サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. じゃあなさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年9月)

投稿数順ランキング
先月(2017年9月)

  1. 1

    UP

  2. 2

    UP

  3. 3

    UP

  4. 4

    UP

  5. 5

    UP

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

じゃあなさんのレビュー一覧

投稿者:じゃあな

10 件中 1 件~ 10 件を表示

闇と萌えと優しさと

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

都会の片隅、ふたりきりで暮らすクロエとミサキ。
クロエは風変わりな小説家。ミサキはある事件をきっかけに、吸血鬼の血族となり、光を浴びることもかなわないが、心はいたって年相応の、純粋な少女だ。
ひっそりとした二人の生活には、時に闇がしのびよる…。
いいっすね。Gunslinger Girl+PaPa told me+ちょっと奥瀬早紀風味。
クロエとミサキの静かな日常の描き方もいいが、オカルティックな事件との絡みもよく研がれていて無駄がない。この世界における吸血鬼の設定の出し方も、焦らさず親切になりすぎず興味をそそられるさじ加減だ。
作者は「ブギーポップ・デュアル」の高野真之。
あの時は、そっくりなクローン人間ばかり描く作家だと思ったが、本作は(キャラが少ないからと言えばそれまでだが…)クロエとミサキの理解者・科学捜査課のサイノメさんも雰囲気のある美女でいい感じである。
いや、何よりもミサキちゃんが! ミサキちゃんのお洋服を見るだけでにこにこ出来るぞ! コートもパジャマもおでかけワンピースもかわいい! かわいいぞ!!
めずらしい事に本作では、作中の時間が夜の時は、コマ外の画面が黒く塗りつぶされている。なんか夜になると画面が暗くなるRPGみたい。
最初は回想シーンがずいぶん長いんだなと勘違いしたが、納得してしまうと重苦しい雰囲気が出ていて面白い手法だ。
普通の漫画でやったらめまぐるしくてたまらないだろうが、本作ではそれによって、闇の世界でしか生きられないミサキの呪縛がより一層伝わってくるではないか。
さあ、今すぐ発注! おっとその前に、作者公式サイトで予告漫画を忘れずにチェックだ!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ギャグ、テンポ、お色気、美少女、すべてが申し分ない。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なぜ覆面をした筋肉質の大男がメイドさんの格好をしていなければならないのか。なぜ執事や、ボディガードではいけないのか…。
そんな疑問もふっ飛ばすコガラシの勢いがスバラシイ。「このご主人め!」「よかろうご主人!」など、しっちゃかめっちゃかな日本語がともかくアツイ。
「コガラシ節」を見ているだけでも笑える。
そして勘違いと暴走を繰り広げるコガラシに、負けてはいないなえかのダメっぷりも好バランス。
一見普通の、常識的な可愛い女子高生なのだが、その実、料理も掃除も殺人級。
頭きわめて悪く、暴走はなはだ激しい。なえかとコガラシ、どっちがおかしいかと言えば、どっちもどっちとしか言いようがない。
透視・超音波受信・怪力・脳内データプリントアウトなど、数々の超人的な絶技をくりだすコガラシと、タメはるなえかって一体何者だ…。
なえかとコガラシの丁々発止を微笑んで見守るフブキさんがまたイイ。
ルックス最高。中身最強。フブキさんを見てやにさがるだけでも十分「買い」の一冊。
ギャグ、テンポ、お色気、美少女、すべてが申し分ない。はやく二巻を出すが良いぞ作者。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

渋谷、宮下公園、センター街。ストリート的最終戦争(ハルマゲドン)。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 異形が東京に溢れはじめた発端の事件は、町田のマンモス住宅で起きた大量殺人事件だった。
 382人が亡くなって、たった12人の少年少女だけが生き残ったその事件は作中で「町田の事件」として語られる。
 また何故か異形達は生き残りの少年少女達をつけ狙うのだがその時にも「町田の生き残り、町田の生き残り」と繰り返しながら襲いかかってくる…。

 この「町田」というのが地名がモチーフとして巧いなあと思う。都会すぎず、かと言ってホームタウンにしては猥雑な雰囲気があって、ちょっとヤンキーっぽいところが主人公達の雰囲気に似合っている。これが一駅お隣の「相模大野」ではこうはいかない。見たか町田の底力。さすが腐っても東京都。市だけど東京都。

