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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

Masa@宇都出さんのレビュー一覧

投稿者:Masa@宇都出

3 件中 1 件~ 3 件を表示

相手を操作しないコミュニケーションのあり方・考え方が学べる本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「ハコミ・メソッド」の「ハコミ」とは「あなたは何者か」という意味のホピ・インディアンの言葉で、からだを手がかりにして無意識とつながるセラピーの一つです。1970年代の半ばに、この本の著者であるロン・クルツによって創られました。

このメソッドの特徴は、徹底的にクライアントの無意識のプロセスを信じて、そのプロセスにゆだねていくこと。タオイズムや仏教の考えに大きく影響を受け、何か治そうとするのではなく、徹底的にコントロールを手放していきます。(「ハコミ・メソッド」の背景に流れるタオイズム・仏教の考えに関しては、この本よりも前に翻訳出版された『ハコミセラピー−−タオイズムと心理療法』(G・ヨハンソン+R・クルツ著 春秋社)に詳しい。)

その方法は、クライアントが身体に感じる微妙な感覚に焦点を当てていく「フォーカシング」、今起きていることにはすべて理由があるとしてプロセスを大切にしていく「プロセス指向心理学」などと共通部分がたくさんあります。しかし、それらに比較した「ハコミ・メソッド」の特徴は、セラピストやクライアントのあり方のほか、用いられるテクニックが、明確かつコンパクトにまとめられ、体系化されていることです。

セラピストは「ラビング・プレゼンス」(愛をもって今ここにいる)、クライアントは「マインドフルネス」(自分の内面に注意を向ける)状態にいることが求められます。そのなかで、クライアントの現在の体験に常に焦点を合わせ、クライアントの無意識を信じてプロセスを進めていきます。

そして、セラピストは「プローブ」(クライアントの中で何が起こるかを観察してもらうための言葉)や、「テイクオーバー」(クライアントが発する言葉や保っている姿勢をセラピストが肩代わりする)といったテクニックを用いながら、プロセスをより深く進めていきます。

本書はそんな「ハコミ・メソッド」の体系をわかりやすくまとめた本です。これまで「ハコミ・メソッド」を学ぶための本としては、先ほど紹介した『ハコミセラピー−−タオイズムと心理療法』や『ハコミセラピー』(R・クルツ著 星和書店)がありました。ただ、前者は「ハコミ・メソッド」の背景を流れているタオイズムを中心に紹介したものであり、具体的なメソッドを学べる本ではありませんでした。また、後者は詳細にメソッドを解説していますが、かなりの大著なため、入門者にとっては取り組みにくいものでした。

そんな中、本書が出版されたのは、「ハコミ・メソッド」がより広く普及する大きなきっかけになると思います。

「ハコミ・メソッド」を本格的に学んでみたいと思われるカウンセラー・セラピストの方はもちろんですが、コーチングを行っている方にも、基本的なあり方や考え方を、抽象的なカタチではなく具体的に学べる良書です。また、会社の管理職、学校の先生、家庭の親など、人をサポートする立場にある方にも、基本的なコミュニケーションの土台を学ぶために読んでもらいたい本です。

多くのコミュニケーション本が、相手をいかにコントロールするかに重点をおいているなかで、相手をコントロールしないことを原点においている「ハコミ・メソッド」はとても新鮮で、大きな変化をもたらすと思います。

だれにでも読みやすく、お勧めです。



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紙の本考える脳考えるコンピューター

2005/03/31 04:02

脳は常に「予測」しながら、見て・聞いて・触れている

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●「予測をたてる能力こそが、知能の本質」●

著者は従来の人工知能・ニューラルネットワーク研究を批判しつつ、ズバリ言い切っています。

この本のキーワードは「予測」です。

確かに人間は常に「予測」して行動しています。しかし、著者がいう「予測」はわれわれが思い浮かべるような行動レベルや能力レベルのことではありません。著書が本書で展開しているのは、見る・聞く・触れるといった認識レベルにおける「予測」なのです。

「人間の脳は蓄積した記憶を使って、見たり、聞いたり、触れたりするものすべてを、絶えず予測しているのだ」
「人間の認識は、感覚と、脳の記憶から引き出された予測が組み合わさったものなのだ」

著書はその理論の核心である「記憶による予測の枠組み」を用いて、人間の持つすぐれた認識力の謎を解き明かしていきます。特に脳の中の「新皮質」に焦点を当て、「階層構造」と「逆向きに流れる情報」といった要素を用いながら、わかりやすく仕組みを説明しています。

その仕組みから、無意識に行ってきた見る・聞く・触れるについて、深く考えさせられるほか、創造性開発のヒントも得ることができます。

しかし、著者も少し触れていますが、脳が自然に行っている「記憶による予測」は、言ってみれば「固定観念の判断」とほぼ同じことです。脳の固定観念・思い込みのワナにはまらないためにも、意識的に懐疑的態度を取り、無邪気な好奇心を持つことの重要性も痛感させられます。

主著者はPalmの生みの親、ジェフ・ホーキンス。そこに『脳の中の幽霊』(角川書店)の著者でもある科学ライター、サンドラ・ブレイクスリーが加わり、とても読みやすい本に仕上がっています。

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生命の本質から生き方・ビジネスのあり方を問う人生・経営書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ますます加速度がついているカネ・モノ中心の資本主義社会。その一方で環境問題に対する関心も高まり、「生命」「いのち」の尊さ、大切さを見直す動きも盛んです。しかし、われわれはどこまで「生命」や「いのち」というものをわかっているのでしょう?
本書は、もともとは遺伝子の研究者でありながら、そこからビジネスの世界に入っていった著者が、最新の分子生物学の知見を紹介しながら、「生命」と「企業」の原理について迫っていきます。
分子生物学から見た「生命」の世界は、牧歌的なイメージとは全く無縁の世界です。例えば、人間とは「過去に2種類の全く異なる生物が合体した結果」であるという事実。まるでホラー映画のように、われわれ人間も「合体生物」なのです。著者はここから、企業の世界で進行する企業買収・合併に対して考えていきます。
そのほか、われわれ人間の進化への道のりは、「住む環境を追われ、それしか選択肢がなかった」プロセスであり、ご先祖様は生存競争の敗者であったこと。また、生命の基本情報を伝える遺伝子は、「天然」のイメージとはほど遠いCDやDVDのようにデジタル情報で記録されていることなど、「進化」や「生命」の本質があぶりだされてきます。「秩序」と「混沌」。「不変」と「変革」といった一見相反するものが、実は表裏の関係にあることを、単なる抽象論ではなく、生命のあり方から納得できるカタチで解説しています。
そして最終章では「生命の目的は何か?」という究極の問いに、著者は次のように答えています。
「生命が今生きている、あるいは未来に向けて進化するのは、何か目的があるようにも見えます。でもそんなものは存在しない。「自分自身の安定性」「自己複製能力」「複製エラー」の3つの性質をたまたま身に付けた存在が、極めて刹那的に、その性質をせっせと実行しているだけの存在。それが生命なのです」。
このあきらめともいえる境地から、著者は残った希望を発見します。
希望についての掘り下げに不満は残りますが、最新の分子生物学をとてもわかりやすく、本質を描き出しているのは見事です。 さらなる続編を期待します。

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