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  3. 原 明美さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

原 明美さんのレビュー一覧

投稿者:原 明美

23 件中 1 件~ 15 件を表示

3連料理カードで毎日の主菜・副菜・もう1品,計3つの健康献立が16万通りも。生活習慣病の予防に

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 1ページが3段に分かれた料理カード式の本で,上段は<主菜>,中段は<副菜>,下段は<もう一品>となっている。上から順に1つずつ計3品を選び,これに一日の必要エネルギー量によって決められた量の主食をプラスすれば,1食の献立が作れる仕組みだ。しかも全部が低脂肪・低カロリー・低塩分の健康メニュー。生活習慣病の予防に最適で,組み合わせ総数も16万通りを超す。
 カードは右側が料理写真,左側が作り方や解説と使い勝手がいいうえ,医学的かつ栄養学的見地からも多くの工夫が。たとえば,主菜・副菜カードは6色分けの「ナプキンマーク」つきで,マークが同色同士を選べば自動的に栄養バランスも相性もよいおかずになる。また「疲労回復」に「貧血」になどおすすめマークも4種類(主菜カード)。エネルギー量・油脂量・塩分量も一目瞭然だし,「一言アドバイス」や「参考メモ」もきめ細かい。一日の必要エネルギー量に応じた調理の変更ポイントが特に便利。
(C) ブッククレビュー社 2000

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子どものありのままを認め,子どもと家族を開くメンタルフレンド。そのノウハウと豊富な実践例を紹介

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 メンタルフレンドとは直訳すると「こころの友だち」。不登校など閉じこもり傾向にある子どものもとを訪問する,子どもとの年齢が近い若い世代の人たちをさす。このメンタルフレンド活動は全国の児童相談所や養護施設,自治体の教育委員会などに民間のボランティア団体も加わって,最近急テンポで拡大している。
 本書は対子ども,対家族といった「マニュアル」的な活動記述にとどまることなく,メンタルフレンドを介したさまざまな人々の心の深層をも豊富な実践性で紹介している。著者は大学で心理学専攻の学生にメンタルフレンド研修を行い,カウンセラーとして指導・助言をしながら組織的活動を展開している。メンタルフレンド自身も不登校の子どもたち同じく,成長途上の人間であることから生じる活動の問題点や,さざまな危険性にもきちんと目配りし,彼らの戸惑いや子どもたちと同じ退行行動などについてもていねいに言及している。臨床事例としても読み応え十分だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本気持ちのいい看護

2000/12/26 15:30

看護する立場から看護の意味を探り,よりよいケアをめざす。自責的でまじめな同業者へのメッセージ

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 看護婦のキャリア13年の著者はすでに何冊かの「ケア論」を著しているが,本書は「自分にとっての看護することの意味」を探ることを軸に,看護婦がものを語りにくい医療風土や自己規制への考察から始まって,看護婦の服装が禁欲的なわけ,看護以前の患者の問題,医療ミスはなくせるかなどなど,多くの事柄にあくまで現場から,そして自分自身のつぶやきから肉薄を試みている。独特の文章ははじめのうちは少々とっつきにくいが,「ひとことで言えないものはひとことで言わない」とする著者の姿勢に沿って読み進むうちに一気に読みやすさへと変わる不思議な魅力がある。
 秀逸なのは「コンビニ・ケイタイ時代のケア」の部分だ。摂食障害は24時間食物が得られるコンビニあってのケースが多いとか,携帯電話の普及でナースコールで看護婦が飛んでこなかった時の患者のキレ方はさらに尋常でなくなる可能性があるなど,看護から見た社会と人間の“今”を鮮やかに伝えている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本骨粗しょう症を防ぐ食卓

