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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

ひささんのレビュー一覧

投稿者:ひさ

12 件中 1 件~ 12 件を表示

「考える日々」を考える日々

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ここ最近、腹ばかり立てている。

10年来の知人と考えの違いから衝突した。
業者からの不明な請求に、根拠を問うても、話がかみ合わない。

相手があることだもの、、と考えてみても、やはり、イライラする。
では、私が当たり前と考えてきたものは、いったい何だったのだろう。
ちょっと厭世的な気分になったりして。
本当のこと、正しいことって、いったい何なのだろう。

テレビを見ても、ネットを見ても、情報は恣意的なもの。
私が知りたいのは、本当の、正しいことなのだ。

そして、「考える日々」を読んだ。
半年ほど前、著者の「14歳からの哲学」を読んで以来
彼女の言葉の世界に引き込まれた。
右でもない、左でもない、何にも傾倒しない、誰にも傾倒しない
宗教でもない、スピリチュアルの世界でもない
ただ「存在」そのものを考えている、著者の一言一言が
まぎれもなく本当の言葉だと感じたからだ。

10年前に出版されたこの本。
書き出しの社会現象は、もちろん10年前のことだけれど
彼女の言葉は、ちっとも色褪せていない。
時代に、社会に、世間におもねらない、彼女の言葉は
やはり本物だと気づかされる。
あまりもの書きっぷりのよさに、時にはふふっと笑い出してしまう。
彼女と似た感覚をもっている言葉に出会うと、うれしくなる。
私のいら立ちも、幾分和らいできたところに、こんな言葉が出てきた。

「考えると無限に考えられるのは、存在の内容が無限だからで
存在することしか考えられないのは、それが存在の形式だからです。
存在の内容と存在の形式が矛盾するのは存在の真実なので、、、、」

考えて、厭世的になっても、明日の予定を考える自分がいる。
考えて、納得しても、存在を否定されたようで、腹が立つ自分がいる。
存在は矛盾を内包してる。
その矛盾を前に、私はココで立ち止まっている。

じゃあ、どうすればいいんだろう。
そうしたら、彼女の言葉が聴こえてきた。
「そんなの、自分で考えろ!!」

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世の中を見る目が変わります!!

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本が発行されベストセラーとなった2000年。
早速購入し、読み始めたが、よく理解できないまま半ばで本を閉じ
それから7年が過ぎた。。
その当時、私は就職し、結婚し、子供を持ち、世間並みの幸せをか
みしめていた。
それから数年後に待ち受ける日本社会の現実も知らずに。。。

この日本を待っていたものは、格差問題、年金問題、税金問題、雇
用問題、財政破綻問題・・
次々と噴出する問題を前にして、ようやく気づいたのだ。
国や地方や会社に私たちの人生を預ける時代は終わったのだ・・と。
この国はどこへ行くのか、私たちはどう生きていくべきか。。
そう強く憂えたとき、この「金持ち父さん貧乏父さん」が7年のと
きを超えて本棚の中での深い眠りからさめたのであった。

今回は一気に読み終え、古い頭を新しい頭に交換したかのような気
持ちよさであった。
その当時のアメリカの現状を織り交ぜながらの筆者の意見が、ずばり
それから7年後の今の日本の現状と怖いほどぴたりと重なるのである。

本を読み終えた後、筆者の価値観は、私の新しい思考の一部となり、
新たな世界観を得ることができた。
大げさに聞こえるかも知れないが、まさにそうなのだ。

社会構造が大きく変わるうねりの中、ほんの少し立ち止まって、生きる
こと働くことの意義を考えよう。今の濁流にのみこまれず、賢く生きて
みよう。自分のために・・
今の日本だからこそ、生き方を憂えるすべての人に読んでほしい。
希望の光が見えてきます。

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紙の本怒り 下

2017/02/13 13:31

人を信じるということは

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人は、なにをもって人を信じるのだろうか。
社会的立場、経済力、容姿、出自、態度、言葉、、
相手の情報をどれほど得たとしても、最後は、自分の信じる力の強さによるところが大きい。だから、信じた相手に裏切られたとき、人は、深く傷つく。自分に失望し、相手に絶望する。絶望は、時に怒りに変わる。
 けれど、人は、本能的に人を信じたいと思う。そして同時に、本能的に自分が傷つくことを避けたいと思う。その狭間で、私たちはもがき苦しんで生きている。

