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うおざさんのレビュー一覧

投稿者:うおざ

75 件中 1 件~ 15 件を表示

ぴんはらり

2007/01/13 16:44

自分の存在が許される場所を懸命に求める物語

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 昨年の太宰賞(第22回)受賞作と、書き下ろしの二編が収録された単行本。『ぴんはらり』は戦国時代の山深い村を舞台に、リズムのある独特の方言で書かれた作品。一方『菖蒲湯の日』は、現代の一人暮らしのOLを主人公にした作品。
 一見全く共通点がないかのようですが、どちら作品も、自分の存在が許される場所を主人公が懸命に求める物語と言えると思います。家族の中であれ、学校の中であれ、社会の中であれ、「自分の居場所がない」と感じている人は少なくないと思います。
「誰も自分を見てくれない」
「自分はいてもいなくても一緒」
「誰もが自分を嫌う」
「自分の人生はいつもうまくいかない…一体何が悪いのだろう」
そう思って、生きているのが辛いと感たことが、わずかであるのなら、この本の主人公たちの辛さ、哀しさ、ひたむきさ、そして底力にきっと共感するのではないでしょうか。
 『ぴんはらり』の主人公おきみは、峠の尼さまの庵に身を寄せる「親なし児」。
『あたりめえの、いっちょめえの、村の女(おなご)になりてえ』というのがおきみの願い。けれども、村の娘たちはおきみを蔑み仲間に入れてくれません。
 一方でおきみは、年に一、二度村にやってくる「ゴゼンボ(瞽女)」たちの音楽に惹かれます。ゴゼンボたちを真似て歌うと、おきみの身体の中で「ぴょんびょん」と不思議な音が鳴るのです。けれども、「目開き」のおきみは、ゴゼンボたちの仲間にも入れてもらえません。
 おきみは、『いっちょめえの村の女になって、みんなから頼られたり、助け合ったり、笑い合ったりして生き』たいと、懸命にもがき、必死にがんばりますが、その切ない願いはなかなか通じません。うまくいきそうになってはかなく消え、あるいは裏切られてしまいます。
『おらみてえな者(もん)は、しょせん、どんげにあがいても浮かぶ瀬なんど、ありやしねんだろば』
血を吐くようなおきみの嘆きが哀しく胸に迫ります。
物語は、おきみが自分の生きる場所を自分の手でつかみ取ろうとするところで終わります。戦国時代、貧しい雪国の話だから生きるのにギリギリの苦労があります。けれども、現代を生きるわたしたちの心の中にも、おきみと同じ渇望がありはしないでしょうか。同じギリギリの苦しさの中で、必死に自分を奮い立たせてはいないでしょうか。だからこれは現代のわたしたちの物語。
そんなことを考えました。
 もう一編の『菖蒲湯の日』の主人公も孤独です。一人で真面目につつましく暮らしているのに、何故か人に押しのけられ片隅に追いやられ、訳もなく蔑まれ踏みつけにされる。そんな自分が情けなく、でも同時に仕方ないと思う。この主人公がある日不思議な出来事に行きあいます。そして・・・。
 最後は決して手放しのハッピーエンドではないけれど、どこか薄日が差してくるような救いがあるように感じます。
 ファンタジーが現実に溶け出したかのような不思議な物語は、「栗林ワールド」と呼びたくなるほど、独特の味わいがあります。この魅力はくせになりそうです。

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紙の本ぼくのニセモノをつくるには

2015/08/29 21:51

ヨシタケさん、さいこー!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは「絵本」だけど、
ちいさい子じゃなくて、小学生以上かな?

