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shimiさんのレビュー一覧

投稿者:shimi

1 件中 1 件~ 1 件を表示

介護入門

2004/09/11 10:43

介護する者

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「介護入門」という題名に惹かれて介護のノウハウが書いているのかと思った。
読み始めてすぐに、疲れた。文章が息を吐く暇がないのである。が、定期購読をしている文藝春秋に掲載しているので我慢して読みました。

マリファナ常習者で音楽好きの若者が、八十歳過ぎの痴呆症で歩けなくなった祖母を介護する話です。
文章がラップ調で「介護入門」などの実用書などとは違い、自分が祖母を介護する時の様子や思いを描いています。
たまに見舞いに訪れる親戚からは白い眼で見られ、主人公はろくに会話をもしない。
{祖母の枕から一メートル少し離れた寝床から、理想的にことが進めば、俺は夜中から朝までに三回も起床する。だがな、実に面白いことを親戚から言われたりもするのだよ。「アンタ、毎日お昼頃まで寝てんのんか?」ああ、日頃がら俺のことを金髪の殻潰しとしてしか認識せぬそいつらの無意識がそう言わしめるのだよ}
たまたま見舞いに訪れた叔母はさめざめと泣き続ける姿を見て一緒に涙する。「お母ちゃん、辛いなぁ」と無知特有の自己満悦にも等しい涙を流す。しかし隣りの部屋では「人間もこないなったら終わりやなあ、綿とやったら死んだ方がましやわ」と番茶を啜りながら嘆く。
だか、叔母は一度も襁褓を替えようとしたこともない。仕事の合間を縫って祖母の昼食の準備はするものの、食べさせるのはヘルパーに任せて自分は傍観者のままである。
実の母親に向かって「おばーちゃん、おいしいよぉ、しっかり食べようねぇ、」と甘ったるい声色で我が孫に呼びかけるようなその姿は、まるで血の繋がっていない他人だった。

マリファナ常習者であろうが金髪であろうがラップ好きであろうが、全身全霊で祖母の世話をしている。
「介護する者」と「介護される者」の日々の苛立ちや不安、辛さが切に伝わってきた。
実の親のお世話を他人任せにして傍観をしてる方に是非読んで貰いたい。
選評は誰もが辛口であったが、私は読み終わってすばらしい作品だと感じた。

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