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先月(2017年8月)

karasuさんのレビュー一覧

投稿者:karasu

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本猫背の王子

2004/03/21 00:38

ミチルという人

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 官能小説が始まりそうな冒頭。「自分とセックスしている夢を見て、目が覚めた」これは、自分の周りから大切な人達が消えても、自分だけは自分自身を愛す、愛しているという祈りの表れだったのだろうか?
 
 この夢から目覚めたのは、主人公のミチル。
 彼女はレズビアンである。芝居が無くては生きていけないような演出家でもある。
 自らも舞台に立つが、作中に出てくる女記者からは「芝居はヘタだけど、キスは上手」と評される。しかし、その存在感は絶大で、それ故、公演直前、主演女優に辞められる。
 主演女優を連れ戻す為には、彼女の隠し子を盾に包丁持参で乗り込むような人である。この事からも分かる様に、ミチルは自分の我を通すタイプである。それは、周りもついて行けない程に。
 
 才能が在るから、惹かれた人間が集まる。永遠の少年の様な容姿から、女の子達が熱を上げる。眠るベットに事欠かない。しかし、ミチルが切望している物ほど手には入って来ない。
 
 余命僅かな病んだ老人を、子供の変わりに癒してやっても、ミチルは本当の母から愛される事は無いのだ。
 知的淫乱の女たらしと言われ、事実、次々に女達を渡り歩いていても、本当に恋焦がれる由紀さんとは手も握れない。
 劇団に無くてはならない存在のトオルは、ミチルから離れていこうとする。真っ直ぐ自分を貫くミチルの側に居ることは、親密度を増すほど、辛くなるのだろう。 
 
 思うままに生きている様に見えるミチルの、激しく、痛々しい様に引き込まれていく。
 中性的だろうその姿は、如何ほどに美しく痛ましく、そして、印象的なものなのか。
 
 切望するものを失ったが、「あともうすこしくらいなら、生きてゆけるかもしれないと思った」ミチルは、この先どう過ごしてゆくのだろう。

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紙の本蛇にピアス

2004/02/28 16:25

今という時代の一部分

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人は千差万別であるけれど、この作品は、今の時代の千差万別の一部分を切り取った作品だと思う。この作品で表現されている世界観が全てでは無いが、確かに今という時代が反映されている。
 スプリットタンや刺青という題材が突出してしまっているが、実は人の内面がメインであるように感じた。メインだと思うのだが、それが丁寧に描かれているかは微妙なところだと思う。明確に表現されている事が多く、明確すぎて、さらりと軽く流れて行ってしまうように感じたところもある。
 主人公ルイの根拠の無い自信や、居なくなってからはっきり気付いた同棲相手のアマへの思い。そんなルイを痛々しく思いながらも、最後までつらつらと読めてしまった。ラストは、突然終わってしまった感が残るが、次回作への期待を感じる作品だった。

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昔話の違った視点の本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 正直、この本を読んで、お金儲けに対しての意識が高まるなり、コツが分かるなりするのだろうか?と気持ちで買っていた本だった。買ったが、中々読まずに放置してあったものだ。

 本中は、日本の昔話を、お金儲けと言う視点に切り替えストーリーが綴られる。そして一話毎に、その話を通して学ぶべき「投資の心得十一箇条」というものが当てはめられている。希望、価値、投資、リスク、コストなどである。
 十一箇条は、私にもすんなり頭に入れる事が出来る物も中にはあったが、難しく感じる物が殆どだった。知識のある方ならば、そこもすんなり進んでいけるだろうが、私は十一箇条部分はサラリと流し読みにしてしまった。

 一つ一つの物語の始まる前に、original storyとして、元々の日本の昔話が簡潔に書かれている。昔話は子供の頃以来だった私としては、こういう話だったと、曖昧になっていた部分が分かり、そのことに嬉しくなった。
 そして、こうして見ると、著者も「はじめに」で書いているように、昔話に出てくるおじいさん、おばあさんが貧乏である事が、なんと多い事か。しかし、正直者の良いおじいさん、おばあさんは幸せになる。もしくは、約束を破るなり悪い選択をするなりした場合は、折角手に入れていた筈の幸せが逃げていくといった感じの分かりやすく、やはりお伽話だ、というものが日本の昔話である。
 
 その日本の昔話も、金儲けという一点のみを追いストーリーをたてると、こういう物にも仕上がるのだなと思った。お伽話風では無く、こちらの方が、今昔混ぜ合わせた余程現実離れした世界観だと言うのに、現実的というか、シビアな仕上がりになっている気がする。寝る前の子供の枕元で語る声には似合わない。そして話されたところで、子供にはつまらないだろうけれども。私としても、ストーリーはそれ程面白かったような気はしない。

 著者の書いている、無知からの脱却という事には、とても共感出来た。お金儲けや投資、経済など以外でも、自分が無知だったばかりに、恥ずかしい思いをする事は多々ある。そういう事を減らしていける様に頑張ろうと再確認出来た所に、読んだ意味があったかもしれない。

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