2001/05/10 22:18

骨を丈夫にする健康メニューを四季別,素材別,お弁当で紹介。骨粗しょう症の診断・治療と生活ガイドも

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 最新の医療・栄養学に基づいた新しい食事シリーズの1冊。骨粗しょう症の予防・治療は生活習慣改善,とくに食生活がポイントとして,骨を丈夫にする健康メニューを中心に,骨の仕組みや症状の解説。食生活の大切さ,診断・治療と生活ガイドの4部構成となっている。
 健康メニューは四季の朝・昼・夕食のほか,お弁当や肉,魚介類,豆・豆製品,牛乳・乳製品など素材別もと充実。いずれもカルシウムたっぷりのメニューで,若いうちは骨量を増やす,40歳以降は骨量の減少を食いとめる,高齢者は骨折予防を最優先するという3世代の長いスタンスで捉えてこその予防対策であることを強調している。受診は以前は整形外科だったのが,最近は更年期障害の1つとして取り組む,婦人科や生活習慣病として扱う内科も増えたなどなどのきめ細かい情報に加え,問診の主な項目,検査内容,薬物療法に使用される最新の治療薬,運動療法としてのエクササイズや住まいの安全対策も。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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在宅ケア25年の町医師の経験と研究の総集編。介護の原則,上手な介護12カ条など在宅ケアのバイブル

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 著者は在宅医療&ケアの経験・研究25年の町医者にして,しかも,「呆け老人をかかえる家族の会」全国本部の理事。長年にわたる実践ノウハウの蓄積と患者・家族に対する温かい視線とが在宅介護総集編ともいうべき本書を奥深いものにしている。
 医療・福祉・地域社会への提言も含め,多くの実例やエピソードを紹介。「介護家族のたどる四つの心理的ステップ」「呆けをよく理解するするための7大法則・1原則」「上手な介護のための12カ条」ほか在宅医療&ケアのエッセンスを文章でリアルに,表でシンプルにまとめている。介護機器・用品を使いたがらないお年寄りにはこう薦めるといったアドバイスの数々には介護における「知は力なり」を実感させられる。お年寄りの聴力低下は耳垢が原因の場合もあり,往診カバンに耳鏡付き眼底鏡を入れておくなど,医師にとってのお役立ち情報も多い。巻末に「呆け老人をかかえる家族の会」支部や全国のホスピスの一覧が。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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介護保険制度の構造や仕組みについて重要項目をピックアップ,図表を取り入れて簡潔にまとめた手引書

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 介護保険制度の構造や仕組みについて,重要だと思われる項目をピックアップし,図表を多用してわかりやすく解説したコンパクトな手引書。2000年刊に次ぐ改版で,内容は同制度創設の背景,制度のあらまし,サービスの上手な利用法,利用料金,保険料の金額と納入方法・モデルサービスプランなどの5章に大別して構成。サービスがより充実している自治体へ転居する「介護移民」現象や,全首長に尋ねた同制度の不安要因といった同制度を取り巻くいろんな状況についての豊富な関連データを掲載している。
 通読するもよし,目次から知りたい項目を選んで,たとえば要介護認定の判定基準,他法との給付調整などを拾い読みするもよし。一般の人向けだが,「介護支援専門員(ケアマネジャー)」試験をめざす人にも最適。なお,帯に「厚生省が示した『介護報酬単価基準』『地域別加算例』などを新たに盛り込む」とあるが,本書では見当たらない。巻末には資料・関係書式を収録してある。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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TVキャスター・勝恵子が株や投資信託に初挑戦。金融のプロ5人が教える,とっておきの資産運用術とは?

