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先月(2017年8月)

蓬莱山さんのレビュー一覧

投稿者:蓬莱山

1 件中 1 件~ 1 件を表示

サラリーマンって本当はこんなにカッコイイんだ…と思わせてくれる白熱の一作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

清和生命というひとつの会社が泣いている。
この作品を読むうちに、登場人物の向こうにもうひとつの主人公が泣いているのが見えてくる。
そうやって泣いている清和生命という存在を感じているうちに、
日本人が、今、抱えている問題が何なのか、そういう事まで考えさせられてしまう。
国の思惑、個人の思惑、世界のビジネス社会の掟にあまりにも無知すぎる日本人…。
どうして、この会社が、がらがらと音を立てて不気味に倒壊していくのだろう、どうして、その崩壊が止められないのだろう…。
この問題さえ解決したら、もしかしたら、日本って生まれ変われるんじゃないだろうか。その答…のようなものを、この作品では教えてくれる。教えてくれるけれども、あまりにも哀しい。その哀しさに胸をしめつけられるし、だからこそぎりぎりの崖っぷちの中で、必死に闘おうとする登場人物ら生保マンの誠実さや、仕事への想いに、思わず声援を送りたくなる。ビジネスマンが企業戦士って言われるのわかるような気が初めてしました。

日本人はサムライ魂を持っているはずなのに、現代人達は、それをあまりにも忘れている。社会の中で生きていくための美学、意志、責任感…そういう本来日本人が持っていたはずのスピリットが、この作品ではとても鮮やかに書かれていて、その濃厚な世界が、読み手をぐいぐいと引き込んでいく。

きっと日本の会社には、こんなビジネスマンがいっぱいいるに違いない。
そんな希望を持たせてくれる作品でもある。

泣けて、勇気を持たせてくれる。おまけにエンタテインメント色満点で、
時にミステリ風な事件が起きたり、サスペンス風な法廷シーンまで登場して、読み応え満点。
話題の生保が気になって知識のつもりで読んだものの、それ以上に熱い世界が待っていて、読みながらドキドキしていたです。
小説好きには、たまらん世界だと思いました。

単なるビジネス小説以上の濃厚な作品でした。満足満足。
著者は新人だが、この著者の次回作に思い切り期待します。めっけもん、という感じの一作でした。

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