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先月(2017年2月)

T・N生さんのレビュー一覧

投稿者:T・N生

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近代世界史に占める日本の地位を再確認する

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 本書は、戦後日本で流行した世界でも特異な歴史観、いわゆる東京裁判史観、自虐的史観とは対蹠的な史観を展開する。20世紀を、それ以前数百年の欧米白人諸国による世界(有色人種)征服と植民帝国主義の時代と対比して、人種差別撤廃と植民地解放の世紀ととらえる。
 20世紀初めに、アジアにおける目ぼしい独立国は日本とタイ2国に過ぎず、中国(当時の清国)は列強諸国の租借地と権益に蝕まれた半植民地状態にあった。しかし20世紀中に世界的に人種差別は改善・撤廃され、すべての植民地は独立国になった。この地すべり的な世界の大変動に、最初の灯をともしたのが世紀初めの日露戦争であり、世紀半ばの太平洋戦争がその変動を決定的に後押ししたとする。
 日露戦争が白人国に対する有色人種国の近代における最初の勝利として、世界の被圧迫民族、被植民地の民族にいかに自信と希望を与えたか。日本が太平洋戦争初期の快進撃で東アジアから白人植民統治者を駆逐し、現地諸民族に施した軍事、技術教育などが、戦後植民地に復帰しようとした旧宗主国に対する独立獲得の戦いにいかに役立ったか。アジアの動きが中東・アフリカに拡がったか。本書は、戦後教育で取り上げられなかった史実を幅広く紹介して、自信と誇りに欠けた戦後の特異な史観を打破する。
 評者として、本書の主張に全面的に同意する。欧米諸国は、植民地政策を「白人の重荷」として、今日も一切反省、謝罪することはない。日本人は、日本が近代世界史の良き方向への進展に大きな力を及ぼしたことに自信を持ち、主体的な歴史観をもつことが、世界の中の日本として信頼を受けかつ発展するために大切なことだと考える。戦後教育のみで育った若い世代の人々に是非読んで欲しい本である。

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