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tabinekoさんのレビュー一覧

投稿者:tabineko

12 件中 1 件~ 12 件を表示

偉大なるブルースの肖像

2004/11/09 18:38

おれたちゃ、歌うだけさ。オレたちって、カッコイイ?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 とにかく、カッコイイ台詞がいっぱいなのです。この本は手離せませんよ。詩集とすら言えるかもしれません。

 ブルースの歴史を作ってきた50人以上のブルースマンたちの写真とインタビューで構成された本。どちらかといえば写真集っぽいですが、それぞれの人のお話の部分も多く、けっこうボリューム感のある本になっています。

 ほんとに、ミュージシャンって、なんてカッコイイ台詞を吐くんだろう。
 やっぱりカッコイイ人生を送っているからでしょう。
 こういう台詞を撒き散らしながら生きてみたいものです。

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力あることば

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 よくぞこの世に在ってくれたと、ぼくは感謝しています。世界は捨てたもんじゃないと思わせてくれた小さな本。

 これらの詩は、力あることばです。宇宙から何か分けてもらえる魔術的なことばがいっぱい詰まっていました。
 いつしか、ぼくらは風に吹かれています。
 短い草々のそよぎを見ます。
 太陽の運行を感じ、大地を感じます。獣や月星と語り、森羅万象の神秘を知るのです。
 そしてほんものの自分を見いだすことになるでしょう。

 そう…なにかが失われたような気がしたとき。鈍ってきたような気がしたとき。
 たとえば驚く力。
 たとえば野性。
 自分が複雑になりすぎたような気がしたとき。
 そんなときには、この扉を開きます。

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タビネコ

2004/08/09 19:52

タビをするからタビネコなんや

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 きれいで、かわいい絵の絵本やなあ。とっても好きになりました。5分で読めるけど、ココロに残って、一生楽しめるんやないかなあ。

 主人公のブチのある「ぶっちい」はタビネコなんやそうです。まあ、ネコはすべからくタビネコなんやけど。

 暮らしてたら、どしてもだんだんにモノが増えてくるもんやけど、そしたら旅に出たくなるんやなあ。なんだか重たくってしかたがなくって。あなたもそうなら、やっぱりタビネコ。
 モノはネコを(人を)その場にしばりつけてまうんやないかなあ。それ振り払って旅立つだけでちょっぴり軽うなるんです。
 ぶっちいも、荷物が増えると旅に出て、半分くらい降ろしてくるんやそうです。
 彼がなにを抱えているかは読んでのお楽しみ。けっこうステキなモノかもしれまへんね。そこいらはもしかしたら降ろしてけえへんモノかもしれへんですね。そんなもんも少しはあるんやないでしょうか。スナフキンかてハモニカは捨てへんでしょうから。

 タビネコでありたいもんやなあと思います。
 トランクひとつ分くらいのモノだけで暮らしていきたいもんやなあと。重うなったらいつでもスッと気らくに引っ越しできるていどの荷物で。引っ越しって、ちょっと旅に似ているから。それではまだタビネコではないですか?

 ちなみに、個人的なことで申し訳ないですが、ぼくがネット上で使う名前(ID)はtabinekoゆうのが多いんです。検索エンジンで見つけるのは時間の問題やったんでしょうね。ほんで見つけて、興味をひかれて、1年近くさがしてなんとか手に入れたんですけど、やっぱ、おんなじ名前使う人はおんなじような感覚なんかなあと思いました。

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紙の本マルドロールの歌

2004/11/09 18:33

悪意、あるいは祈り

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ほぼ1年間ずっと旅を続けたことがありました。自分が現在どこにいるのかすらわからなくなるような、気まぐれな旅でした。
 そのとき連れていったのはたった一冊。「マルドロールの歌」の文庫本(栗田訳)だけでした。なにかを憎んでいたのでしょうか。そして、すべてのものにたいして悪意を抱いていたのでしょうか。
 「神よ、願わくば…」ではじまる印象的な最初の一行を読みながら、ぼくはどんな眼を周囲に向けていたのでしょう。列車の片隅の影となって黒いオーラをまき散らしていたのでしょうか。いまとなってはもうわかりません。