 そんな風に、悪魔だ、冥界だ〜と、これまでの藤沢作品からすると意外なほどオカルティックな設定を使いながらも、「現代(いま)の若者」「現代の東京」を描く感性の鋭さだけはちゃんと残してあるのが本作の魅力だ。生活圏のまるでかけ離れた人がどう感じるかは疑問だが、少なくとも東京で暮らす私にはこのライブ感が大いに魅力的である。モスラだって東京タワーに繭を作るから驚異なのだし、ゴジラだって国会議事堂を踏みつぶすから刺激的なのである。知っている場所、今生きている時代が不気味に歪むからこそ面白い。
 
 二巻の表紙は、暗い瞳とはぐらかした口調が特徴の鈴鹿警部補。いちいち見開きで「ふふ…なんとかかんとか、ね…?」と謎めいた台詞を呟く大人物だ。EPISODE.4などは、1Pまるまる鈴鹿スペシャルが四ヶ所の、見開きでキメキメ鈴鹿エクセレントが三カ所である。翼くんが一話で七回ドライブシュートを蹴った様な紙面使いの気前の良さ。主人公の申道くんはもとより、ヒロインであろう六条さくら嬢でもここまで景気の良い画面の使い方はしない。なんかよっぽど重要人物なんだろうか鈴鹿警部補。

 いちいち謎だらけの彼女だが、特公隊員の戦闘服らしい黒の革ジャンの下に、彼女だけはインナーのTシャツを着ていない。なのにどんなアクションをしても胸元がはだけないのもまた不思議だ。ファスナーは全開なのに…なんかでくっついてるのかそれ。
 
 二巻になって「町田の生き残り」には共通した秘密があることが判明。申道兄妹もそれに含まれる為、一般人代表は申道兄の親友・花園くんに決定してしまった。ナンパな外見に反してイイ人なだけに、花園くんの命はいつも風前の灯火。見ているだけで気が気じゃない。「東京は2年でなくなるわ」と鈴鹿警部補はシニカルに微笑むが、花園くんの場合、もっと早くに東京からグッバイしそうな気がする。

 花園くんの無事を祈りつつ、三巻を待つ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

おとぎ奉り(五)

2005/04/11 09:25

神器使い四人のそろい踏みにワクワク

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

眷族の脅威は増すばかり。第六の眷族「殺生姫」は、自分の意志をハッキリ持っているばかりか、室町時代からの記憶も残っており、使命を得て行動し殺戮する。
次々と姿を変えては人を殺す眷族に、追いかける蝦夷と健二も焦燥が激しい。
一方妖介はと言えば、よもぎの彼氏登場に、予想以上のダメージを受けて…。
大変であります! 前巻で眷族の存在が社会的にもオープンになって以来、攻撃は激しさを増し、あからさまにバッタバッタと人々が殺戮されていきます!
重要な人物や、「ちょっといい話」を見せたキャラも惜しげなくバッタバッタと死んでいきます!
いいえ大変なのはそんな事ではありません(ないのかよ)。
蝦夷先生がとても美形になりマシタ!! (ファンファーレ)
五巻は黒川くんと健二が走り回っていたせいでよくわからなかったのだが、作者の筆は徐々に派手さを増していたようで、健二の窮地に駆けつけた蝦夷先生は衣裳・ポーズと相まって素晴らしくカッチョ。何度見てもカッコイイので何度も見てしまう。
トレンチコートが、ステキ、まぶしい。健二の無様ぶりが対照的でグッジョブ。カラーページの蝦夷先生もステキ。蝦夷先生に限らず、今巻はよもぎちゃんも潤子ちゃんも可愛かったし(いろりちゃんはもともと可愛いしな)妖介もカッコ良かった。二十六話の神器使い四人のそろい踏みにはワクワクさせられるではないか。
こういう、それぞれ特化した特殊能力を持った戦士が戦う「サイボーグ009」型のアクションはやっぱりいい。弓、槍、盾、爪ときて、なぜか一番オーソドックスな「剣」がいないのは不思議だが、それも伏線のうちなのだろうか…?
いよいよ重くなっていく四人の使命とともに、いよいよ過酷さを増していく妖介の試練。どうなるどうなる…と、思ったらお話は突然新キャラの林檎ちゃんにズームイン。ますますどうなる新展開。
バイオレンスなアクション回に加えて、ラブコメ編の息抜きも程よく、読み応えがあった一冊。
蝦夷先生は次巻も素敵なトレンチコートでお願いします。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

