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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

井上 伸雄さんのレビュー一覧

投稿者:井上 伸雄

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本情報通信ネットワーク

2001/03/18 22:16

ネットワークの本格的な勉強に最適な入門書。電話網,インターネット,携帯電話網など最新技術を網羅

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 近年,情報通信ネットワークの多様化が進む中で,その重要性もいっそう高まってきている。このような状況において,ネットワークの構成や基本技術を勉強し理解することが,情報通信の関係者にとって必要不可欠になってきている。
 しかし,これまでの専門書はかなり難解で,初心者にとってきわめてとっつきにくいものであった。その点,本書は大学での講義テキストをベースにして書かれたものだけに,初めてネットワークについて勉強しようという人にとって,分かりやすい内容になっている。特筆すべきは,情報通信の基礎となる事項にかなりのページをさきながら,最新のインターネット技術やセキュリティ技術に至るまで言及していることである。また電話網やISDN,インターネット,携帯電話網など現実のネットワークについても述べているのも,読む人にとって大変ありがたい。
 これだけの内容を理解していれば,ネットワークの専門家といっても決して恥ずかしくないであろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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紙の本次世代インターネット技術

2000/12/28 12:16

インターネットが抱える課題を解決し,音声,データ,映像にも使えるようにするために必要な技術を解説

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 社会インフラストラクチャへと成長を続けるインターネットであるが,21世紀のマルチメディアを支える次世代のインターネット,すなわちIPネットワークへと発展するためには,これまでの課題を解決し,新しい可能性を創造する技術が必要となる。
 バックボーンの高速化技術については,WDM(波長多重)を使った大容量光ファイバ伝送がこれからの主流で,マルチメディアへの適用を考慮した高速ルータ技術と併せて,本書がまず最初に大きく取り上げている最も重要なテーマである。
 これまでのインターネットでは,音声や映像などリアルタイム情報の伝送には,品質上問題があることが指摘されているが,IPネットワークではこれらの情報を十分な品質で伝送できるようにするQoS(品質)制御技術がかぎを握っている。多種多様な情報がパケットという形で混在する中で,個々のパケットごとにQoS制御するのはネットワークにとって大きな負担であり,多くの研究者が取り組んでいる研究テーマである。さらに,インターネットにおけるセキュリティの不安は周知の通りで,暗号化や認証などセキュリティの重要性と対処法が具体的に述べられていることは,多くの読者にとって身の引き締まる思いがするに違いない。
 IPネットワークで実現できる新しい機能の一つにマルチキャストがある。様々なアプリケーションが期待できることは,本書がかなりの紙面を割いていることからも明らかである。
 この他,IPv6なども説明されているが,技術項目として抜けているのがモバイルインターネットで,これについては著者たちの討論会という形で締めくくっているところが面白い。読んでみて非常に示唆に富んだ内容になっている。
 本書の最大の特徴は,第一線で活躍している技術者たちによって最新の内容で書かれていることで,入門書となっているがかなり高度な専門的な事項も述べられていて,専門家にとっても大いに役に立つ本だといえよう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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ディジタル通信に必要な信号波形の解析手法を多数の図を使いながらわかりやすく解説した入門書

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 情報通信システムはさまざまな通信機器が相互に接続され,その中をいろいろな信号が流れる。これらの通信機器の特性もさまざまであり,通過する信号は多くのひずみを受ける。このひずみの大きさを知るには,通信機器の特性と信号が受けるひずみの関係を求めることが必要で,これが通信システムの設計・解析の基礎である。
 このような観点から,本書ではまず最も基本的な信号である正弦波を加えたときの応答の解析法を示しているが,これは周波数領域での解析である。次にデジタル伝送では正弦波ではなくパルスが流れるが,このパルスを加えたときの応答の解析法を示している。このパルスの変形を求めるのが時間領域での解析である。この周波数領域での解析と時間領域での解析とはお互いに密接な関係があり,最近ではFFT(高速フーリエ変換)などの新しい手法も使われている。また,信号は常に規則的に送られるとは限らない。むしろランダムに不規則的に送られる方が圧倒的に多い。このような場合,統計的な扱いが必要であり,不規則信号に対する応答についても詳しく述べられている。
 最近はデジタル通信が主流で,“1”“0”のみを扱えばよいと考えがちであるが,実際の伝送システムではパルスの大きさ,位相,変形などのアナログ量に対する解析がきわめて重要になる。その意味で,デジタル通信の時代になっても本書が扱っているようなアナログ的な信号理論が通信技術者にとって必須である。
 この種の本はほかにも多く出版されているが,コンピューターによる解析が一般的になった現在にあって,本書は信号波形を多数掲載して理解しやすくしたこと,通信システムとの関連をデジタル通信を主体に取り上げていること,演習問題が充実していることなどに特徴があり,この分野を勉強しようとする学生や技術者にとって,好適な入門書といえる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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ネットワーク産業論

2000/11/08 12:15

通信ネットワークに代表される公益事業において,規制緩和と競争原理の導入が成功するための課題を明確化

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 なぜNTTを分割民営化する必要があるのか,規制を緩和し競争を導入することはどのような結果をもたらすのか。本書はこのような素朴ともいえる疑問を出発点とし,公益事業における競争のあり方を論じている。
 近代社会に不可欠な電気,ガス,水道,鉄道,バス,電話などは公益事業と呼ばれ,伝統的に市場経済にはなじまないと考えられてきた。もしも公共事業を競争に開放すると,効率のよい地域や顧客のみにサービスを提供するような事業者が参入する可能性がある。そのためこれまで多くの国で制度的独占が保証され,それに対応する公共規制が課せられてきた。公共事業の多くはネットワークを用いてサービスを提供するが,このネットワークの建設には多額の資金が必要であることもその背景にあった。
 しかし独占は非効率をもたらし,種々の公共規制によってもその弊害を排除できないことが明らかになり,公共事業にも競争政策が導入されるようになったが,公共性の観点から単なる市場万能主義ではなく,さまざまな政策的配慮が必要となる。非対称規制の導入やそれまでの独占事業者の分割による人為的な競争の促進などがそれに当たる。単なるネットワークの分割はサービス性の低下につながるので,ネットワークの開放と相互接続の義務づけが行われる。
 競争の導入は独占下では必要であった料金規制にも大きな影響を与える。競争の進展度合いに応じた料金規制緩和が必要であり,料金政策がネットワーク産業の競争の成否を決めるといっても過言ではない。
 電気通信,鉄道,航空,電気・ガス,郵便,上下水道といった公益事業を中核とするネットワーク産業は,基本的には競争が成立しにくい産業といわれているが,今日の競争を支えているのは,ネットワークのコスト構造を変える多くの新技術の開発と導入であり,それぞれの産業分野にマッチした形で公正競争市場を整備していく手法であることが本書から読み取れる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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