセクション=横断的)の正確さの比較可能性を確保されない。環境会計を検討するには,情報開示の原則を踏まえて行われて初めて値打ちが出る。情報の非対称性の解消がディスクロージャーの目標であり,環境会計もまず制度的にしっかりしたものでなければならない。
 しかしこの間のハーグの国際環境会議では,温暖化防止策でも先進国,開発途上国間の意見がまとまらず,決裂しているありさまである。ただ「CO2の排出権取引」などが現実になると,ディスクロージャーは確固たるものが必要になる。制度的にきちっとした商品にするには,商品の「品質」が正確に開示されなければならない。環境会計の開示も市場がそれを促進させる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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市場経済化に対応して企業会計制度もようやく改革。これをよくフォローした典型的な会計の初級向け教科書

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 1980年代後半のバブルの形成と90年代の崩壊・後処理の過程で,銀行の経理をはじめ企業会計の不備が明るみに出てきた。バブル時代の資産暴騰とその崩壊後の暴落はこれまでの原価主義会計を翻ろうし,いわゆる「含み経営」を直撃した。銀行はじめ企業の経営破たんはほとんどの場合粉飾決算であった。このことはディスクロージャー制度の存在すら否定しかねない混乱であった。特に,銀行のディスクロージャーの不足は産業界全般に悪影響を与えた。資産価格上昇を前提にしていた経営のもろさを露呈した。
 また,国際化の進展とともに金利・為替の自由化,銀行の業務分野の自由化,証券会社の免許制の廃止などそれまでの官僚統制が解かれ市場に委ねられた。官僚への報告がディスクロージャーと考えていた向きは大いに戸惑い,官僚との癒着振りを露呈したものだ。
 これまでの相対取引は仲間内の内密の情報交換であったが,市場経済は市場全体に公正・公平に経営情報を流布しなければならない。間接金融・株式持ち合い時代のような行政も含めた仲間内の情報交換では経営・経済が成り立たない。管理会計による社内の報告は結果的に財務会計による社外報告と一致する。間接金融時代によくあった二重帳簿はもはや許されない。
 会計ビッグバンといわれる一連の措置はようやくわが国の企業会計が国際的に通用する水準になるだろう。会計改革のうち,金融資産の時価評価,年金会計改革が企業改革をもたらす。本書では,「研究」部分をもう少し充実させてバブル問題を含め会計ビッグバンの歴史的評価をしてほしかった。
(C) ブックレビュー社 2000

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