低学年から読めると思うけど、
中学年以上、むしろ中学生や高校生のほうが面白いかも。

くすっと笑えて、ふんふんとうなづけて、なんだこりゃ~と呆れて、
でもそうだよな~、と心がなんだかふっくらする感じの絵本です。

・・・って、どんな感じだよ。(^_^;
まあ、とにかく一度手に取ってお読みください。

ちなみに、わたしのツボは、
「このちらかしかたは けんたね」とつぶやいているお母さんの顔です(笑)

それから、最後のほう
「ぼくは ひとりしかいない」というページも好き。

『おばあちゃんが いってたけど にんげんは ひとりひとり
 かたちのちがう 木のようなものらしい。
 じぶんの木の 「しゅるい」は うまれつきだから
 えらべないけれど それを どうやって そだてて
 かざりつけするかは じぶんで きめられるんだって。

 木の おおきさとかは どうでもよくて
 じぶんの木を 気にいっているかどうかが
 いちばん だいじらしい。』

そう、そうなんだよ! 
こんな大事なことを、
こんな力の抜けた絵で楽しく書いてくれて、
ヨシタケさん、ありがとー!!

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紙の本村田エフェンディ滞土録

2004/05/19 00:09

淡々飄々と語られる百年前のトルコ留学記。このまま淡々飄々と終わるのかと思ったら、最後の最後にきゅーっと情感を引き絞るようなラスト、思わず涙してしまった。満足の一冊。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

100年前のトルコ、もとい本書の表記に従うなら「土耳古」というべきか。時代的にも地理的にもエキゾチックな舞台。そこへ考古学を学ぶために赴いた、真面目な村田青年。
彼の目を通して下宿の人々、スタンブールの情景・風物、考古学のエピソード、異国の地で育まれる友情などが、淡々と語られる。その合間に、人知の及ばぬ不可思議な体験をしたり、西欧のアジア支配の現状を憂いたり、近代化の道を歩み始めたばかりの祖国日本に思いを馳せたりしながら、けれども語り口はあくまで淡々と、やがて村田は帰国する。
落ち着いた色の糸でゆったりと織り上げた、という感じの短編が、ことさら奇をてらわず(中には十分玄妙な話もあるが)、声高に主張せず、端正に佇む風情だ。

てっきりこのまま、淡々と終わるのかと思った。つい先週読んだ「家守奇譚」がそうだったし、わたしはその独特の味わいを大変気に入ったので。ところが終盤、村田は物語の糸を一気に引き絞り、熱い情感を迸らせる。思わず涙してしまった。
思いがけないラスト。上々の読後感。大満足の星5つでした。

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面白いよ〜!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

面白いよ~!
こんなふうに網羅的にざっくり解説されているのって、
意外となかったかもね。

我が子のホームエデュケーションのために、
お父さんが作った教科書なんだって。
なるほどねー。確かに「ざっくり」だもんな。

でも、日本の教科書のイメージからすると、
ずっと「面白い」と感じるのは、
学校の勉強と切り離して、自分の好きにページをめくれるからかしらん。

ページの右下に、
地球ができて137憶年を1日(24時間)と考えたら、何時くらい?
って、「時計」が載ってるの。

それでいうと、
直立歩行して道具を使った「ホモ・ハビルス」が登場する240万年前あたりは、
「23:58:43」って書いてある。
まだ、文明どころか、ホモ・サピエンスも出てきてないのに!

ホモ・サピエンスの登場は、
24時間時計の残りが「3秒」になったころ、「23:59:57」。
「文明」と言われるメソポタミアとか、インダスとかが出てくるのは「23:59:59」。
わはは、「人類の歴史」って「残り1秒」に入っちゃうのね。

あっちパラパラこっちパラパラで、あちこち面白いんだけど、
個人的には、
むかーし小学校や中学校で習った「(当時の)常識」が
1980年代とか90年代の考古学的な発見によって、
どんどん覆され、書き換えられていて、びっくり。

へえ、今の中学生って、こういう風に習うの? って感じ。


まだ「パラパラ」としか見てないんだけど、
その中でも、面白いと思ったのは、
巻末のいろいろな「歴史のトップ10」というところ。

その中の「人類の歴史を変えた人物トップ10」の中で、
「ハンムラビ王」について
「『疑わしきは罰せず』の原則を確立した」とある。

ハンムラビ法典については、
「目には目を、歯には歯を」という
「報復推奨」の法律だというイメージなんだけど、
欧米では、全く違う評価なのね~、とまたまたびっくり。

(今、ウィキで見たら、
「報復推奨」という解釈はあやまりで、
 正しくは、「目には目で、歯には歯で」という、
 無限な報復を禁じた法律なんだって。
 あら、全然意味が違うじゃないの!
 今の教科書は、どう書いているのかな?)

