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みなとさんのレビュー一覧

投稿者:みなと

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紙の本月は闇夜に隠るが如く

2003/08/02 16:40

初接吻は苦い苦いアンコ味…(栗味少々)

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 本編・番外編・描き下ろしからなる本作は、時代物だという事と作画で好き嫌いが別れるかもしれない。しかし、登場人物である信乃・半十郎・少年テツは、それぞれの捉え所でハイテンションに熱く弾ける。私はその姿と壊れっぷりに魅力を感じる。しかも、その場面のギャグセンスが抜群であるがゆえに頬が緩んで仕方がない。結構シリアスな本編の中に紛れるギャグは、悲壮さを和らげ心地よい安らぎさえ覚える。次第に時代物もおもしろいものだと思うようになるのだからさらに不思議だ。
 中でもお勧めは番外編である。信乃と半十郎の二人は出会い互いに惹かれる。本編では影も無いが、幼い彼等の心は真直ぐである。信乃の純粋さと半十朗の実直さは周りをハラハラさせるが、半十郎のじいのように温かく見守りたくなるほど微笑ましい。また、このじい曲者であり、とぼけた良い味を出している。残念ながら恐ろしいほど不器用で切なくなる二人の恋は、一瞬で散る花火のように儚かった。しかし、こちらでも爆発する作者のギャグセンスにより、初接吻は苦い苦いアンコ味…(栗味少々)なのである。
 作中解けない謎がいくつかある。張られた伏線の行方が本書では描かれていないのだ。残念である。作者の次回作が本作の続編となれと願わずにはいられない。

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