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レビューアーランキング
先月(2017年5月)

せどり男爵さんのレビュー一覧

投稿者:せどり男爵

8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本灰形と灰の作り方〈表千家流〉

2004/07/28 17:50

真空地帯を救うべく手を差し伸べられた神を感じる

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

堀内家(長生庵)は表千家において久田家に次ぐ重要なホストだ。堀内宗心宗匠はそれに増して表千家理事を勤めておられ、表千家の顔であり、窓口であり権威である。
そんな宗匠だがこの人は非常に魅力的な人だ。京都帝国大学理学部卒のバリバリの理系。私の記憶が確かなら、先々代の兄上が逝去されるまで学者だった。日頃の指導にもその片鱗は見える。「釜の鉄分が云々」「水の分子は云々」など。甥である13代堀内宗完も次代を担う堀内紀彦氏も京都大学卒の理系だ。そんな堀内家だが、表千家の閉鎖性を打開するために出版に置いても精力的な活動をされている。その内容は他の出版物とは一線を画する物で個人的に非常に楽しみだ。この本も期待通りだった。

「灰の扱い」は点前ではない。一定のセオリーは存在するが、その詳細を知る人は少ない。電気釜などが一般に使われるようになり、ますます扱えない人が増えるだろう。灰の講習会は時折開かれるが、募集が殺到し受講できない人も出てくる。茶道において灰の扱いは真空状態だった。
そんな現状を救うべく、このテーマは宗心宗匠自らが挙げられたように思える。このシリーズにしては不自然でもあるからそう確信している。
内容的にも宗心宗匠ならではのアプローチが見える。灰に茶汁を加えることの化学的な説明をしたり、建水に残った薄茶の洗い水を番茶の代わりに使えないかと考え、試験管に採り観察したり、「灰形作りの手順」ではフローチャートを用いたりしている。実に理系的な内容だ。

本書は今までの真空状態を緩和するには十分な威力を発揮するだろう。本文にもかかれている通り、灰の扱いは実際に各人が灰さじを手に取り、七転八倒して初めて要領を得るものだ。炉を切り風炉を集め灰を作ることは経済的にも敷居が高いがココから拓ける茶の世界はまさに「茶の奥行き」であり「世界の広がり」を感じるだろう。
灰の扱いに悩む人は勿論お勧めだが、灰の世界に入るかどうか悩む人はまずこの本を読んでその概要を知っておくのも手だと思う。もっともこの本は非常に面白く魅力的なので背中を押されることになるだろうが、そこは覚悟をしていただきたい。

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騙されたと思って読んでみてください

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ホビージャパンに連載されていたスクラッチハウトゥー記事を纏めた本。

ミキシングビルドから削りだしスクラッチ、ヒートプレス、レジン、シリコン型取り…と高度なモデリング手法を惜しみなく紹介している。

モデリングではいくつかの垣根があり、誰でも次のステップに進むには億劫になるだろう。それなりの投資が必要だし、難易度がよくわからないから…。

ミキシングビルドとフルスクラッチの間にもそういった垣根がある。
削るにしても型取りをするにしても、プラ板を組むにしても失敗する可能性がかなり高い。自己流でやって何とかなるものでもない。

かつて色々なハウトゥー本があったがスクラッチにスポットを当てた物は少ない。
広く浅く紹介する形式の物が多い。もうちょっと詳しかったらよいのにと歯痒さを感じたのは私だけじゃないと思う。

本書は長年のそういった思いに答えてくれる一冊。
この本に載っていることを習得したら次はプラモデル本ではなく美術専門書だ。
それぐらい完成度が高い。

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カタルシス!!!!

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ますむらひろしの代表作は何?と聞かれると「ヒデヨシが出てくる作品」と答えます。デブで酒飲みで不潔で強欲なヒデヨシがアタゴオルを舞台に繰り広げる大人用ファンタジー。

品性下劣な主人公だけど憎めないし許してしまう。本作でもそうだが、読んでる私達もそうだろう。

自然と音楽と仲間と酒。やはり大人用だ。仕事で疲れたときに読みたい一冊です。

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ビバ!キューバ・モダンアート

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

キューバから生み出されたポスターは洗練されポップだ。チェ・ゲバラを初めとする指導者こそ出てくるが彼の肖像でさえ、アーティスティックな印象を与える。その原因は本人の容姿にもあるが、色使いや構図にもある。

1959年キューバではカストロ軍によってバティスタ政権を打倒した。その後社会主義国家とし、歩むことになる。砂糖とタバコが主な産業で経済は輸出に頼っている。社会主義国家にもかかわらずキューバの経済は世界の経済情勢に左右されるのだ。また、島国で資源が乏しいために輸入にも頼っている。こういった不安定な産業構造であり、決して豊かな国とはいえない。おまけに経済制裁により物資が満足に入らない。そのため、今でもキューバでは60年代のアメ車が走っているという。外から見ているとそれはそれで魅力的だがキューバ国民にとっては切実な問題だろう。

