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健ニィさんのレビュー一覧

投稿者:健ニィ

9 件中 1 件~ 9 件を表示

30の戦争・貧困・環境破壊を解決する現実的な処方箋

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私たちは戦争の無い平和な社会を実現したい、また世界から飢えや貧困を無くし、さらには環境と持続可能な社会の実現を願いながら、同時に何もできないという無力感にさいなまれているのではないでしょか?そんな私達に現実的な解決の処方箋を提示してくれるのがこの書である。

 余裕資金を銀行などの金融機関に預けるが、そのお金で金融機関は日本の国債を購入し、日本の政府はその資金で米国の国債を購入する。その国債の一部は軍事費に使われ戦争へとお金が流れる。つまり、意図せずとも貯金をすることで、戦争に加担していることになる。私もそうだが多くの人がお金をどのように稼ぐか、またどれだけ貯金や投資することによって有利に増やしていくかということに目を奪われて、どこに貯金や投資をし、そのお金がどこに流れどう使われているかを考えるということに、頓着になっていることに気付かされた。

 ヨーロッパでは「兵器産業には投資しない」あるいは「環境・社会に貢献する企業・事業のみに融資する」という経営方針をもった「社会的銀行(ソーシャルバンク)」があり、また軍事産業への投資を規制する法律もあるという。日本人を揶揄したエコノミックアニマルという言葉があるが、日本は経済を優先するあまり、社会的責任を放棄しているように思える。だが日本でも市民の側から戦争や環境破壊に使われない、かつ地域や社会のためになるおカネの流れを作ろうという動きがありNPOバンクが設立されているという。自分が預けたお金が良いことだけに使われるならNPOバンクに出資したいと思う反面、貸し倒れがほとんどないといっても、預金保険機構で預金が保護される一般の銀行とは違うという点でやはり足踏みをしてしまう。日本でも社会的銀行が受け入れられ、現在貸金業法に基づいて運営を行っているNPOバンクが銀行法に基づく銀行として認められ、元本が保証されるように発展していくことを心から望む。

 スウェーデンでは環境や社会に「良いモノや活動」に税金を下げ、逆に「悪いモノや活動」には重い税金をかけるという「グッズ減税・バッズ課税」を実施しているという。人間というのは本当に利己的で、地球の環境が持続不可能なほど破壊されつつあると分かっていても、今までの行動を改めようとしない。しかし、「グッズ減税・バッズ課税」の政策は「良いことをして、悪いことをやめれば得をする」という人間の利己心とマッチしており、環境破壊を食い止める政策としてとても魅力的だと思った。この政策を実現するためにはもっと政治に関心を持ち、発言していくことが必要だと感じた。

 本を読み終えてこの本が教えてくれた30の方法の中から自分にできることを考えたところ、フェアトレード商品を積極的に購入することだと思った。通常のコーヒー取引だと生産者の取り分は最終価格のうち、1%~7%であるのに対し、フェアトレードの取引における生産者の利益の取り分は17%になるという。このように数字で示されると説得力を持つし、自分が購入する商品によって途上国の貧困を助長させることも、貧困を減少させることもできることを知ると、お金に自分の思いを託し何を購入すべきかについてもっと考えるべきだと感じる。

 私は大学で経済を学び金融機関に就職したという経験があるのですが、経済を理解しようとすることに終始し、経済がもたらしている問題をいかに解決するかについて考えたり行動を起こしてこなかった自分を少し恥じた。そして同時に、この本によって現実的な問題解決の第一歩を踏み出してみたいと思うようになった。

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紙の本恋する日本語

2005/04/19 01:19

日本語に恋しました!!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「素敵な日本語と、心が幸せになる恋物語に出会えた。」という気持ちにさせてくれる書です。
カタカナや英語などの外国語の良さに目が行きがちな昨今、「あえか」や「玉響」などの、難しいけれど美しい日本語が紹介されており、日本語の良さを再認識することができました。また、言葉に美が内在する日本語をもっと知りたいと思うと同時に、後世にも伝えたいと思うようになりました。
少々難しい日本語であるにも関わらず、言葉がすっと心に染み渡るような気持ちになるのは、その言葉を使って、短いけれども奥深い恋物語が展開されているからです。「こんな恋をしてみたい。」とか「あんな恋愛素敵だね。」と感じる珠玉のショート・ラブストーリーは、どれも心に響き渡り、恋の趣に誘われます。
「恋する日本語」を読んで、日本語に恋した私でした。

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紙の本読書力

2004/10/11 21:02

読書の姿勢の再点検をさせてくれた書

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 読書好きの私にとって、自分の読書に対する姿勢を、見つめ直すきっかけとなった書です。

