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タナベさんのレビュー一覧

投稿者:タナベ

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紙の本31歳ガン漂流

2004/01/08 06:13

闘病記ならぬ漂流記、『オーケンののほほん日記』に並ぶ傑作日記!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

年末の「ジェネジャン」を見てこの本を知り、読んでみたが面白かった。
著者は余命を宣告されるが、だからと言ってジタバタしない。いたってクール。
入院させられつつも、ライターとして仕事をし続けるし、暇な時間は音楽を聞いたり漫画を読んだりプラモを作ったりする。このあたりが大槻ケンヂなみにマニアックというか、入院生活が全然しみったれていない。

いっぽう、抗がん剤投与や点滴など、治療の様子も描かれていて、「ブリーフィング」とか「CTスキャン」とか「カルボプラチン」とか、専門用語が飛び交う。

で、こうした医療の風景と、先のオルタナティヴでクールな日常とが、同等にミックスされているところが新鮮(「トマス・ピンチョン」とかが医療用語みたいに聞こえてくる)。

とにかく「日常」を崩さない。そこが従来の闘病記と違う。

そういう意味で「漂流」というタイトルはぴったりだと思った。

みなと浮き輪で遊んでいるうち、ひとりだけどんどん沖に流されていってしまったという感じ。戻りたいのに戻れない。永遠に戻れないかもしれない。が、著者はそこでパニックにならず、冷静に(自分がこれまでいた)陸の光景を眺め始めるのだ。

ぜひ続編を出して欲しい。

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