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ネットの前に百科事典

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

かん子さんにいただいたチラシに書かれてあった言葉。
『どんな子どもも、
 簡単に情報操作され、付和雷同し、悪徳商法にだまされる大人でなく、
 自分で情報を取りに行くことができ、
 その情報をもとに賢く考え、
 使いこなすことができる大人になってもらいたいと思うのです』

そのとーりだよ!
そのために「本(という形をしていなくても、情報は)」はあるんだからね!

近ごろの子どもは本を読まないから嘆かわしい、とか
眉をひそめて溜息ついてるヒマがあったら、
じゃあ、どうすればいいのか、
子どもにわかるやり方で教えてあげよーよ!

「情報化時代」と言われて久しいけど、
実は学校じゃちゃんと教えて来なかった、というのが、
改めて考えるとおそろしい。。。。

先生や親が「たまたま」ちゃんと考えて教えてくれたり、
「たまたま」勉強する機会(子どもインターネット講座とか)に遭遇したり、
そういう子はラッキーだけど、
たぶん、大部分の子どもはなしくずしに使っているんじゃないかな。

でももう、大人だけでなく子どもも、
一人に一台モバイルの時代だから、待ったなしで、
現代に生きるには、必要な知識なんだよね。

というわけで、
学校の先生だけでなく、
お子さんをお持ちのお母様、お父様、
「子ども」と接する機会のある大人はみんな、
これ買って一度は読んで見てください。

あ、もちろん、ご近所の図書館にもリクエストしてね!

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紙の本秘密のマシン、アクイラ

2015/08/31 22:52

子どもたちが、新しい「学び」に飛び立てるように

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公は、7年生(日本では小学校6年生)の
「万年落ちこぼれコンビ」のジェフとトム。
二人は、学校の校外学習で訪れた国立公園で、
古代ローマの鎧を身に着けた骨と、
不思議な乗り物(?)を偶然見つけた。

その乗り物を、大人に見つからないように、
二人だけの秘密にしておこう、と思った二人。
乗り物(アクイラ)を隠し、
その機能を探り、アクイラと意志疎通を図るために、
先生たちに質問をするようになる。

今まで、教室の隅で黙って座っていた、落ちこぼれの二人が、質問?
二人が何か大人に隠していると思った教頭先生は、
注意深く二人を観察し、とうとうジェフのノートを見てしまう。。。。!
ジェフとトムはどうなるのか?
そして、アクイラは。。。。? というお話。


トムは、識字障害があって字が読めない。
でもお父さんお母さんはお店が忙しくて、ジェフにかまっていられない。
ジェフはお母さんと二人暮らしで、
そのお母さんは、精神的な病からか、家の外に出て行けない。
ジェフとトムはクラスの中で目立たないように、ひっそりと生きてきた。
そんな二人の前に、「アクイラ」が現れる。

わたしが感心したのは、
トムとジェフの周囲の大人たちが、
皆それぞれの「現実」はあるにしろ、
トムとジェフが動き出した時に、
二人をちゃんと「サポート」してくれよう、としているところ。

「困った子」「困った親」として、排斥するんじゃなくて、
「何に困っているのか」「どんなサポートがふさわしいのか」を
ちゃんとプログラムして、実践してくれる。
それも学校が、だよ? すごくない?