 この本は、悪意の書でもあり、祈りの書でもあります。ひたすら読み続けることによってますます悪意に染まっていくかもしれません。逆に浄化されてしまうかもしれません。どちらに転ぶかは…
 いや、おそらく常に浄化されていくのでしょう。祈りの書なのです。

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紙の本人形の旅立ち

2004/08/18 11:52

しんみり怖い

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 ああ、これはいいですねえ。
 昭和30年代あたりでしょうか。山陰の小さな町に暮らすおかっぱの女の子、なおが出会う不思議なことごと。

 神社の大木の下に打ち捨てられる人形たちの行方。小さな畑に現れる少女の幽霊。病弱の妹が便所の向こうに見た風景。狐のようなお婆さんがハンモックで揺すっていた赤ん坊は。旅の三味線弾きの女の正体は。

 これらは怪奇幻想譚なのですが、こわいというものではありません。なぜかなつかしいのです。日本人が共有できるなつかしさなのでしょうか。それとも、かつて子どもだった人が共有できるなつかしさなのでしょうか。
 小学高学年以上向けとなっていますが、しんみり怖いこのお話たちを子どもだけのものにさせるのは腹立たしい。大人のものにもしましょう。

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紙の本広辞苑 第5版

2004/08/18 11:07

好奇心の始発駅

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 なにかわからないことがあったとき、「とりあえず」「ちょこっとだけ」知ることができるとても便利な本。
 わが家に一冊必需品。

 でも、開いてしまうと、あまりに簡単に「知る」ことができて、そこで好奇心が停まってしまうかもしれない。そんな危険をはらむ本。もしかしたら、「好奇心の始発駅」ではなく終着駅なのかも。
 服用にご注意を。

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紙の本基本季語五〇〇選

2004/08/18 10:50

眠る前の十分間に読む本

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 「ふぁ、もう寝よう」
 ベッドに入ってからがこの本の出番。
 現在の時季あたりを開きます。とりあえず栞をはさんでいるところからですね。半開きのまぶたで活字を追っかけます。
 就眠儀式としてはいい感じ。ちょっと風雅でしょ?

 日本の季節や風景がぎゅっと詰まっています。季語の解説と豊富な例句で夢うつつの空想旅行。
 読んでいる間だけはいい風景の中で暮らしています。ちょっと季節の行事に参加してみたり。例句にけっこうこころゆさぶられたり。
 開いたまま眠っていることもしばしば。安らかなもんです。

 本として充実感があります。値段は高いがコストパフォーマンスはよいかと。
 一巻本なのも便利です。夏のさなかにふと秋を味わいたくなることだってありますから。

 俳句には詳しくないのでふつうの歳時記とどこか違うのかどうかよくわかりません。
 解説によると編者にとって季語は日本人の生活とのあわいが曖昧な巨大な作品のようなものだとか。おもしろいですね。美意識に裏打ちされた人工のものだと。
 花は一年中何かしらが咲いているのにたんに「花」と書いた場合は桜で春なのです。一種の虚構の美の体系として味わうものと。そして美の体系に組み込むためには無制限というわけではなくすばらしい句がひとつは必要であると。ふんふんなるほどなぁ。

 まあ難しいことは横に置いといて、これが永久に繰り返し読んでいける本であることは間違いがありません。日本人にとってはこういう本が聖書のような位置づけになるのでしょう。

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ふつうの空間ではなくなってしまう

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 むかし…残雪ふかい早春、人けのない軽井沢を歩いたことがあります。有名な聖パウロ教会がちょこんとあります。無理かなと思いつつ扉をたしかめてみると開いています。勝手におじゃましてベンチにこしかけました。誰も来ないのをいいことにそのまま1時間ほどじっとしていたのはなぜでしょう。
 この教会にステンドグラスはなかったと思います。ただ、正面の十字架の背後が摺りガラスになっていたと記憶しています。十字架のシルエットはとても神々しく見えたのです。透過光は、それじたいが祝福なのかもしれません。柄にもなく敬虔な気持ちになって動けなくなってしまったのでしょうか。
 『清ら影』は滝澤やまとさんというステンドグラス作家の作品集(写真集)です。祝福された透過光がうまく表現できてるのかなと心配しましたが、とても美しい作品集に仕上がっていると思います。
 ステンドグラスとともに暮らすということはどういうことなのでしょう。そこはぼくらの知っているふつうの空間ではなくなっているのでしょう。とてもクリアな存在でいられるように思えます。生き方にかかわってくる装飾なのです。

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紙の本トランプ ひとり遊び88選

2004/11/09 18:25

心の友かな?