ココで紹介されるポスター群は5つの章に分別されている。「国家の誇り」「生産と資源」といった風だ。これは与えられたテーマ別にわけられている。社会主義国家なので民衆に訴えかける主張がまず存在し、それを伝えるためにポスターを使ったのだ。例えば、「国家の誇り」では戦士や革命を称え、「生産と資源」ではトウキビを刈り運ぶことを促している。全てが明確なコピーをもっているわけだ。
他の社会主義国家なら指導者を写実的にデーンと描いたり、屈強な農夫がひたむきに作業しているサマを描いたりするわけだが、キューバではそうではない。割と単純な絵を使い写実とはかけ離れたカラーと構図にて構成される。驚くことにキューバでは社会主義的リアリズムを醸し出さないのだ。色彩豊かでキャッチーでポップで…皮肉なことに敵対するアメリカの、ポップアートと見紛うほどだ。アンディーウォーホールはチェ・ゲバラをモチーフとした作品を発表しているし、推測するにお互いに影響されているだろう。

すぐ近くに強大な「敵」だが「世界の先端を走る国」があったからだろうか。ラテンの血がそうさせたのだろうか。中南米の気候がそうさせるのだろうか。キューバは社会主義国家らしからぬ文化、芸術を内包している。
カストロが言ったそうだ。「我々の敵は帝国主義だ。抽象美術ではない。」
そんな一面をこの本でまざまざと感じさせられた。
アメリカンポップアート、アメリカンモダンアートなんかに興味をもたれている方は、このアメリカとは違う「情熱」で作られたアート群を感じて欲しい。

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バイク乗りは必携だが、そうでない人もオヤジの人生を味わっていただきたい

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ポップ吉村こと吉村秀雄の一生を辿った一冊。
NHKで放映された、プロジェクトX「不屈の町工場 走れ魂のバイク」はこの本が下敷きになっている。

一介の町工場のオヤジがレースという華々しい舞台で活躍し、名をあげる。世界のバイク乗りはゴットハンド、ヨシムラを知ることとなる。
しかし、当の本人、スポットライトを浴びたオヤジの人生は波乱万丈だった。
数々の事故、事件、不運が付きまとう。そんな状況にもオヤジはめげない。

プロジェクトXにて紹介されるだけあって壮絶な展開で勝ちとった栄光が輝きを増す。
むしろ、45分間で収められるような人生ではない。
番組で紹介しきれなかった逸話がこの本には詰まっている。
まさに伝説だ。

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古谷節

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グリーンヒルというバイクチームを軸にした人と時間とバイクの物語。

ギャグ漫画なのにストーリーがしっかりしており「ズシッ」と重い台詞もある。登場人物のキャラが立ち、飽きさせない。

バイクはいろいろな人が趣味とする。
それぞれ共通点が少なくてもバイクに乗ってるだけで話し合うことができる。
SAや道の駅で初対面同士で飯を食うこともある不思議な乗り物だ。
そういった道具を使い様々な人を登場させる。

ライフスタイルや目線を考えさせられる力強い作品だ。

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3回目の出版!!

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人間は環境に適合することなく環境を自らの手で整えることで繁栄していった。自然環境とは無関係に繁殖し、地球の至る所を生活の場とした。人間は自然環境による遺伝子の選別=進化とは無縁であったのだ。結果、人間は資源の枯渇と共に絶滅した。大陸は移動し、同時に環境も変化する。
5千万年という長い時間はこういった前提を疑えど否定できない。

人間のいなくなった地球では人類の手を離れた動物達が脅威の進化を遂げていた。
そんな動物達がこの本の主役だ。

カバーに出演する「ナイトストーカー」もそんな過程で進化した生物だ。
火山列島にはコウモリが最初に住み着き、他には見られない進化を遂げた。
そんなコウモリの子孫でも大型で凶暴なのがNIGHT STALKER。背丈は1.5mあり肉食だ。夜になると金切り声を上げながら獲物を探す。
奇抜な格好に目が行きがちだが、その詳細なディテールにも興味をそそられる。
人間のいない世界をシミュレートしているのに何故こうも人間を魅了するのだろうか。

本書は80年代に旺文社から出版され、90年代に太田出版から再び本屋に並べられた。そして今回はダイヤモンド社が供給する。
長い間支持されている証拠だろうか。コアなファンがいることは確かだ。
本書で唯一、惜しむべくはA5判であることだ。値段との兼ね合いだろうがもう少し大きい本で出して欲しかった。

この本が成功するとドゥーガル・ディクスンもう一つの大作「マン・アフターマン」により人類が遺伝子工学により生き残るもう一つの未来の地球が見られるだろう。

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コンセプト勝負

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漫画専門の古本店を舞台に絶版漫画本を巡る物語を綴る。コンセプトはすばらしく、古本が輝いている。

出てくる人は全員が漫画好きで善人だ。古本を宝物として扱う。人々は昔読んだ漫画と共にちょっとした思い出があるだろう。そんな話だ。

惜しむべくはこの本の装丁がチープなことだ。本をテーマにするのならそれなりの装丁と印刷にして欲しかった。
単なる紙だけどそれを愛することができる方は一読してみてください。

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