日本じゃ、まだまだこういうサポートは望めないんじゃないかなあ。
うんとうまくいけば、あるいはあるのかもしれないけど、
うーん。。。どうなんだろね?
子と親が孤立して、サポートを求めて右往左往してそうだけどなあ。。


「アクイラ」というのは、
乗り物のシートベルトに刻まれていた
古代ローマ帝国の言葉(古いラテン語)で「鷲」のこと。

シートベルトには、
「ワシの背に乗れば、
 人は行きたいところへ飛んでいける」と書かれていた。

確かに「アクイラ」というマシンは、
トムとジェフを好きなところへ連れて行ってくれた。

そして、
トムとジェフのまわりの大人たちもまた、
二人が新しい「学び」に飛び立てるように、
ちゃんとサポートしてくれたのだ。
まるで「アクイラ」のように。

子どもに関わる大人は皆、
子どもにとって「アクイラ」のような存在でありたいな、と思った。

今いろんなことで困っている子どもたちにも、
それぞれの「アクイラ」がちゃんと現れますように。
それは親かもしれないし、学校の先生かもしれないし、
全然違う人かもしれないし、
本だったり、何かの作品だったりするかもしれないけど。

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とっても明るくて、楽しくて、ステキな絵本です

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絵がとっても明るくて楽しい。
そして、内容がとってもステキ!
文化の違いが興味深く、どちらも面白い!
小学校から中学校まで、おすすめです!

アメリカの男の子エリオットと
インドの男の子カイラシュが、
自分のまわりのものを絵に書いて、
手紙をやりとりするんだけど、
それぞれ相手の絵や手紙を見て、
「おんなじ、おんなじ! でも、ちょっとちがう!」と思うの。

たとえば、
エリオットは「学校にいくときは、ともだちとバスにのります。」
と、黄色いスクールバスの絵。
カイラシュが乗るのは、自転車のひくスクールバス。
「ぼくもだよ。
 おんなじ、おんなじ! でも、ちょっとちがう!」

あいさつの仕方も、絵で教え合う。
「おんなじ、おんなじ! でも、ちょっとちがう!」

やりとりをするうちに、二人は思うの。
「ぼくたち、ともだちだよね。」
「すんでるせかいは、ちょっとちがうけどね。」
「それとも・・・・おんなじ?」

とっても明るくて、楽しくて、ステキな絵本です!
ぜひぜひ読んでみてください!

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「リケジョ」のあなたも、 「リケジョ」じゃないあなたにも♪

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副題(?)には
『宇宙と働く女性たちの感動エピソードとその仕事内容を紹介!』
とあります。

「宇宙で働く」と聞くと、すぐに思いつくのは「宇宙飛行士」だけど、
この本を見たら、それだけじゃないのね~。

「エンジニア」と言ってもいろいろだし、
プラネタリウムの仕事、
宇宙で着る「服」を作る仕事、
「宇宙食」も扱う「宇宙グッズ」を売るお店、
宇宙アニメのシナリオライターなどなど、
ほー、いろんな仕事があるのね~、とびっくり&ワクワク!

JAXAで働いている人でもいろんなお仕事、いろんな人がいて、
衛星の「通信」の管理をする方は、
生まれつき耳が不自由というハンデがあったり、
人工衛星の「熱問題」に取り組むエンジニアは、
もとは本が大好きで理系科目が苦手な文系少女だったり。

次々と紹介される女性は、えーと、24人!
全部宇宙が好きで、宇宙を仕事にした女性、つまり「宇宙女子」!


そうかあ、理系の科目が苦手だからさっぱり諦めてたけど、
こういうアプローチもあったのね! と目からウロコ。

いいねえ。
21世紀、っていう感じ♪
「リケジョ」のあなたも、
「リケジョ」じゃないあなたにも、おすすめです!

中学と高校にはいれてね!

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紙の本フルーツタルトさん

2015/08/31 22:41

とってもオシャレかわいい絵本

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主人公のフルーツタルトさんは、
おめめパッチリ、フルーツのトッピングもカラフルで
とってもかわいい「美容師」さんです。
お客さんも、ロールケーキやパフェなどの「お菓子」で、
オシャレにデコレートしてもらいにタルトさんの「美容室」にきます。

そんなタルトさんが、ある日、ゼリーくんに出会い、
お互い一目で好きになってしまいました!
ところが、タルトパパとタルトママは、大反対!
「ゼリーだと!?」
「タルトは タルトと けっこんするのよ!」
さあ、タルトさんはどうなっちゃうの?

