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to 51さんのレビュー一覧

投稿者:to 51

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患者の立場から書いてくれている。

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 子宮ガンや卵巣がんは、妻がかかったとしても場所が場所だけでに、真正面から向き合うことをなんとなく身構えてしまいます。
 病気について具体的に知りたくても、医師によって書かれた本は素人には難しかったり、がんそのものについては詳しくても、実際の対応となると「担当医と相談しましょう」と結局投げ出されたような感じになるもの、治療や手術については可能性ばかりを示されて選択の具体性が示されていないもの、表面的な努力を求められるものなど、つまり、本当に患者の立場に立っているのかどうか、疑問になるものが主であると思うのは、私のひがみでしょうか。
「子宮・卵巣がんと告げられたとき」は、著者ががんの体験者だからでしょうか、患者側の立場で書いてくれた本という感じがしました。ともかくすべてが明解で、「そこが知りたかったんだよ」と何度思ったことでしょう。医者と接するとき、がんと向かい合っていくときの一つの基準を自分の中につくることができました。

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