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先月(2017年8月)

yanjiさんのレビュー一覧

投稿者:yanji

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紙の本花おりおり 愛蔵版 その2

2004/03/17 02:46

花の名前

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「花の名前をひとつ覚えてあなたに教えるんです」と大好きな歌の歌詞を口ずさんで、ページをめくりながら、新たな花の季節の訪れを感じる。

本書は、朝日新聞で連載されていた「花おりおり」の続編である。前作と同様、季節の花の写真に、短い言葉で内容に富んだうんちくが添えられている。道を歩いていてわからない花に出会ったら、家に帰って、名前を探す。私にはその使い方がもっぱらである。

思えば、私は花の名前に軽いコンプレックスを持っていた。花を見て、即座にその名前を言う友人に、かすかに嫉妬を抱いたこともある。それは自分が「知らない」ということに対して抱くものではなく、あいつは「知っている」ということに対する羨望から来るものであった。

花の名前を覚えて、私はそれを自分の感覚のイメージに結びつけた。それは、例えば、「アジサイ→雨に濡れている…」、といった一般的にイメージされるものとほとんど変わりはないのだが、私は花の名前を獲得することで、「知っている」をたくさん集めていた。

しかし、そうして花の名前を覚えることに違和感が出てきた。それは、夜空を見上げたときに、知らず知らずのうちに星を星座の線でなぞってしまうことに似ている。もし星座を知らなければ、自由に描ける線がそこにないだろうかと。

ただ、自分の自由なイメージといっても、なにか先立つイメージがないと、実は自由に描けない。こういう場合、自分の自由は自分の好みなのではないだろうか。本書はそんな自分の好みを探すことができる本でもある。

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