とってもオシャレかわいい絵本です!
これは、小さい子どもたちより、お母さんが楽しいかも。
ぜひ親子でお楽しみください。

この世界の住人たちは、
シュークリームや、ショートケーキなど、おいしそうでカラフルなお菓子。
「住人」だけでなく、森の木やお花や虫たちも、
ポッキーやキャンディーやクッキー、あられなど、
ぜ~んぶお菓子なので、よく見てみてね!

見返しの「タルトびようしつ スタイルメニュー」は、必見です!
どうぞお見逃しなく!

高校生の娘が、
「かわいー、かわいー♪」と大喜び。

中でも、タルトママがゼリーくんとの結婚に反対するせりふ
「あんな すけてて
 ぷるぷるしたひと やめなさい」に爆笑。大受けでした。(^^)

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紙の本夜明けの落語

2015/08/31 22:27

子どもたちを見守る大人がちゃんと「大人」なのが素敵

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011年の講談社児童文学新人賞佳作受賞作だそうです。
とっても良かった!
主人公小学校4年生です。
女子なら2年から読めると思います。
学校図書館におすすめです!

「夜明けの落語」みうらかれん著 講談社

主人公の暁音(あきね)ちゃんは小4。
人前でしゃべるのが苦手だ。
授業中に発表するのなんて、とんでもない。
クラスの友達にも、ちゃんと言葉を伝えられない。

それなのに、4年生になって
日直は一週間の仕事の最後に、5分間スピーチをすることになった。
5分もみんなの前でしゃべるなんて、できないよ~!と
悩んでいた暁音ちゃん。
隣の席の日直の相棒の三島くんが、
「おれがなんとかしたる」(←三島くんは関西からの転校生で、大阪弁)
と言ってくれ、当日は暁音ちゃんの時間も使って
みんなの前で落語の「まんじゅうこわい」を演じた。

こうして、「落語」と出会った暁音ちゃんが、
三島くんのおじいちゃんと出会ったり、
三島くんの「弟子」になったり、
仲良しの初音ちゃんと喧嘩したり、
いろいろなことを乗り越えて、成長していくお話。

暁音ちゃんの年の離れたお姉ちゃんや、
三島くんのおじいちゃん、
担任のクマ先生など、
子どもたちを見守る大人がちゃんと「大人」なのが素敵。

大学生のお姉ちゃんは、大学生なりに、
おじいちゃんは、おじいちゃんなりに、
クマ先生は、先生として、
それぞれの年齢と立場と人柄をふまえての、子どもへのまなざしが温かい。

そんな「愛情」に見守られて、
子どもたちはもがきながら、ちゃんと自分の力で乗り越えていく。

そうだよね。
「誰か」と同じようにできなくていいんだ。
「自分」のペースで、「自分」のやり方で、やっていいんだよ。


・・・て、自分の子どもに言ってやれる親でありたいですね。。。(^-^;)

それはともかく、
小学校中学年におすすめです!

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紙の本ゆうだち

2015/08/31 22:18

うほほ♪ くふふ♪ って感じ

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これ、すごーく面白かった!
何がどう面白かったのか、理屈で言うのはちと難しいんだけど、
なんかね、うほほ♪ くふふ♪ って感じで楽しかったよ!

・・・って(-_-;) 
。。。よけーわかんないですね、すみません。。

では、少しばかり感想を。


最初のページの言葉がステキです。

「しまでは なつの あつい ひに、はげしい ゆうだちが やってきます。
 ごきげんだった あおぞらが ゴロゴロと ぐずりだすと、
 あたりは きゅうに まっくらになり、
 にぎやかに さえずっていた とりたちは ぴたっと なきやみます。

