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田中ひろみさんのレビュー一覧

投稿者:田中ひろみ

2 件中 1 件~ 2 件を表示

著者コメント「この本で江戸通になれる!?」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 今の東京って、みんな意外と気がついてないところに江戸の史跡が残ってたりする。
住宅街の中野に『象小屋跡』があったり、鈴ケ森に『八百屋お七の火あぶり台』が残ってたりする。江戸時代に
将軍吉宗がベトナムから象を連れてきて、飼ってたなんて知るとおもしろい。しかも後にその象のウンチを薬と
して売ってたいうから笑える。よく映画やドラマに出てくる四谷怪談のお岩さんの墓とか、八百屋お七の墓や遠
山の金さんの墓もちゃんとある。大仏といえば、奈良と鎌倉ぐらいしか思いつかないけど、上野公園にも顔だけ
の『上野大仏』があったりする。そういうふうに予想外の所にいろいろな史跡が残ってて歴史があること知るの
は、とても楽しい。この本『うさぎちゃんわくわく江戸散歩』には、そういう身近な江戸の史跡や江戸の豆知識
がいっぱい詰まってる。
イラストが盛りだくさんで、楽しく江戸のことが学べます。これ一冊であなたもお江戸通!?地図も載っていて
、この本を見ながら江戸史跡巡りもできます。行かなくても、この本を読んだだけで行った気分が味わえます。

(田中ひろみ)

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猫と人お互いに癒される愛の日々

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「あたしの一生」は私の大好きな江國香織さんが訳してるというだけで、きっとせつないすてきなお話なんだろうなと思ったが、期待をうらぎらない内容だった。「あたしの一生」は、一貫して猫の視線で描かれてる物語。
猫を飼ってる人が、自分の猫のことを「あたしの猫が」 と思ってるように、又猫も飼い主のことを「あたしの人間」と思ってるなんて、この本を読むまで考えもしなかった。
 はじめ、主人公の猫ダルシーは飼い主のことを「あたしのしもべ」とさえ思ってる。だから飼い主が、ダルシーのことを「私の小猫よ」と紹介するのも多いに不満で、所有も従属もしてないといいはる。犬は人間に従うけど、確かに猫は自由気ままで自己中心だ。でもダルシーにとって飼い主はやがて、しもべから友達になるんだけど。
 泣き声でやしぐさでダルシーは、飼い主に自分の欲求がわかるようにしつけた。確かによく見てると猫のしぐさや泣き声でなんとなく言いたいことは、わかる様な気がする。でも、それは自分の意志を訴えてるだけかと思ってたけど、猫が人間をしつけてるつもりだっとは、考えるだけでおもしろい。飼い主をしつけてるつもりでも、飼い主の愛の言葉や愛情に甘えてるところがなんともかわいい。
 ダルシーの家に、もう1匹猫バートルビーがやって来た時、ダルシーは飼い主が自分だけじゃ満足できずに新しい猫を連れてきたことに怒りをおぼえる。まるで、人間の子供に兄弟ができて、下の子供に焼きもちをやくようだ。だけど、バートルビーをいとしく思ってやさしく接する。それとはうらはらに、飼い主にはすなおに甘えなくなる。猫は、本当に複雑な動物だ。
 飼い主が悲しみに打ちひしがれてる時に、ダルシーはそばにいてあげることで飼い主を慰めた。誰かがそばにいるっていうことだけで、すごく気持ちは癒されると思う。その飼い主の悲しみは、父親が亡くなったこと以外にもあるようだと、それ以上詳しい内容は書かれてないのが、かえって猫の視線で書かれてるという感じがした。私なら、きっと飼い主の悲しみの原因をことか細かく書いてしまうだろう。
 その後またもう1匹新しい猫がバートルビーの家にやってきて、バートルビーは又ショックを受ける。
「自分とバートルビーだけでは、満足できないなんて!」
 確かに私が同じ立場に置かれたらそう思うかもしれない。でも、人間サイドの考えとしては、「仲間が増えて楽しいでしょ?」ぐらいしか思わない。
 友達で4匹猫を飼ってる子がいるんだけど、その猫たちが「互いに相性が悪い」となげいていたことがある。私も、どうして猫同士なのに仲が悪いんだろう?って思ってたけど、ダルシーの気持ちになって考えたらよくわかる。ダルシーは深く飼い主を愛してるのだ。また、飼い主もダルシーがこの世からいなくなるのを恐れるほど、ダルシーを深く愛してる。私も時々大好きな人が、この世からいなくなったらどうしようと考えることがある。そう考えるだけでも怖い。
 愛する相手が人間だったら、事故や病気で死なないかぎり70、80歳まで生きるけど、猫は20年も生きずに死んでしまう。愛するものが、自分より先に死んでいくのなんてとっても悲しすぎる。だから、私は生き物を飼うのが怖い。
 でも、この本を読んで亡くしてしまう悲しみよりも、いっしょに過ごすしてお互いに癒される愛の日々がとてもすばらしく感じられて、私も猫を飼いたくなってしまった。

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