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pon-michaelさんのレビュー一覧

投稿者:pon-michael

2 件中 1 件~ 2 件を表示

イマジネーションをかき立てられる一冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 一人の男が家に帰ると、妻がリスと一緒にベッドに入っている。床に落ちた妻の服の上には木の実がいっぱい落ちている。/つらい一日を終えて家に帰り、バスルームに入ると、浴槽がカブで一杯になっている。暗澹たる思いでキッチンに向かうと、今度はキリンがエプロンを着てレンジの前に立っていて…。/一人の男がレンタルで熊を二頭借りる。「あんたたちどっちでもいいから俺とセックスしないかね」と熊に持ちかける男。持参した輪で遊ぶのを止めて、互いをちらっと見やる熊たち…。

 この本の中では、動物たちもまた何ともユーモラスで重要な役割を占める。悪夢であればあるほど、その存在は滑稽であり、時に吹き出してしまうほどの可笑しさがある。
 本書を読み終えた後、偶然にもアメリカ人の友人からPotter社から出版されている英語版「A Man Jumps Out of an Air-plane」を借りることとなった。その裏表紙にはこう書かれている。
 「バリー・ユアグローは、ディビッド・リンチのシュールな日常とモーリス・センダックの月夜との間の何処かに横たわる、未知の世界を持つ作家」。
 読まなきゃ損!の楽しい一冊である。

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紙の本愛のゆくえ

2004/01/13 18:09

サンフランシスコの風を感じる一冊

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 原題は「The Abortion: An Historical Romance 1966」、直訳すると「堕胎 - 歴史的ロマンス1966年」。
 主人公「わたし」は、アメリカそのものという美しい図書館に、住み込み館員として働く31歳。もう3年も外には出ていない。この図書館は、いわゆる普通の図書館ではない。そこに置いてある本は、孤独で無名な「作家」たちによるものであり、また、永遠に誰にも読まれることのないかもしれないものである。この図書館に自分の大切な思いを綴った本を置きにくる人々を気持ちよく受け入れることが「わたし」の仕事だ。ある晩、本を持ってやってきた美しい娘ヴァイダと「わたし」は恋に落ちる…。
 世界の果てにあるような図書館、「生命」という意味の名を持つヴァイダ(Vida)、彼女の妊娠中絶…、本書には「生」と「死」という大きなテーマが一貫して流れている。そして、この世の果ての図書館で働く「わたし」は、既に使い古された言葉で言うならば、紛れもなく「癒し」の存在である。「わたし」を「引きこもり」とみなすこともできるけれど、その存在価値や社会的な役割は十分にあるように私には思えた。
 また、本を愛する人間にとって、この図書館での仕事はとても興味を惹くものである。
 読了後、堕胎という暗くなりがちなテーマにしては、一陣の風が吹き抜けていくような爽やかさが残った。
 ただ、ヴァイダの外見の美しさばかりが強調されているため、その内面については疑問が残る。

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