 そして、そらが おおごえで なきはじめると、
 見える ものも、きこえる ものも、
 あめと かみなりだけに なるのです」

そうやって、夕立に降られたヤギが困っていると、
オオカミが、こちらにおはいりなさい、と声をかけてくれたので、
ヤギは喜んでオオカミの家に入ったんだけど、

オオカミとヤギだもん、そんな親切なわけがない。

オオカミがしゃみせん片手にごにょごにょ歌いだした歌は、
耳がいいヤギにはちゃーんと聞こえて、それは
「おいしい おきゃくは かえしはしない」って歌。

そこでヤギは震え上がったんだけど、
それを隠して、しゃみせんを借りて歌い出した。

それは
「ゆうだちが きたら おかしくなる
 むしゃくしゃして へんになる
 このまえ たべた オオカミ 3びき
 そろいも そろって いくじなし」という歌。

しかも、歌っているうちに、ヤギの顔は
なにやら凶暴な感じに。。。。

絵本の中では、
ヤギの歌はどんどんパワフルになり、
ヤギの顔はいっそう凶暴になって、
オオカミはだんだん怖くなっていく。

その、凶悪なヤギの顔がすごいのよ~!
狂気をはらんだ怪物。
ほどんど「怪奇もの」みたいな絵になってる。

絵本の文章でも
「これは もう、ヤギでは なく、なんでしょう?」
って書かれるくらい。

そして、意外と家庭的なオオカミが、おかしい。
息子や奥さんをそっと逃がして、
最後はとうとう、自分も逃げ出しちゃう。

で、絵本の最後では雨があがって、〆の一言。

「このひ、いちばん こわい おもいを したのは、
 だれだったんでしょうね?」


あー、おもしろかった!

わたしは「ユーモラスな絵本」だと思ったんだけど、
長女は「恐い絵本」だと言ってます。だから良かったと。

ともかく、一度手に取ってごらんください。
なんだかとっても心魅かれる絵本です。

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これ、いいなあ。自分が欲しかったなあ

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これ、いいなあ。自分が欲しかったなあ。
小学校4年生くらいで、この本見つけたら、
うほほほほ~♪ って、狂喜乱舞しちゃうね、きっと。

「古代文明って何?」「四大文明って何?」という基本的なことから、
エジプトのピラミッド、スフィンクス、ツタンカーメンや、邪馬台国など、
「有名ドコロ」の話、

それから、
万里の長城、マチュピチュ、コロッセオ、アンコール・ワット、
ナスカの地上絵、三内丸山遺跡、沖縄海底遺跡などなど、
世界中のいろんな「古代遺跡のなぞ」がコンパクトに解説されている。

絵や写真がたくさんあって、
もちろん、総ルビ。
面白そうなところばかり載っている。

これを見て、「もっと知りたい!」って思えば、
それぞれエジプトや邪馬台国、マヤやローマの本を見ればいいんだよね。
(その時も、きっと図書館が頼りになるよ!)

「面白そう!」「なんだ、こりゃ!」「もっと知りたい!」の入り口は、
いろんなところに開いている。

「遊戯王」→「古代エジプト」でもいいし、
「戦国BASARA」→「日本史・戦国時代」でもいいし、

なんでもいいから「面白そう!」とぴんときたら、
その扉を開いてみてほしいな。と思いました。

小学校図書館におすすめです。
中学校にも、いいかも、です。

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紙の本いとみち 1の糸

2015/08/31 21:56

津軽弁で、メイドさんで、三味線弾き?  なんじゃ、そりゃ?

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中学生と一緒に
「面白かった本を紹介しあう」&
「同じ本を読んで来て感想をおしゃべりする」
という会をしています。
その会で、越谷オサムさんを教えてもらいました。

えーと、なになに? 
津軽弁で、メイドさんで、三味線弾き? 
なんじゃ、そりゃ?

ってことで読みだしたんだけど、
これがとってもおもしろかった!
中学校・高校の図書館におすすめです!


