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じょにさんのレビュー一覧

投稿者:じょに

2 件中 1 件~ 2 件を表示

夢のような

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1巻は生まれてから王になるまでを描いた一冊。本当にタイトル通り、夢のような息子だ。アリストテレスら最高の講師陣からも教えを受け、それをしっかりと吸収しえる資質! 彼の仲間も最高だ。資質をもったものが、最高の教育で磨かれていく様をみていくのは颯爽としていて、それは見ているだけで快感なのだ。こういう奇跡がたまにあるから凄い。歴史を探っていくのは面白い(でもアレクサンドロスがもしもアレクサンドロスでなったら。王子でなかったら。どんなふうにその資質を開花させたろう? たとえばギリシア市民だったら。アリストテレスの弟子になっていた? 哲学者になっていた? そういう資質も豊かなんだから)。
 著者のマンフレディの仕業だろうけど、アレクサンドロスやクレオパトラは魅力的。王として王女として、生まれながらに公人で、それゆえの割り切り方とか。でも馬に対しても、愛犬ペリタスのなつきっぷりからいっても、動物もその魅力にひきつけられているんだよ、きっと。ああ、ちょっぴりこれを読んでいるとクリスチャン・ジャックの「太陽の王ラムセス」を思い出す(ラムセスも素晴らしく面白かった!)。無論、こちらはギリシアと接しているだけに哲学者もちらほらで、よりギリシア哲学的なんだけれどね。

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紙の本バッテリー 5

2003/07/26 16:10

コントラスト

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一度は崩れ去ったバッテリー。けれど、再び土台を作り直す。より強固な…。そんな展開の第五弾。巧と豪はいくだろう。同じような崩れ方はもう二度としない。マウンドでの快感、ただそれだけのためにミットを構える、そういう覚悟が豪にはできたのだ。なんだかんだいって、二人は仲が良いなと思う。真剣勝負ばっかりで、こりゃ、疲れるだろうなぁ、しんどいだろうなぁ、と思うけれど。なんとなく懐かしい感じはするよね。
危ないのは瑞垣のほうだろう。真剣勝負をしない。正面からの球をすぐにかわしてしまう。マウンドでの快感だけに集中することが、彼にはできなかった。だから卒業とともに、野球をやめる。好きだけどやめる。巧との試合がもしかしたらそれを突き破るのかもしれないけれど。ついに「間に合わなかった」。そういうことなんだろうか?
瑞垣はバカだなぁ。野球が好きなのに他人から貼られるレッテルに押しつぶされてやめちまうなんて。きっと死ぬほど後悔するのは、瑞垣だ。捨てることはできる。潔いとも思う。でもそうやって捨てていったら空っぽになっていくんだ。空っぽに。その空虚さに、耐える覚悟がある、と。彼は言っているのだ。本当に耐えられるのか。そうしてそこまで彼を追い込んでしまった、他人の無神経な価値の押し付けに、ぞッとする。もうすぐ夏がやってきて甲子園がはじまるけれど。その過程で「潰される」子もいるのだろう。みんな一途が好きで一途なものを誉めそやすけれど、それはそのままなにも生み出さないものへの叱咤や嫌悪、軽蔑という諸刃になって、さんざんに傷つけているのだ。
背伸びをしている瑞垣をみていると、大人は先回りしすぎる、と思い当たる(そして瑞垣はそういう大人の道を行こうとしている)。経験則から予測がつく、というのは科学的だと思うけれど。納得してないのに、先回りして。納得してないのに、無様なマネをしたくないとカッコつけて。それでホントに良かったんだろうか。一途じゃなかったから、先回りしたレールに片足突っ込みながら生きていた。でもわくわくすることはない。瑞垣とは反対に豪はそんなふうに一歩を踏み出した印象を受けた。そんな少年たちのコントラストの鮮やかな第5巻。

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