神器使い四人のそろい踏みにワクワク!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

眷族の脅威は増すばかり。第六の眷族「殺生姫」は、自分の意志をハッキリ持っているばかりか、室町時代からの記憶も残っており、使命を得て行動し殺戮する。
次々と姿を変えては人を殺す眷族に、追いかける蝦夷と健二も焦燥が激しい。
一方妖介はと言えば、よもぎの彼氏登場に、予想以上のダメージを受けて…。
大変であります! 前巻で眷族の存在が社会的にもオープンになって以来、攻撃は激しさを増し、あからさまにバッタバッタと人々が殺戮されていきます!
重要な人物や、「ちょっといい話」を見せたキャラも惜しげなくバッタバッタと死んでいきます!
いいえ大変なのはそんな事ではありません(ないのかよ)。
蝦夷先生がとても美形になりマシタ!! (ファンファーレ)
五巻は黒川くんと健二が走り回っていたせいでよくわからなかったのだが、作者の筆は徐々に派手さを増していたようで、健二の窮地に駆けつけた蝦夷先生は衣裳・ポーズと相まって素晴らしくカッチョ。何度見てもカッコイイので何度も見てしまう。
トレンチコートが、ステキ、まぶしい。健二の無様ぶりが対照的でグッジョブ。カラーページの蝦夷先生もステキ。蝦夷先生に限らず、今巻はよもぎちゃんも潤子ちゃんも可愛かったし(いろりちゃんはもともと可愛いしな)妖介もカッコ良かった。二十六話の神器使い四人のそろい踏みにはワクワクさせられるではないか。
こういう、それぞれ特化した特殊能力を持った戦士が戦う「サイボーグ009」型のアクションはやっぱりいい。弓、槍、盾、爪ときて、なぜか一番オーソドックスな「剣」がいないのは不思議だが、それも伏線のうちなのだろうか…?
いよいよ重くなっていく四人の使命とともに、いよいよ過酷さを増していく妖介の試練。どうなるどうなる…と、思ったらお話は突然新キャラの林檎ちゃんにズームイン。ますますどうなる新展開。
バイオレンスなアクション回に加えて、ラブコメ編の息抜きも程よく、読み応えがあった一冊。
蝦夷先生は次巻も素敵なトレンチコートでお願いします。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

このバッサリ感は癖になる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 タイトルを見て、レディースの特攻隊長の話なのかと思いこんでいた。特に豪華版の表紙はタトゥーを入れた赤い髪の美少女がもろ肌脱いで刀構えてメンチ切っているので、今から抗争に行くところなのだろうと信じて疑わなかった。
 
 だが彼女は敵対するレディースのチーム「鎖裸萬怒羅」(今私が勝手に作った)と木刀で殴り合うよりも、もっと凄惨で深刻な戦いに呑み込まれている身の上。「TOKKO」とは警視庁特殊機動捜査隊2課特殊公安部の略称だ。彼らの仕事は人を喰らう闇の異形を狩ること。ここのところ講談社系の人気作には、サイコキラーやテロリストによる悲惨な殺人現場が緻密に描かれて「?!」とか「!?」とか飛んでる事が多かったけど、本作の殺されっぷりはその比ではない。

 何しろ相手は人間じゃない。殺害方法もひきちぎってぶちまけて振り回す、もう全自動洗濯機に挽肉を入れたような有様。ただし相手が人間じゃない為にこちらも法的な報復に甘んじなくてもいいから、巨大な刀でバッサリズバーッとやり返せてスッキリ爽快。全編を通してヤッチマイナー! 感に溢れている。
 
 「GTO」ではトラブルメイカーの女子生徒達が大活躍して鬼塚先生以外の男の子達は振り回されっぱなし。「Rose Hip Rose」でも美少女コマンドーの超人的な活躍にまた男の子はタジタジ…であったが、本作の主人公・申道くんはその体に秘密を持ち、一連の怪事件の核心に深く関わっている様子で、ただのびっくり役ギャラリーに終わらない期待大。その代わり申道くんの親友・花園くんの安否が気遣われてならないが…。
 
 美少女満載、アクション万歳、アンモラルスレスレのバッサリ感がしばし日常の煩わしさを忘れさせてくれる作品。惜しむらく(?)は特公2課の女の子達はみんな革パンツを履いているので、作者渾身のパンチラがないところ。ここは主人公の妹、キュートな婦人警官・沙也ちゃんの今後の活躍に期待するとしよう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

敵も味方もゾンビもクセモノだらけ。個性豊かなサブキャラクター達、頑張れ主人公!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

死神武器職人専門学校「死武専」は、その名の通り、死神様の武器を作るための専門学校。
職人によって作られた武器は「99個の人間(悪人)の魂と、1個の魔女の魂」をを喰らう事によって完成する。
鎌職人の少女・マカは、育成中の武器「ソウル=イーター」とともに、魔女狩りに挑む!

