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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

パープルムーンさんのレビュー一覧

投稿者:パープルムーン

3 件中 1 件~ 3 件を表示

読書家の新技術

2003/09/02 00:27

読書人になるぞ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 素晴らしい。呉が35、6歳の時に著したと考えると彼の読書遍歴はすごい。また果敢に世間や権威の「誤謬」を一刀両断していく様は見ていて心地よい。宮崎哲弥・浅羽通明・大月隆寛・小谷野敦・山形浩生etc.などの今の若手の論客たちが呉に敬意を払う理由がここにあるのだろう。つまり彼らが学生の時、右も左も批判する自由人碩学者・呉を読んでいて「しびれた」わけだ。これは今読んでもしびれる。
 さて本書の私にとっての意義はやはり
1.何を読むか2.読んでどうするかである。
1.の方は、呉やその他自分が信頼する学者や評論家が薦める本をなるべく読むことにした。いい本は大体みんなが薦めているし。
2.の方は、やはり本を読んだ以上はその知識知見を吸収したい。
呉は読書カードに感想と主要タームや知識をメモし、それを後から参照するときのために別の分類カードを作っていたが、これはインターネット社会ではパソコンのデータベース作りなどでヨリ簡単になったのでそちらを駆使することにした。
 ところで、この本を一時期「座右の書」としていた小谷野敦は、同じ35,6になり「恩返し」の意味もこめて、ちくま新書から『バカのための読書術』(2001年)を出したほどだ(コレはこれで面白い。好意的呉批判も読めるし、論争を好む小谷野のエートスも理解できる?し)。

その他興味深かった点
・ジャイアント馬場は年間250〜300冊の本を読んでいたらしい。呉は150冊(当時)。(P5)
・聖書の読み方は面白い。聖書の一番最初の系図説明は赤の他人など。この時点で「マチウ書試論」吉本隆明と「現代人は愛しうるか」DHロレンスとのを対比し論じたのはすごい。(P147)最近の見田宗介もこの二つに言及してたほど。(9.11シンポジウム。論座2003・1月号) 
・「現在の社会を知るためには、ダイアクロニック通時的な(歴史的)思考とシンクロニック共時的(現在あるものの構造的論理を探っていく)思考と、両方が必要であるのに、実際には、通時的な歴史教育しかなされていない。歴史教育への根源的批判があるとすれば、実はこのことのはずである。」(P192)

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紙の本自分のなかに歴史をよむ

2003/09/06 16:47

読書もいいけど、自分も読もう。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 阿部謹也の名前は以前から知っていたが、コレが初めて手にする本だ。この本は中学生からを対象にして書かれたシリーズの一作というが、学問をこれから学ぶ者、かつて学んだ者、今学んでいる者、つまりあらゆる層に是非読んでほしい本である。
 阿部自身の実存に関わる記述が多く、その辺も非常に読ませるし(泣ける)、まさにその自分というものの考察が大事であるという本書の意義を身を持って提示しているのだろう。学問とは、歴史を学ぶとは、生きるとはどういうことか。
 恩師上原先生の言葉「それをやらなければ生きてゆけないテーマを探」せ(P13)。「解るということはそれによって自分が変わるということ(P17)」が身にしみる。
 それらを敷衍し、さらに思索し続けた阿部は
「学問の意味は生きるということを自覚的に行う(P57)」こととし、そのためには第一に「ものごころついたころから現在までの自己形成の歩みを、たんねんに掘り起こしてゆくこと(P58)」であり、第二に「それを《大いなる時間》の中に位置付けていくこと(P60)」であるという。
 また、
「ひとつの社会における人間と人間の関係のあり方の原点と、その変化が明らかとなったときに、その社会がわかったことになる(P98)」という捉え方を一つの答えとして見出した。

 その他興味深かった点
・西洋中世史の泰斗である著者が、西洋・中世に興味を持つ原体験として、中学生の時、修道院生活をしていたという事実には驚かされた。
・「文化」と「文明」は違う。(高村光太郎の2つのパリ評)
・「大宇宙」(世界、宇宙、自然、神秘)と「小宇宙」(人体、村、世間、社会)という、西洋中世の人々の根本となる捉え方、とその分析ツールとしての有効性
・モノを媒介とする関係と目に見えない絆で結ばれた関係
・差別、賤視の構造
・被差別部落の民話は非常に惹きつけられた。

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紙の本科学の目科学のこころ

2003/08/29 12:03

科学は最強の説明道具だ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 もともと雑誌に連載していたエッセイをまとめただけあって、ひとつひとつの章が短くとても読みやすい。
 本書の主題は題名通り、科学に対する見方、捉え方、つまりサイエンティフィック・リテラシーを身につけて欲しいということだ。専門家以外の人も科学的な思考、興味を持てるようになれば素晴らしいだろう。専門の生物学の話は一般の人も面白さを感じられるよう配慮されている。
 そして、科学者である著者はなんでも相対化してしまうポストモダンへの苛立ちを見せる(P86〜88)。それでもなお自浄機構、改訂の可能性、などがある点において、自然界に関する知識を得るのに、科学が一番マシな方法であることを強調してやまない。
その他興味深かった点
・「コンコルドの誤り」(過去の投資の大きさが現在の行動を決める)、と動物の行動をそのように解釈してしまう過ち
・「ハンディキャップの原理」(信号が信用されるためには、発信者にとってコストのかかるものでなければならない)例:強がっているヤクザは、喧嘩時、本当にある程度強くないと、誰にもビビられなくなる。したがって本当に強くなければならない。
・「巨人の肩に乗る」(先人の業績があってこそ)という言葉はニュートンが言ったということ。

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