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 トランプのひとり遊びをいくつか覚えることは、楽器の演奏ができるようになることに等しいかもしれない。それほど人生をゆたかにしてくれるかもしれない。

 たんにタイクツをまぎらわすためにカードを箱から出す。「自然淘汰」(「愚者の喜び」とも言うらしい)をサルのように繰り返す。
 心を静めたいときに「スパイダー」や「ユーコン川」にじっくり時間と頭を使う。
 ムカついたときには美しい「うるわしのルーシー」に手を染める。クリアできなくて、さらにムカつく。
 落ち込んだときには「ヴァージニア円舞」でウキウキする。

 インドの皇后、イタリーの女王、アルハンブラ、鬼火、ガルガンチュア、城砦、女王の謁見、新月、隅の子猫、囚われの女王、日本の織物、パン屋の1ダース、ブーメラン、魔法の鏡…などなど、これらはゲームの名称ですが、聞いているだけでやってみたくなりませんか?

 この本は、類書に比べて説明のための図にも味わいがあって、長く伴侶としたい一冊となった。

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紙の本密偵ファルコ白銀の誓い

2004/08/09 19:38

ファルコは…

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 ファルコは冴えない探偵だ。
 ファルコはハードボイルドだ。
 ファルコはひつこくてあきらめない。
 ファルコは余計なことを言って人を怒らせる名人だ。
 ファルコは貧乏だ。
 ファルコはアホっぽく見えてけっこう学がある。
 ファルコはふてぶてしく見えてけっこう悩む。
 ファルコはええ歳して未だに英雄だった兄に劣等感を抱いている。
 ファルコはええ歳して未だに自分たちを捨てた金持ちの父親を嫌っている。
 ファルコは古代ローマ人だ。
 ファルコはときおり、やりたくもない皇帝からの任務を仰せつかる。
 ファルコはいつも苦労する。
 ファルコは結局むくわれない。
 でも、ファルコには愛しあう特上の女だけはいる。

 ファルコの苦労をぼくらは見て、にやにやと人の悪い笑みを浮かべつつ楽しむ。

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紙の本本の本

2004/07/30 10:45

聴こえない曲が聴こえる

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 音楽がモチーフになってる絵本を30冊も紹介してる本なんやなあ。洋楽好きにはたまらん思うワ。
 この本じたいもレトロっぽい画風の絵本なんや。

 でもねぇ、ぜ〜んぶウソなんやなあ。
 架空の絵本たち。デッチアゲ。ニセモノ。
 予告編だけ上映してる映画館みたいなもんですかぁ?

 文章書いてはんのはレコード屋のおやじなんやて。画家が入りびたってて、レコードに添え書きしてんのにクラクラしてつい買いとうなんのやて。
 でもこの絵本読んで買いとうなっても、アカンけどね。

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紙の本百頭女

2004/11/09 18:43

とんでもない一冊

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 「うわ、なんやこれ。えらいもん読みはじめてもうたなあ」最初の感想は、だいたいそんなふうでしょ?
 「ふぇ〜」とかつぶやきながら読み進めることになるのです。

 奇書としか言いようがあらへんですね。コラージュ小説とかいうらしいです。古〜い本なんかから絵をいろいろ取ってきて切り貼りしたもんらしいです。その絵に短い詩文(キャプション)がついている。

 ヘン! いや、まったく。でも、現代人にとってシュルレアリスム的手法そのものはすでにそれほど特殊なもんではあらへんですよね。時として陳腐ですらあることも。そんな現代人でもこの本にはやっぱり驚かされるんやないでしょうか。

 いちおうのストーリーがあるようですが、それはあんまり気にせえへんでもええんやないかなあ。ただひたすら「なんや、これは!」とつぶやきながらページをめくってく。
 そのうちに、なんか詩ごころが刺激されてきて、だんだん楽しくなってくるのです。読み終わる頃にはあなたの心の書に…(ならへんならへん?)。

 ぼくは絵よりもキャプションの方に惹かれました。

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