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先月(2017年8月)

GANTANさんのレビュー一覧

投稿者:GANTAN

1 件中 1 件~ 1 件を表示

ああ哀愁の私立探偵

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

舞台はベネチア、水の都。
主人公、伊万里マリエルは薄幸の私立探偵である。
なんというか、お金がない。それもこれも、名探偵のじいさんが残した宿題「盗まれたForget me not(絵の題)を探すべし」のせい。これが出来ないと、莫大な遺産は相続できない。その上、相続人(候補)は宿題放棄ができないから探偵を辞められない。
死んだじいさんの執事兼財産管理人はきっちりしていて、すぐ傍に見える屋敷に入れても貰えず、生活のためにマリエルは日々、浮気調査などの地味〜な仕事をこなしていくしかない。刺激といったら、大怪盗ベッキオを追い、とっ捕まえる算段を練ることくらいか。

伊万里マリエルのあっけらかんとした性格がすがすがしいです。むしろ、貧乏生活が性に合っていて楽しそうです。
そして、鶴田謙二の描くベネチアの空気の素晴らしいこと。行ってみたくなります。読んでいるだけで水の匂いがし、石畳の固さを足の裏に受け、脇をすり抜ける猫の毛並みを感じられそうです。絵の美しさ、精密さは勿論、人々の滑稽さも面白く、読み終わった後に重さが残らないことが一番の特徴でしょう。何度読んでも、街の気持ちよさは変わらず伝わってきます。また、主人公を取り巻く人々の個性がしっかり出ていて一人ずつ見ていくのもまた楽しい。

怪盗ベッキオとのその後、「Forget me not」の行方がどうなるか今後が期待されます。が、2巻が出るのは一体いつになるやら…。

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