一応、武器職人が狩る人間は悪人であり、魔女もまた凶悪な存在であるらしいのだが、一巻の冒頭でマカとソウルはいきなり無抵抗の魔女に襲いかかるのでやや面食らう。

鎌職人のマカとソウル(少年の姿をしたソウルが、戦闘時に鎌に姿を変える)、暗器職人のブラック☆スターと椿(娘の姿をした椿が、手裏剣やクナイなど様々な暗殺器に姿を変える)、死神の息子であるキッドと魔拳銃トンプソン姉妹(リズとパティーのセクシー姉妹それぞれが拳銃に姿を変え、キッドは二丁拳銃使いとして戦う)…の三組が、順番に出て来てそれぞれのエピソードを披露する。

こんな調子で武器と職人の戦いを描いていく連作集なのかと思うが、三組の流れはやがて「魔剣」とそれを影で操る魔女「メデューサ」という強大な敵につながっていく。

目立つのが大好き、目立つ為なら何でもするブラック☆スターや、左右非対照が生理的に我慢出来ず「親の七光り」と言われても「(非対照だから)7はよせ、8にしろ!」といきりたつキッドなどサブキャラが立ちすぎて、勝ち気な少女とやんちゃな少年という、典型的主人公のマカとソウルはややかすみがち。
CV滝口順平にしたい死神様や、マッドサイエンティストのシュタイン博士など、大人勢はさらにクセモノだらけ。

まっすぐでひたむきという正攻法の魅力だけを武器に、頑張れマカ&ソウル!
二巻でソウルが受けた試練を、二人が乗り越え、更に信頼を深めていく今後の展開に期待する。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

戦わなくても生き残れない!一番大切なもの=未来と引換に戦う力を手に入れた妖介の妖怪退治冒険譚

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小京都として知られる宮古野市では最近、謎めいた猟奇殺人事件が頻発していた。高校生の妖介は神社の境内でふざけていて、祠を壊してしまう。その時左手に感じた違和感…。
そして妖介は夢の中で「一番大切なもの=未来」と引換に、「眷属」なる化け物と戦う「朱雀の弓」を手に入れる。
宮古野市を襲う眷属と戦えるのは、朱雀、玄武、青龍、白虎、四神の力を得た四人の「神器使い」だけ。
左手に破魔の弓を宿し、化け物退治の使命を課せられた妖介に、残された時間は一年…?!

神器使いに選ばれた人間はそれぞれ「一番大切なものは何か」と問われて、答えたものと引換に神器を手に入れている。
妖介は最初「やっと手に入れたパクポン全44巻」などと答えており、そのままそれにしておけば良かったのに、パクポンが一番大事なら良かったのにとつくづく悔やまれる。

序盤で登場する神器使いは他に、妖介の学校の教諭・蝦夷先生。
クールで戦略にたけた蝦夷先生が、不思議なものを見る力を持つ神社の娘・よもぎとともに、知識も覚悟もない妖介をサポートする。

一巻では、設定やキャラクターに目新しいところはないのだが、スタートからゴールまで「しなければならないこと」が明確にされているのでとっつきやすく読みやすい。
眷属との戦いが脅威として妖介の友人らに受け容れられていくにつれて、物語も勢いを増していく。
戦い方にも創意工夫が凝らされていくので、どんどん良くなっていく漫画と言えるだろう。
これから挑戦される方は、少なくとも三巻までまとめて読むことをおすすめする。

ホラー漫画としては、心臓の弱い人にもおすすめ出来る程度。夜中に一人で読んでもまあ大丈夫。
眷属は不気味だが、正視に耐えないという程ではない。ただ、襲われる人が「いきなりパックン」ではなく「痛い痛い痛い〜」と泣き叫びながらバリボリ咀嚼されていくのがしみじみとイヤだった…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

