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いばちゃんさんのレビュー一覧

投稿者:いばちゃん

4 件中 1 件~ 4 件を表示

読んだあと、私は室生犀星の「小景異情」を思い出していた。

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真ん丸めがねにオカッパ頭の絵描き・藤田嗣治。大学生の時、絵の好きな親戚のおばさんと一緒に行った美術館で初めてフジタのことを知った。「パリでは最も有名な日本人なのよぉ」と言っていて、なんで美術の教科書や歴史の教科書には載ってなかったんだろうとふと思ったのを思い出した。私のように知らない人は知っておいたほうがいい。知っている人は、この本でより深く理解したほうがいい、と私は思う。

モディリアニ、キスリング、などと共にエコール・ド・パリの芸術家としてゆるぎない名声を得たフジタは、当時の黒田清輝の外光派が主流だった日本芸術界からは冷遇され、その風変わりな容貌と女性関係の華やかさのために国辱とまでいわれた。帰国後も戦争画を書いた日本美術界の責任をフジタひとりで取る形で厳しく非難され、アメリカへ渡り、後に再びフランスへ移り住む。フランスに帰化し、キリスト教に改宗したほどの日本嫌いといわれるフジタであるが、夫人君代さんの協力のもと著者の10年にもわたる取材活動の結果のこの一冊でフジタの日本に対する想いを垣間見ることができる。

読んだあと、私は室生犀星の「小景異情」を思い出していた。

“ふるさとは遠きにありて思ふもの
 そして悲しくうたふもの
 よしや
 うらぶれて異土の乞食になるとても
 帰るところにあるまじや”
              
アップダウンの激しい、壮絶な想いをしてきているフジタも最後は案外、そんなもんかもしれない。それにしても、教科書って何なんだろう。家永さんが長いこと教科書検定やってたけど、少し実感が湧いてきた。情報なんて、国の力でいくらでも操作できる。恐ろしい。

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紙の本4TEEN

2003/11/11 07:26

悩めよ悩め若者タチ!!!

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月島中学に通う頭脳明晰なジュン、ろくでもない父親を殺してしまうダイ、超高層マンションに住む金持ちの家庭に生まれるが寿命が約30歳という早老症のナオト、一般的な家庭に育つテツローの4人組が、思春期にありがちな恋愛、家族との葛藤、病気との闘い、家庭環境のちがい、性への興味などそれぞれの悩みを共有しながら送る日常生活を描く。8つの章の最後は、4人が新宿中央公園でテントを張る2泊3日の旅行にマウンテンバイクで出発する『十五歳への旅』。帰りに誰にも言ったことのない秘密を打ち明けることにして…。

劇的!!ということはない。だが、中学生だろうと高校生だろうと大学生だろうと社会人だろうと共感できる緩やかぁ〜な風が吹いているような話だ。実際、ラストシーンでは私は大学時代の友人達を思い出した。ラストは『次の日にまた会うに決まっている友達にさよならをいうのは、いつだってなかなか楽しいものだ。』とある。そう、いつだってあえると思って私たちは別れる。そういえば私は先月友人達と久しぶりに飲んだ後、京都烏丸駅で走って終電に乗り込んだ。そのとき、残金200円くらいだったと思う。それじゃあ、あんまりだからと1000円渡された。浜松に住むやつからだ。いつかえすんだろう? まぁ、いつか返せるだろう。…
つまりはこういうこと。
トモダチバンザイ! ワカサバンザイ! 悩めよ悩め若者タチ!!! でしょう。

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紙の本本屋はサイコー!

2003/11/11 07:18

この本に教えられたこと。

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現在、NTTドコモのオンライン書店の店長をつとめる安藤さんが大学をでて出版界に足を踏み込んだ頃から“カリスマ書店員”などと言われていた往来堂書店時代までを一冊にまとめたものである。明治大学を卒業した後、新聞広告で見つけた有紀書房に営業として入社し、ちょうど1年で退社。リットーミュージックに入社したあと、広告・宣伝も経験し、94年に大塚・田村書店に入社する。田村書店の2号店となる往来堂の快進撃はその書店らしからぬレイアウトから始まり、本棚を編集することにつきる。とにかく実話・おもしろエピソード満載だ。笑えるし、フンフンと勉強になる一冊。

私は宣伝会議の「編集・ライター養成講座」で安藤さんの講義を受けていたので往来堂でのエピソードはしっかりメモッていた(本にまとめられているとも知らず…)。が、この本を読むと安藤さんの私生活もちらりと覗くことが出来る。ケッコン・リコン・サイコンあり、慰謝料なのだろう、風呂なしアパート生活のうえ、休日は自給500円の田村書店でのバイト。そしてそれが今の書店員鞍替えにつながっている人生のおもしろさ。

あとがきにはこうある。
ある出版社の営業マンから「出版社から書店へ転職なんてタイへんっすね」と言われて「結構面白いですよ」と答えつつ、内心“お前みたいな一丁あがりの人生は真っ平なんだよ”と思っていたと。
講座でアツクその面白さについて語る安藤さんをみて、「そんな出版で働きたい!」と思っていたが、結局業界なんてどこでも同じなのだ。その人次第なのだ、と遅まきながら感じた。だれか有名な経営者の座右の銘で(誰だか忘れてしまったが)“一生勉強、一生青春”と言う言葉を思い出した。安藤さんは自分を根無し草とか飽き性というふうに書いていたが、きっと今も勉強し、青春しているんじゃないだろうか。

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一言で言えば『伝えたい相手への想像力』。

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NHKのアナウンサーだと思っていた池上さん(週刊子供ニュースのお父さん役の人ですよ)。記者だったんですね。記者時代からキャスターまでこなすようになって、その経験から私達に『わかりやすく相手に伝える話し方とは』と指南してくれるのですが。

一言で言えば『伝えたい相手への想像力』。
話すように書かれたこの本、とても読みやすいし、実体験を伴っているからとても説得力がある。けど、それ以上にその実体験がおもしろいなぁ。記者って大変やなぁと思います。ハイ。
私のお友達にも、新聞記者さんがいて、よく遊んでもらうんだけど、9月16日、タイガース優勝の日。ご飯食べて、楽しく会話を弾ませていたら…「『喜びの姿』を取材せなあかん」って帰っていってしまった。まぁ、しかたないってわかってるけど。でも池上さんの本読んで、ぽつん、残された私より何十倍もの緊張感の中で毎日仕事してる記者さんのハードさを知って「お疲れさん」って声かけられる自分でいたいと思いました…。ってちょっと本から逸脱したような感想だけど、ほんと「記者ってこんなんやぁ」ってのがよくわかります。

あと、参考にしようと思ったのが、「誰かに何かを尋ねられたときは『この人はなぜこの質問をするのだろう』と常に判断する習慣を付けておくと、いつも状況にふさわしいわかりやすい答えが出来るようになる」こと。
もっと意識して、日常生活を送れっちゅうことです。

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