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先月(2017年8月)

リップクリームさんのレビュー一覧

投稿者:リップクリーム

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本黒冷水

2004/07/14 20:47

冷たい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

黒くて冷たい水。
読んで、ああそうか、と思った。
自分も体験したことがある、黒くて冷たい水。
今までなんと言って表現していいのか分らなかった感情だ。
憎い、から黒冷水が流れるんだろう。
その気持ちが、具体的過ぎるほど伝わった。

はじめはどんな意味か分っていなかった。
学校の図書便りでみたのが一番最初だ。
すぐ読んでみようと思った。
まず惹かれたのが「最年少」という言葉だった。
「最年少」で惹かれて、本屋で買った。
「最年少」の人達が書いた本は、どれもいいと思えるものだったからだ。
読んでみて、自分の心にも黒冷水が染み込んで来た気がした。
自分は一人っ子で、兄弟がいる人の気持ちなんてわからない。
兄弟を持つ人の全員は、絶対心の何処かで、一度は自分の兄弟を
憎いと思ったことはあるだろう。
それが大幅に広がって、殺したいほど憎いと思った事がある人が
どれくらいいるだろう。
その一人が、主人公の兄のほうなんだろう。
こんなにも現実味が在っていいのか、という事をすごく感じた。

弟と仲良くなろうと兄が努力しようとした所で、
少しホッとしていた。
でも、それが崩されると、恐ろしいほど速いスピードで
黒冷水に染み渡られた兄の憎悪が読み進めるほどに感じられた。

自分も昔、従兄弟の机を漁った事があった。
それがばれた時、こんな風に憎く思われていたんじゃないかと不安だ。
確かに人の机を漁る事は、自分にはない物があって
ハラハラするが、楽しいに似た感情を持つのではないか。

小説は、「人が作ったもの」だ。
でも、この小説は、作られたものには見えない。

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