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 おなじみのTVキャスター・勝恵子が金融のプロに伝授を仰ぎながら,ネット証券に口座を開いて,株や投資信託に初挑戦した次第を書いたもの。金融・経済ジャーナリスト,日本初の個人投資信託会社社長,外資系投信・投資顧問会社のファンドマネジャー,大手証券会社のオンライントレード課長ら5人の話を,重要個所はゴチック体活字にしたり,難解な個所は図表化しながら,やさしく解説。女性ならではの感性が随所に発揮されている。
 投資信託は「コアのものは結婚相手を見つけるように,コアに組み合わせるものは恋人を探すように選ぶ」などのたとえは,資産運用ビギナーの女性にもすんなり理解できよう。株の売買では口座維持手数料無料が多いオンライン証券の場合,セキュリティーは万全か,ミニ株は購入可能かの確認も大切とアドバイス。「投資クラブ」の女性メンバーらの座談会もある。攻守のバランスを取りながら,上手にお金環境を生き抜いていくノウハウが満載だ。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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体に効く155の栄養成分を取り上げ,働きや多く含む食品,どんな人に必要かなどを最新データを基に解説

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 本書は,1996年刊行の「からだに聞く栄養成分バイブル」を最新データの「五訂日本食品標準成分表」(2000年11月発表)に基づいて内容改訂したもの。栄養バランスのよい食事は健康の第一歩だが,まずは栄養成分の正しい知識を身に付けるとの視点で取り上げたのはビタミン,ミネラル,食物繊維,脂肪酸,タンパク質とアミノ酸,糖質,その他の成分,注目の成分の計155種類。それらについて体内でどんな働きをするか,それらを多く含む食品は何か,不足するとどうなるか,どんな人にお勧めか,その効果的なとり方をコンパクトに解説している。
 たとえば,パナジウムは心臓発作を予防する,EPA=エイコサベンタエン酸は白身魚よりイワシ・サバなど脂肪の多い魚に多く含まれる,鉄不足は舌や口角が赤くただれる,栄養補助剤は就寝前の空腹時に飲む,といった具合だ。病気別必要成分のコラムや知って得するミニ情報も豊富で,健康を守るうえでの栄養ミニ事典として活用できる。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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血液中のブドウ糖の濃度を表す「血糖値」の基礎知識と血糖値を下げる70の方法を最新データで解説・紹介

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 血液中のブドウ糖の濃度が高い状態(高血糖=ドロドロ血)が長く続くと,血管が損傷を受け,さまざまな合併症を引き起こす。「生活習慣の改善で多くの病気が防げる」と説く著者は,本書で高血糖の予防のために,まず血糖値について知っておきたい基礎知識をわかりやすく解説。次いで血糖値を下げるために効果のある食品,お茶,栄養成分,サプリメント,運動の仕方,日常生活の改善の6編計70の方法を最新データとともに具体的に紹介している。
 中でもサプリメント編は忙しい現代人にはピッタリなうえ,お茶編なども含めて問い合わせ先が付記されていて便利。消費税になぞらえた5%ダイエットやペットボトルに水を入れて作る即席ダンベルでの体操は気軽に実践できそうだ。日常生活編は歯みがきや足の手入れ方法にまで及び,意外に思う人もいようが,糖尿病の人に歯と歯ぐきの病気が多いこと,足の手入れが特に欠かせないことを知れば,サラサラ血の大切さが一層理解できよう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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紙の本体験でつづる介護の知恵袋

2001/03/18 22:16

働きながら,遠距離で,男ならではのアイデア,同病同士の支え合いなど,介護の創意工夫と全国の実践集

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 本書は「NHKすこやかシルバー介護」で放送した介護体験記シリーズのなかから,夫と妻,親と子など,関係もそれぞれ違い,介護期間も条件もさまざまな「介護のある生活」を再録したもの。働きながらの介護,遠距離介護,男のアイデア介護,地域に生かす介護,支え合いの介護の6章構成で,それぞれの体験がそのまま創意工夫の知恵袋ともなっている。
 重度の障害者で,さらに痴呆の夫の介護を22年間続けている65歳の妻が,夫が寝たきりにならないように歩くための「足進法」を“発明”したケースや,男性が介護に遊び心とテクニックを発揮した例として,老母の住む故郷に移り住み,経営する東京のオフィスのスタッフにはコンピューターで指示を出しているケース,テレビモニターや赤外線センサーなどを駆使して老親2人を在宅でラクラク介護しているケースを紹介したりと,単なる介護奮闘本を超え,内容が充実している。全事例に医師や看護婦などが登場して適切なアドバイスをしている。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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紙の本介護の心づかい心のケア