 読書力は著者の経験から「文庫百冊・新書五十冊を読める」、しかも「4年以内に文庫百冊を読める」力と断定されています。まず反省させられたのは、恥ずかしながら、この基準に達していないことです。中学生になった頃から、読書の習慣がなくなってしまい、再び本を読むようになったのは、大学に入ってからですが、最近は新書ばかりです。よって、今から頑張って、この基準に到達し、読書力なるものを築き上げようと心に誓いました。

 ともすれば、自分の好きな著者の本や、読みやすい本を選んで読んでしまいがちです。しかし、著者は「精神の緊張を伴う読書」を薦め、「好きな著者の本を読むだけでは、著者に同一化して舞い上がる」自分を作り上げてしまう危険性を指摘しています。確かに、自分のレベル以上の本というのは、読もうという気持ちに持っていくのが大変ですが、読み終えると、成長したような気持ちになり満足感も大です。また、限られた著者の本を読んで、その主張を絶対化すれば、幅の広い自分を形成していくことはできないし、自分に合わない主張を聞く耳を持たず排除する可能性もあると思いました。

 読書をなぜするのかというのは、漠然とは分かっていても、なかなか明確に言葉に出来ないものです。著者は、読書をする理由を「自己形成、自分を鍛える、コミュニケーションの基礎」という三つのキーワードで説明されています。なんとなく感じていたことなのですが、こうやって三つのキーワードで説明されると、なぞが解けたような感覚に陥りました。

 この本が他の同種の本と違うのは、著者の経験と実践を基に書いてあり、よくある学者の役に立たない本ではなく、実践的で読書力をつけようという意欲を引き出してくれる点です。 

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紙の本「反日」日本人の正体

2004/09/30 22:56

マスメディアの本質と北朝鮮の本当の姿を見抜ける書

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

マスメディアというのは、中立であるべきなのですが、人間が書いたり発言したりする以上、主観が入ります。ひどい場合には、編集者の偏見によって、事実がねじまげられる場合があります。それを北朝鮮を題材に、報道がいかに事実と違うか、またそのことによって、北朝鮮のウソの姿を信じている人がいかに多いかを、実際の報道を元に検証しています。

著者の井沢氏の歯に衣着せぬ批判が心地よく、また、感情的なものの言い方ではあるが、最後にはしっかりと解決策を提示しており、好感の持てる内容となっています。

マスメディアの報道を無批判に受け入れている方や、北朝鮮の本当の姿を見たい方に、是非読んでいただきたい書です。

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実践的で、知的好奇心を満たしてくれる。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 前半は、速読がどうしてできるのかという理由を、目と脳の働きや認知科学から説明されており、速読に対する偏見みたいなものがとれました。
そして、中盤から、実践的なトレーニング教材になっており、この本を使って速読をマスターできるように、配慮されています。

 また、日本史を題材にしてあるので、日本史が好きな方や、習ったことのある人は、知的好奇心を満たしてくれると思います。ただ、私は日本史が苦手で、この題材は少し抵抗がありました。でも、日本史の勉強をしなおそうという気になったので、結果的に良かったです。

 ひとつ欠点を挙げれば、トレーニングの内容が、初心者から上級者までという広い範囲を想定したものとなっており、初心者の私には理解できないページがありました。もう少し、対象を絞った方が良いのではと思われます。

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イギリス紳士の幕末

2004/10/09 18:06

イギリス紳士と幕末の日本って?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 歴史書の面白さのひとつに、ある特定の時代を断片的に取り出し、その時代を深く見ていくことがあるだろう。この書は、幕末というペリー来航から明治維新までの時期を、特に焦点を当てて書かれている。幕末を扱った書物は数多くあるが、『イギリス紳士の幕末』はタイトルから分かるとおり、この本の良さであり、面白さでもあるイギリス紳士の目から見た幕末の日本を描いている。つまり、鎖国をしていた日本にイギリスが開国を迫った際に、外交を担当していたイギリス紳士の目から見た日本を、史料を基に実に鮮やかに描き出している。それ故、幕末にタイムスリップしたような感覚で、本の中に吸い込まれるように読み終えた。

 私は、そういう視点で、この著書を読んだのであるが、もう一度読みたくなり、二度目はイギリス紳士とは何かという観点から再読した。そして、この本を貫くテーマは、幕末に日本で活躍したイギリス紳士に焦点を当て、「イギリス紳士からみた幕末の日本」を彼らが残した史料から見つめることができ、また、「イギリス紳士とは何か」を描き出している、という二つの側面があることに気がつく。