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紙の本コンビニ人間

2017/01/20 10:26

社会的存在であるために

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

個性、多様化という言葉が闊歩し、個人のあらゆる生き方が認められる社会へと変化したかのように見える今。しかし、依然として私たちの目の前には、大きな何かが横たわる。それは「人並み」という価値基準だ。
集団(社会)を維持しようとするために、人は同質な仲間を求め、異質なものを排除しようとする。社会的存在であろうとする人間は、排除を恐れ、自分の存在が社会システムの中に組み込まれることを本能的に望んでいるのかもしれない。
 学校に行く。就職をする。家庭を持つ。経済活動をする。それが人として生きるために、人並みという価値基準に適合する努力であるとするならば、古倉恵子が、コンビニの中で社会との接点を見いだそうとする姿を誰も笑うことなどできない。

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紙の本博士の愛した数式

2004/07/04 17:54

なぜか涙があふれてきた…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 登場人物が亡くなるストーリーでも、すごく感動するストーリーでもないのに、読んでいる間中、なぜか涙が止まらなかった。
 
 数学の世界が美しく、清らかで、愛おしいなんて考えたこともなかった。
 数字なんて、当然に存在し、それに感動したり、愛したりなんて考えられなかった。

 学生時代、数学の授業で習った数式は丸暗記しただけの、即物的なものであった。でも物語の中に登場する数式は、それがまるで生きているような、そして本当に神の手帳が存在し、そこに導いてくれるかのように、美しく、優しく、静かな、メロディになって心に響いてくる。それは、博士が愛しているからこその数式であり、その博士を愛する、「私」や「ルート」の数式だから…数式にいのちが宿ったように数字が本当に愛おしく思えてならなかった。

 この世は、神が作ったすばらしいものなのに、今の私たちは、さも人間が作り出し、発展させてきたように、傲慢になってしまっているのではないか。そして、ほんの小さな事象に無関心になっていて、感動を忘れているのではないか。そして、愛情を注ぐということを現代人は忘れてしまったのではないかと思わずにいられなかった。

 人は、見返りを求めない愛情を注ぐとき、人として、美しく、清らかで、静かなのであろうと思う。博士の、数式や「ルート」に対する愛情が、まさにそれで、その清らかな美しさに心がしびれ、涙がとまらなかったのだと思う。

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紙の本エハイク

2004/07/04 17:15

「俳句」と「絵」と「評」の絶妙な笑い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 まず、この本の形がいい!! 手になじみ、まるで経本でも持った感触。
しかし、中身のおもしろさは、想像以上である。

 本物の俳句は、句からその情景を目に浮かばせ味わうものであろうが、この「エハイク」は句だけでは情景がなかなか想像できない。吉田戦車の絵が句を鮮明にし、そして「評」が句を想像させ、絵を想像させる。
何ともいえない、おもしろさである。俳句だけでは、存在しない。絵だけでも存在しない。評がなくちゃ、つまらない。「エハイク」とは、うまい造語だ。

 読者によって、一句ごとに好みがはっきり分かれるにちがいない。その人のセンスで、好みの句を探してみるのもきっと楽しいはず…。思わずぷーっと吹きだしてしまう句がたくさん。

 私は、「父」ネタと「主将」ネタが好きだが…みなさんはどのネタ…じゃなくて、どの「エハイク」が気に入るでしょうか??

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紙の本まあちゃんのながいかみ

2004/02/20 01:42

長い髪からこんな想像ができるなんて、とってもすてきです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 タイトルと表紙の絵を見ただけで、思わず買ってしまった1冊。

 女の子3人のおはなしが、とっても表現豊かに伝わってきて、子供と一緒に読みながら、まあちゃんの想像の世界へふんわりと入っていった気分になりました。読み終わったあと、また読みたいなと思わせるものがあります。

 まあちゃん、みいちゃん、はあちゃんの会話がかわいらしく、でも少しおねえちゃんぶりがうかがえるような言葉遣い。感情たっぷりに読み聞かせると子供にもすぐにその情景のイメージが浮かんだらしく、まだ字を読めない私の子供も会話を丸暗記して、感情豊かにページをめくりながらよみます。子供から逆に読み聞かせをしてもらってるようで、なんともそれが楽しめます。

 子供も大人も楽しめる絵本ですよ。

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紙の本残虐記

2005/12/15 16:57

人間の想像力のすごさ・・

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 想像にはじまり、想像で〆るこの物語。何が真実なのかわからない事件や人物。この物語の真実とは何なのか。
 そして、読み終えてから今度は読者がこの物語の真実に迫ろうと新たな想像をはじめる。