2001/03/18 22:16

介護する側・される側の心に焦点をあて,互いの複雑な心理のしこりをときほぐすノウハウを満載

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 平成5年からNHKで放送された「すこやかシルバー介護」の番組のなかから,特に介護する人,される人の心の問題に焦点を当てたものを集め,再現した。全国各地の介護家庭の体験や小さな実例をベースに,看護婦やリハビリテーションの専門医,老人病院や老人施設の院長,施設長などの話も収録している。全体がナレーション形式やQ&A形式なので,非常に読みやすく,わかりやすい。
 また,「介護者の心のケア」の章では,介護者が楽になる方法として,お年寄りや自分に対して持っている期待を全部紙に書き出し,どこかへしまうなり,捨てるなりして,淡々と相手に接するとよいといった,心の専門家ならではのアドバイスが多数紹介されている。最終章ではお年寄り本位の介護のために工夫と努力を欠かさない良心的な施設や老人病院を取り上げているが,「オムツ・プライバシー」「目線は下から」「呼ばれたら拒絶しない」など在宅介護にも役立つノウハウが満載だ。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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実際にホスピスで死を迎えた患者やその遺族の語りを通して,ホスピスの本当の姿を明らかにする

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 手術,抗がん剤治療,放射線治療など,苦痛を伴う治療で心身ともに疲れきった末期患者を救うもの,それがホスピスケアだ。本書は横浜甦生病院のホスピス病棟で死を迎えたがん患者とその遺族計7人への長時間インタビューをまとめたドキュメント。高収入でないと入れない,死が告知されていないと入れない,宗教的な施設であるなど間違った認識を持たれがちなホスピスの本当の姿を伝えている。
 限られた時間を生きる人の″苦しみと救い″にどう対処するか,この重いテーマを抑制の効いた具体的な記述で深掘りするとともに,高原の中の豪華な設備のホスピスより,街中のホスピスのほうが仕事を持つ家族には便利なうえに,体力ある患者ならパチンコも楽しめるなどといった実際の語りを通して,“医療する側が見落としやすい視点″も数多く拾い上げている。ホスピスへの入院方法や気になる費用のくわしい説明のほか,ホスピス・緩和ケアに取り組む医療機関・団体の一覧も載っている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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「できることは自分で」を基本に,日常生活の知恵や介助のポイントなど生き生き暮らせる工夫を提案

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 脳卒中で倒れても,歩けるようにさえなれば,食事や排泄,入浴など日常生活の8割程度は片手でも行えるという。本書は在宅で過ごしている本人と介助者の双方に向けて,気持ちの持ち方や日常生活における知恵,楽な動作,介助のポイントなどをわかりやすくまとめている。執筆陣は兵庫県立総合リハビリテーションセンターの作業療法士,理学療法士,言語聴覚士という,まさにリハビリテーションのプロ。右片麻痺がある人を例にとり,起床前の運動から夜間の排尿・床ずれ対策まで一日の流れに沿って,生き生きと暮らすための工夫を提案・解説している。
 たとえ介助が必要でも「できることは自分で」を基本にしているので,アドバイスはかゆいところに手が届かんばかり。たとえば,QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)の維持と向上のためにも,身だしなみへの気配りや外出を勧めるのとあわせて,介助なしの外出には下り勾配の路面が特に要注意で,スピードを落とし平地を歩く時より歩幅を狭くといった具合である。イラストが大きく,かつ多用している点も読みやすく,本人,介助者のやる気をより引き出してくれるに違いない。
 介助のポイントも簡潔ながら充実している。脳卒中の症状の中でも失語症は話すことだけでなく,理解,読み書き,計算も不自由な場合が多いため,″あいうえお表″で文字を指差して意思表示させるのは間違い,文字を使うならひらがなやカタカナより漢字をといった指摘など,情報不足になりがちな介助者にはありがたい限り。妻と一緒に趣味のサツキの手入れをしながら機能回復の訓練をする男性や,外来通院で回復を友と競い合う主婦などの具体例も地域交流の大切さにからめて紹介しているほか,福祉機器やプルトップオープナーなどの便利品の説明,脳卒中友の会一覧情報もある。在宅でのリハビリテーション生活は創造的行為であり,生きる自信につながることを認識させてくれる本だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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介護保険制度をめぐる現実的で切実な問題とその解決に15事例から迫る。制度関連の解説も懇切丁寧