 当時のイギリス外交官達は、ペリーのように威圧的に日本に臨んだのではなく、「フェアプレイ」を重んじるイギリス紳士の精神やイギリス紳士を特徴づける柔和さによって、穏やかで平和的交渉をしたという。イギリス紳士が身に付けるべき「フェアプレイ精神」は、イギリス外交官達の残した記録に生きているように感じた。なぜなら、彼らは当時のイギリスからすれば、文明の遅れた国である日本を蔑視するどころか、賞賛を持って書き記しているからである。またイギリス紳士は知性と教養を持ち合わせていなければならなかったが、優れた洞察力によって日本を見つめ、彼らの知性と教養を十分に生かし、日本の風俗や文化などを手紙や日記や公式記録に残している。その豊富な史料をふんだんに盛り込んだ『イギリス紳士の幕末』は、イギリス紳士の教養と知性が匂ってくる。それ故、とても興味深くまた時にユーモアにほほえみながら、イギリス紳士の目になって、幕末の日本を見つめている自分がいることに気がついたのである。

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歴史の面白さを味わえる書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私は受験時に、日本史を選択したのですが、点数が稼げない科目でした。なぜなら、教科書ははっきり言ってつまらなかったです。

 でも、この井沢氏の書物は、非常に興味深く読めました。その理由は、なぜこの歴史的事実が起こったのかという背景を説明し、温故知新というように、その歴史の出来事から、どのように今の日本人の精神などに影響を与えているかを導き出しているからだと思います。教科書に欠けている「なぜ」という部分を非常にしっかりと描き出し、歴史を学ぶ意義、つまり日本人の特性を歴史から学べる点が、この書の魅力だと思います。
 歴史というのは、遺跡などから様々な仮説が立てられ、多くの支持を得ている仮説が日本史となります。井沢氏はとても独創的な説を展開しており、私は論理的であるので、井沢氏の説を支持していますが、独創的であるがゆえに、受け入れられない人もいるかと思います。

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紙の本ついていったら、だまされる

2008/02/07 13:04

貴重な体験談を綴るっている。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本の面白いところは、著者である多田文明氏が実際にだまされた体験をもとにしており、また、評論家として雑誌に連載するためにわざとだまされ、その体験談をつづっている点である。

 体験談であるが故に本を読みながら、まるで詐欺にあっているような少し怖い臨場感がある。そして、著者が詐欺師の手口を明かすと、なるほどそういう作戦でだまそうとしていたんだと思うと同時に、冷静な自分がよみがえってくる。最後にだまされないためにどうすれば良いかという処方箋が書かれてある。詐欺というと怖いというイメージがあったのだが、詐欺師の手口と対処法を知ると、警戒するのは必要だが無碍に恐れるものでもないなと感じるようになった。

 著者の考えに一番共鳴したのが、「振り込め詐欺」についてである。『今の時代に全体的に広がっている「なんでもお金で解決しようとする」という風潮が、そういう詐欺を発展させているんだから。』と著者は述べている。私は「振り込め詐欺」のニュースが報道される度に、まずは家族が間違ったことをすれば叱り、家族が迷惑をかけたなら謝るというのが先決で、お金で補償するのは二の次ではないかとつくづく思っていた。

 著者は『人は、前向きなときにも、後ろ向きなときにも、両方だまされる。』という。恥ずかしながら私は何度か詐欺の被害者になりかけたことがある。それは就職して2年目で、仕事の質をもっとレベルアップさせたいという前向きな気持ちの時と、病気療養中で仕事ができず後ろ向きな気持の時であった。長年抱いていた「どうしてあの時だまされたのだろう?」という疑問が解消されたと同時に、結局のところすべての人がだまされる可能性があることが分かった。

 「人はなぜだまされるのか?」そして、「どのようにすればだまされずにすむのか。」、そういう気持でこの書を読んできた。その回答は、『だまされやすい人の多くは、疑問を持つのだけれども、その思いを最後までもち続けず、疑問を考えることをサボってしまう傾向がある。』という。考えないと思考停止状態に陥り相手の言いなりとなり、詐欺師の思うつぼなので、結局のところ、考える力を身につけることが、詐欺に対する最大の防御になるようだ。

 この著書は中高生に向かって語り口調で書かれており、とても分かりやすい。もちろん幅広い世代に読んでほしい。なぜなら大切な家族や知人を守るため、そして自分自身を守るために。

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紙の本邪馬台国と卑弥呼の謎

2004/09/28 10:55

邪馬台国論争のスタンダードな教科書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

邪馬台国論争だけでなく、邪馬台国に関する詳細な分析を、魏志倭人伝を元に行っており、また、3世紀頃の古墳や遺跡などから邪馬台国との関連に触れています。邪馬台国論争に関しては、主要な説を取り上げて説明されています。要するに、邪馬台国に関する教科書的な本と呼んでいいだろうと思われます。
この本の良いところは、あまり筆者の主観を入れていないので、邪馬台国に関する仮説を読者が取捨選択し、3世紀頃の日本を思い描けるというロマンに引き込まれる点です。
残念なのは、説明不足なところがあり、訳が分からない点です。

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