スールでウテナな女学校、フィリエルの学園生活は薔薇色か百合色か

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いつかアデイルと王宮にあがる時のため、行儀作法を身につけにトーラス女学校に編入することになったフィリエル。だが生徒会によって牛耳られた学園でフィリエルはさっそく目をつけられ、孤立するはめに。
窮地に陥ったフィリエルのもとにあらわれたのは、幼なじみのマリエ。そして見覚えのある黒髪の少女が…。
原作は読んでいないのだが、どんどん変な話になってきてしまった。作者はウテナの大ファンなのだろうか。
フィリエルを助ける謎の小説家「エヴァンジェリン」がなぜ「騎士と少年」のラブストーリーを描いていたのかもツッコミたいところだが(それが大人気の王宮と女学校もどうなんだ…),ルーンの激しいキスを知って「どこでこんな事覚えたの、まさかユーシス様(男)に?!」って、フィリエル、女子校に入ったらすっかりおかしくなっちゃって。
今ひとつ機能的ではない派手派手しいコスチューム(剣の修行にフリルスカート付きレオタード。防具つけようよ!)と言い、ちりばめられたロリロリムンムンバインバインなサービスショットと言い、腐女子向きなのか萌え男子向きなのかそのターゲットすらわからない。
そもそも、ただの村娘のはずのマリエがどうしてあんなツッコんだところまで知っているのだろう。マリエがトーラス女学校に入学したのも伯爵の力なのだろうか。漫画では一巻の冒頭に登場したっきりで、フィリエルのピンチの時にはさっぱり姿を見せなかったくせに、いつの間にかレディの階段のぼりつめてきた。このまま一気に王宮入りか。マリエ、やるわね。おそろしい子…。
絵がかわいいので、ただのキャラ萌え漫画に成り果てても読むには読めるが、最初に壮大なファンタジーを期待しただけにちょっとがっくり。 どんどんダメになっていくユーシス様が、なんだか象徴的ですらある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

料理の才能を持たぬもの、ただ羨望すべし

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

漫画を読んで憧れた、あの料理が自分の家で食べられる! 夢の様なレシピブックの発売である。
口にした瞬間人々が「うもももも!」「な、なんと!」「ダイナマイトー!」と叫ぶほどのあの料理たち。
「ぐりとぐら」のカステラの様に、「エルマーと竜」のみかんの様に、物語の中に出てくる食べ物というのは、想像力という調味料も加わって、なんと魅力的で美味しそうなのだろう。
この本の通りに作れば、あの夢の味が家庭で再現出来るのか! わくわくとページをめくってみると…あれれ? 分量が書いてない。

これは原作者・雁屋哲の意向により、それぞれの家庭の味を取り込んで欲しいからあえて材料や調味料の細かい分量は決めていないのだという。
ちょっと待ってよ。それじゃ、結局うちの嫁さんの味付けになっちゃうんじゃないの。自分で作ろうにも、これじゃ全然わかんないしーと、これを機にキッチンデビューを果たそうかと意欲に燃えていたパパの情熱はクールダウン必至である。

巻頭で紹介されている「鯛の南蛮仕立て」は姑にいびられ続けてきた老舗呉服屋の女将が、お客様を鯛料理でもてなし、女主人としての力量を問われる…という勝負どころで使われた料理だが、はっきり言って漫画の方がよっぽど細かく調理法を説明している。この本のレシピだけで作れるのは、魚料理の心得もある、かなりのベテラン主婦か料理人であろう。キッチンデビューのパパはもちろんムリ。フリルのエプロンが似合う自慢の嫁ちゃんにもぜったい、ムリ。

原作を読んでいない実家のおかあちゃんにこのレシピだけでこの料理を作らせた味では、老舗呉服屋の嫁姑問題は決して解決しない。たぶん今ごろあの夫婦は離婚。おばあちゃんは死ぬまであの店に君臨するに違いない。人間の運命を変えるほどの味。これだけの情報量でそれが作れる料理の腕があるのなら、レシピなんてなくったって人生が美味しんぼである。本著は、元々料理が作れる人の為の料理本。そうでない人にとっては、漫画に出てきた料理がカラー写真で拝める「美味しんぼ写真集」である。

それはそれで、結構楽しいんだけどね…。天才料理人・岡星創作の「イタリア風ドーナッツ」。漫画で読んでも美味しそうだったけど、こうして見てもやっぱり美味しそう。思っていたよりパンっぽい外見の「白いかりんとう」。"究極の豆腐"がなかったらこの味は出ないんじゃなかったの? の「うずら肉と海老の一口豆腐」。「まずサバを三枚におろし」などと「最初に空を飛べ」と言われているのと同じような説明で始まる「しめ鯖のサンドイッチ」は永遠の夢のままになりそうだから、せめてその外見だけでも眼に焼き付けておくとしよう。

ファンなればこそ食べたくて、でもファンなればこそ中途半端な料理で夢見た味を汚したくないジレンマに苦しむ一冊。おチヨさんのご主人、中川さんのファーストネームが「得夫」だという事を知った事が本著の最大の収穫か。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

10 件中 1 件~ 10 件を表示