 うーん、またしても桐野夏生の術中にはまってしまった感である。想像の連鎖・・・
 ということで、読後の私の想像。

 「グロテスク」に続くこの作品は、この世のすべてを人間は想像によって創りだしているのだ!!と叫んでいるようだ。
 この物語の真実を追っても真実は出てこない。主人公が存在しているのか、事件の当事者なのか、残された小説は事実なのか、わかりはしない。真実とは「想像」と「思考」につきるのではないか。
 この世の中に唯一の真実なんてありえない。
 人間は想像することで、この世の事象を感じ、認識するのだ。
 つまり「想像すること」そのものが真実であり、この世の実体なのだ、と。

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紙の本考えるマナー

2017/03/02 10:11

笑えるマナー本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

予備知識なく、本を手に取り、ページをめくったら、思わず久しぶりに声を出して笑っている自分がいた。巻末で、この本が、読売新聞に掲載されていたエッセイだと知った。エッ!?今度は声を出して驚いた。
20年近く、脇目もふらず、一途に朝日新聞を愛読してきたが、隣の新聞で、こんなに面白いエッセイが掲載されていたとは。ほんとにもう、歯ぎしりしたい気分になった。

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紙の本誰かが足りない

2017/02/17 10:35

ひとりよがりになってる夜に

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レストランを訪れる人、しかも予約をして訪れる人は、ことのほか幸せそうに思える。その日が、その人にとって、人生の数少ない「ハレの日」だったとしても、なぜかしらその人の人生は、いつの時も輝いているような、そんな羨望感を覚える。自分が悩んだり、落ち込んでいるときなら、なおさらそうだ。
一見、どんなに幸せそうに見えても、人は誰しも、それぞれに何かしらの満たされない思いを抱えて生きている。その当たり前のことを、きちんと思い出させてくれる物語。
落ち込んで、ひとりよがりになっている夜にこそ、ぜひ読みたい本である。

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紙の本日本100名城に行こう

2017/01/30 10:40

旅のおともに

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昨年の大河ドラマ「真田丸」にはまった我が家では、小学2年の長男が、大阪城に行きたいと言いだした。そこで、この本を購入して、大阪城へ。大阪城を満喫し、二条城へも足を伸ばし、2つのお城のスタンプをゲットしたと、息子はとても喜んだ。
 そしてまた帰ってくると、すぐ、次はどのお城へ行こうかと本を広げていた彼の姿があった。私もこの本を携えての次回の息子との旅が楽しみである。

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紙の本グロテスク

2004/02/19 00:16

この疲労感っていったい…

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 読んだ後の疲労感は相当のもの。作者の描く世界に翻弄された気分。「グロテスク」の世界の中で、現代社会の人の心の闇の構図を垣間見たような感じ。

 人は他者と同質でありたいと願う。それゆえの思慕と憎悪。しかしまた人は他者と異質でありたいと願う。それゆえの尊敬と軽蔑、憧れと嫉妬。相反する願いと感情は人を混乱させ悩ませる。そこで人は確固としたものをもとめるのではないか。それが自分というものの存在価値。

 登場人物の「わたし」「ユリコ」「ミツル」「和恵」がそれぞれの手段で自分の存在価値を見いだそうとする。その時の感情や行為があまりにもグロテスク。そしておそらく4人の抱く感情を誰しもが持ったことがあるはずだ。しかしこの感情は人には知られたくない、いや自分自身も意識したくないはずだ。これが人の心の闇の構図…それを作者に鋭く暴かれたような気分になってしまう。

 自分の存在とは何か、答えはあるのだろうか。登場する4人の女性の中でその答えを見つけたのは「ユリコ」だけではないだろうか。
 
 「ユリコ」は幼い頃からあまりの美しさに他者の好奇の目にさらされてきた。それゆえ早くに自分と対峙せざるをえなかったのではないか。そこででた答え。「自由は自分の心の中だけ」…「ユリコ」のつぶやきである。欲望のままに生き、死んでいったような女性が、実は確固とした自分を見つけていたのではないかと感じずにいられなかった。

 人は他者との関わりがあるからこそ生きていけるけれども、真実はきっと誰にもわからない…誰の心にも闇が存在するのだ。

 忘れたくても忘れられないような読後の疲労感だった。

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