サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. しろつめ草さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年4月)

しろつめ草さんのレビュー一覧

投稿者:しろつめ草

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本ブローチ

2005/03/15 06:00

長年、仕舞いっぱなしのブローチを手に取りたくなるような……

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本に使われている紙は、子供の頃に、手にしてた粉薬の入っていた紙に似ている。半透明で、そっとめくらないと、ピリピリと小さな音を立てて破れてしまう。
その繊細さがいい。なんだか特別に大切な物のような気がしてくる。
薄くて繊細で、透けて見える後ろのページの絵とセットで一枚のイラストになっている構成。現実的じゃ無いけど、誰かにプレゼントする時の包装紙に使いたいくらい素敵だ。

青いさざ波の絵の向こうには、人魚が透けて見えている。
始終そんな具合で、うれしい予感が続くのだ。
時には模様の絵だけが先に描かれてあり、何だろう?と思うと、これから辿るページに白い服を着た人物の絵が描かれてる、という読者をからかっている様な仕組みもあり、私達を飽きさせない。

ガーリーな女の子らしい表紙とは裏腹に、描かれているのは、いわゆるお洒落系のイラストではなく、どちらかと言えば登場人物の表情なんか、こっちが心配になるくらい生真面目だ。
だからだろうか、大粒の涙を流す様子なんて、こっちまで悲しくなってしまう。

絵と一体に成っている、短いけどグッとくる文章を担当したのは、内田也哉子さんです。御両親や旦那さんが目立つ芸能人にもかかわらず、彼女の生き方やファッションは極ノーブルだと思っていました。が、一年以上も前でしょうか。片方の髪はロングで、反対側の頭は大胆に髪を剃りあげているのを雑誌で見かけました。そんな奇抜なヘアスタイルにも関わらず、何故か清廉な感じがするのと同時に、やっぱり心のどこかに強い情熱を秘めている人なのかもと、改めて思うようになりました。
詩というべきか、散文と呼べばいいのか、言葉にするのがためらう位に、
乙女らしい文は彼女の風貌を思い出すと、しっくりと来ます。

愛らしいモチーフが数多く出てくるが、決して幼稚ではない。
よくある様な「大人の為の…」と言う程すれっからしている訳でもなし、なんとも不思議な魅力を持っている本。この本自体、贈り物にするのも素敵だし、長い間のエバーグリーンになってくれる事を願っている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示