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先月(2017年4月)

のんのさんのレビュー一覧

投稿者:のんの

2 件中 1 件~ 2 件を表示

子孫が語る永倉新八

2009/02/12 02:11

新八をめぐる見えない糸のようなもの

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

隊士のなかでは永倉新八に興味があるので、なんとなく買ってしまった一冊だ。個人的には、人物伝は一通り読んでしまうと、よほどの史実的な新発見や着眼がないかぎり、驚きが生まれなくなってしまうもの、と思っていた。固定されたイメージを堂々めぐりすることが多い。しかしこの著者は歴史研究家ではないし、本書もいわゆる人物伝ではまったくない。子孫が語るというタイトルだが家族史でもない。曽祖父・新八が残した言葉を糸口に、新八とつながる人々を、過去と現代を縦横に追いかける全20話からなる短編集なのである。そこで出会った、加納鷲雄の子孫との会話や、新八とはまったく別の道で、同じ北海道に生きた隊士の話、新八を取材した謎の多い新聞記者の話など、脈絡のない章立てなのだが、その時代の匂いのようなものを著者は、現地に赴いたりしながらの地道な取材から感じ取り、書き上げている。人物伝というジャンルにはおさまりきらないし、またこれをなんと呼ぶのかも私は知らない。ただ歴史の表であろうと裏であろうと、これほど多様な生き様があるのかと、想像力をかき立てるものがあったし、歴史を今に引き寄せること成功している一冊だと思う。新八は隊士のなかでも唯一人、またあの時代にあっては珍しく、自分の生き様を素直に書き残した人だったと思うのだが、ひ孫にその血が受け継がれているのかもしれない。

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新選組永倉新八外伝

2003/12/16 01:40

新八ファンは必読!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新撰組隊士の後半生、というところが新鮮。しかも著者は曾孫です。現役バリバリの頃の新八の剣豪ぶりは知る人も多いと思うけど、その後となると、断片情報しか世にでていなかったはず。そこを著者は、77年の曽祖父の全生涯をまとめたのだ。意欲作ともいえると思う。時代の表舞台にいた新八は、新撰組なきあと、辺境だった北海道に渡った。家族を連れて東京(もう江戸じゃない)と北海道小樽を行ったりきたりする。生活もタイヘンだったと思うけど(新撰組は時代の反逆児とみなされていたし)、そこは新八。暗さは感じられない。養子縁組した妻ともいろいろあったみたいだし、きっと娘に頼っていたんじゃないかな。とか。時代錯誤とあきれられながらも、孫たちには、自分の生き様を伝えたかったのかなとか、新八さんの言葉にしなかった思いが伝わってくる。著者は比較的淡々と描いているが、時代背景も丹念に書き込まれており、おのずと一徹な新八の後半生の心の声が浮かび上がる。新八ファンなら必読。

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