高校生になった主人公・いとちゃんの悩みは、
津軽弁のなまりが強くて、
それがコンプレックスで引っ込み思案なこと。
ひとに話しかけられなくて、友達もできない。

そんないとちゃんだけど、
人見知りを克服するため、
メイドさんの服にあこがれて、
うちから1時間もかかる青森市内のメイドカフェでバイトをすることに。

おっかなびっくりバイトを始めるいとちゃん。
最初はいちいちびくびくしてたけど、
先輩メイドに叱られたり、かばってもらったり、
いつのまにかお客さんの間に「いとちゃんを守る会」ができてたり。
(正式名称はもっと長くて、なんつーか、
 クスッてしちゃうから、ぜひ本の中でご覧下さい)

そんないとちゃんが、
バイトでがんばって、いろんな人に出会って、
学校でもちょっと勇気を出して友達を作れたり、
家族との行き違いやケンカを乗り越えたり、という、
ヒジョーにまっとうなおはなしが、
コミカルに、ジタバタと、あたたかく、描かれている。

親子の喧嘩だけでなく、
お店の存続もかかってくるから、
ストーリーはテンポよく、最後までドキドキなんだけど、
なんだろうね、このあったかさ。

越谷オサムさん、他のも読んでみたいです。
(教えてくれたHちゃん、ありがとねー!)


本の最後に、
「ハツエ五十音表」ってのがあるの。
おばあちゃんの津軽弁は「○¥π☆」とか書いてあるんだけど、
この五十音表をあてはめれば、解読できるってことみたい。
・・・・誰かやってみたのかしらん。おばさんにはムリだわ~(^-^;)

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紙の本ペンギン・アイランド

2015/08/31 21:41

何をしていても、かわいい! いやされます

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ペンギンの写真集です。
もうめっちゃかわいい!

一羽でも、たくさんでも、
並んでいても、歩いていても、
泳いでいても、佇んでいても、
水の中でも、陸の上でも、

何をしていても、かわいい!
いやされます。

ずーっとこうして平和に暮して欲しいなあ。。。。
と人間が言うのは、無責任だよねえ。。。(-_-;)

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紙の本わたしのすてきなたびする目

2015/08/31 21:20

「これはわたしの『ステキな』ところ」

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左目が斜視の女の子のお話です。
女の子の名前は「ジェニー・スー」。
そう! この絵本の作者と同じ!

作者の子どもの頃の体験をもとにした絵本だそうです。

「斜視」を「たびする目」と呼ぶ作者がステキ!
「機能が劣った目」じゃなくて、「芸術家」なんだって!

でも、眼科の先生は「君の左目はなまけちゃってる」と言う。
ジェニー・スーにしてみたら
「なまけてなんかいない!
 いろんなものを見ようと大忙しなだけ」

眼科の先生は、左目にやる気をださせるために、
右目にアイパッチを貼ってふさいだ。
視力の弱い左目だけだと、世界はぼんやり見えて心細い。

ママに訴えたら、ママはいいことを考えてくれた。
アイパッチに絵を描いて、おしゃれアイパッチにするの!
みんなが羨ましがったけど、
アイパッチは、お医者さんの処方せんがないと使えない。

やがて、左目の視力が上がって、アイパッチは卒業。
メガネだけでよくなったけど、
ジェニー・スーとママは、
もちろんメガネもステキなおしゃれメガネにしたよ♪

というお話。
最後のジェニー・スーの言葉がかっこいい。

「わたしのたびする目は、いまでもときどき、かってにたびをする。
 でもそんなのあたりまえ。
 じぶんだけのみかたで、せかいをみる。
 それが、げいじゅつかなんだから!」


あら、表紙がおっしゃれ~♪ と思ったら、
「おんなじ、おんなじ! でも、ちょっとちがう!」
と同じ作者でした、とさ(^^)
 

うちの娘も、小さい時の検診で「遠視」を見つけてもらって、
保育園からメガネをかけていました。
おうちでは、アイパッチしてふさいでテレビ見たりゲームしたり。
メガネかけると、どうしても「メガネザル」って言われちゃうのよね。
こんなふうに「おしゃれアイパッチ」にしてあげればよかったな。
数年のことだけど、小さいなりに心を痛めていたと思います。

この絵本は、そんな子たちにパワーを与えてくれそう。
「治療が大事」ってことも、教えてくれるしね。

目のことだけじゃなくて、
他に苦手なことや、
人には「なまけている」「劣っている」と言われることだって、
「それは人と違うけど、なまけても劣ってもいない」
「これはわたしの『ステキな』ところ」と思えるといいね♪

小学校と中学校におすすめ!

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