サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. ももんちゅさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

ももんちゅさんのレビュー一覧

投稿者:ももんちゅ

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本沙羅は和子の名を呼ぶ

2004/07/05 14:27

10編のやさしいおとぎ話

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

少し不思議な題名のこの本は、10の短編からなっている。
どの作品も気持ちよく読めるのだが、中でも「天使の都」がいい。

単身赴任した夫に会うため、バンコクに降り立った妻。
一人娘の死を契機に、二人の関係は冷え切っている。
夫に別れを告げるためにやってきたこの国で、
妻は一人の少女と出会う。少女は一体何者なのか…。

最近読んだ小説には、本を閉じた後、多少なりとも辛い気持ちに
なるものが多かった。その点、この短編集の読後感は貴重だ。
登場人物達に向けられた、著者の暖かい眼差しが感じられる
少し疲れていた心がやわらかくほぐれていくような気がした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

みんなしあわせになりたいだけなのに。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シンプルな絵だ。へたくそ呼ばわりされていたりするけれど
その単純な線から伝わってくるものはとても大きい。
サイバラは絵がうまい、と私は思う。

舞台は、貧しくて小さな漁村。家を出た母の代わりに
二人の弟を育てる姉。彼女の仕事はピンサロ嬢だ。
ある日、姉は泣きじゃくる弟に教える。
泣いていたって、おなかは膨れない。だから笑え、と。

優しい人間が幸せになるとは限らない。
悪いことをしている人間にだって大事に守りたいものがある。
どんなに辛くても、人は生きて行かなくてはならない。
やりきれないけど、それが人生。だったら笑って生きていこう。

そんなことを教えられた気がする。胸に迫るマンガだ。

二太くん、早く大人になっておねえちゃんを迎えに行ってあげてね。
お願いだから。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本毎日かあさん 1 カニ母編

2004/07/05 14:24

母は強し!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

毎日新聞に連載中の「毎日かあさん」です。
本屋で平積みになっていたので、ぱらぱらっと
読んでみたのですが…うっかり泣きそうに
なってしまいました。

泣くまいと妙に力の入った顔でレジに向かい、無事購入。
この著者には、よく涙腺を鷲掴みにされてしまいます。
うまいというか、ずるいというか…。
でも、全体的には強烈なギャグが炸裂するマンガなんですけど。
子供のしでかす事件(!)や家族のこと、ひいては自分のことまで
ネタにしてしまう客観性はとても子育て真っ最中の人とは
思えません。さすがプロ!

連載中に離婚しちゃったそうですが、それでも元夫への「愛」が
感じられて切なくなりました。
読んでいる間にいろいろな感情を味わうことができる1冊です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本スイートリトルライズ

2004/07/05 14:21

甘く、切ない、嘘

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近の江國さんの作品は、読んでいる途中に
深呼吸が必要になるものが多い。
初期の作品は、おしまいにそこはかとない
希望があったのだけれど。

この物語も一見静かにさらさらと進んでいくのだが、
常に何かが張りつめていて息苦しい。
主人公が抱く願いはたった1つ、しかもささやかなもの
なのだけれど、突き詰めていくと本当にハードルが高い。
願いは叶わないことを本人も気づいていて、半ば絶望
しているように感じられる。

唯一無二のものを手に入れてしまったが故に、
それを失うことを恐れて苦しむのか、
「なんかちがうな〜」と違和感を抱えながら
生きてゆくのか…。
読み終わった後にどちらが幸せなのかしばらく考えてしまった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ウエハースの椅子

2004/07/05 09:17

やっと手に入れた私だけの椅子。そこに座ることはかなわないけれど

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

江國さんの作品のタイトルは、いつも的確にその作品の持つ空気を
感じさせてくれる。「ウエハースの椅子」もそうだ。
美しいけれど脆い椅子。誰も座ることの出来ない椅子。

優しい恋人に包み込まれるように愛されて「私」は満ち足りている。
画家としての仕事は順調で、家には時折妹とその恋人が訪ねてくる。
一見何事もなく静かに過ぎる毎日。でも、ある日彼女はつぶやく。
「私は少しずつ壊れてゆく」と。

この本を読んでいる間中、ずっと心細さを感じていた。
まるで自分が寄る辺ない子供になったような。
自分の居場所はどこにもない。そんな心許なさを抱えながら
人は生きていけるのだろうか? 最後の一文が切なかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

5 件中 1 件~ 5 件を表示