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 本書は実際に介護保険を利用している,あるいは利用を考えている高齢者やその家族,また介護保険制度の運営に直接関係していない援助専門職の人たちを対象に,介護保険の内容や利用方法をより具体的に知ってもらおうとの意図から書かれた。前半部分は15の事例紹介,後半部分は介護保険制度の解説という構成だ。
 事例はすべて介護保険制度のスタート以降に寄せられた現実的かつ切実な相談がベースになっている。それぞれにヒストリー,経過,問題,解決,コメント,ノート,メモの7項目に整理・解説されているので,込み入った事例も理解しやすい。当該事例の冒頭にはキーワードを,問題や解決の項にはポイントを抜き書きするなどの工夫も読者にはうれしい。各事例は制度について事前に知っているか否かで天と地ほどの違いが生じることを如実に物語っている。たとえば「高額な介護サービス費に自己負担が支払えないと考え,サービスを受けることを迷う年金生活の74歳のケース(事例6)」だが,医療・介護保険における所得に応じた保険料・自己負担額の減額措置は住民税の申告を毎年行っていることが前提だ。
 そこでコメントの項で「所得の有無や少なさに関わらず,面倒がらずに毎年申告を」と注意を喚起。さらに「痴呆の悪化で居宅サービス利用から最終的に息子の近くに転居した70歳主婦のケース(事例15)」では,要介護認定申請以前→申請→ケアプラン作成→更新申請→転居と5段階にわたる詳述が状況の進捗に応じてどう対応すればよいかのヒントを提示するなど,本書全体を通して利用者・関係者本位の情報が数多い。
 後半は介護保険制度の目的や保険料,要介護認定,ケアプランなどの解説で(2000年10月現在の情報),注意すべき点である例外的に措置制度が適用されるケースや不服申立て・苦情処理などの説明も懇切丁寧。介護サービス料金表や末尾の索引も便利だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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患者の立場で編集された新世紀の家庭医書。最新の医学情報から保険制度などまで平易かつコンパクトに解説

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 「家庭の医学」略称「赤本」が発行されたのは昭和44年。その改訂版「新赤本」(平成8年発行)に続く新版が本書である。新データへの差し替えや小改訂はもちろん,近年の医学の急速かつ大きな進歩を背景に,総勢167人の執筆陣が原稿を克明に見直し,現時点での最新の医学情報も盛り込んでいる。
 救命処置と応急手当,症状とセルフケア・医療の受け方,病気の治療と療養に関する知識に加えて,思春期や高齢期の心身の問題から漢方の知識,検査成績の読み方,医療保険・介護保険制度,英語による症状の訴えかたなどなど,健康な生活のために知っておきたい事柄についても患者の立場に立ってコンパクトに編集されている。コラムも「スキンケア用品とその使い方」(「皮膚の病気」の項),「ホスピスの起源と歴史」(「がん」の項),「生活改善薬」「クローン」(「薬の知識」の項)など多彩。体調不良の際に限らず,折にふれてページを開けば,セルフケア意識の向上にもつながろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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