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波乱万丈さんのレビュー一覧

投稿者:波乱万丈

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紙の本潮流に問え!

2004/07/29 17:37

遣唐使の人生

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天平の時代。長安と平城京、国は違えど、政争が吹き荒れるのはどこも同じ。時に政争の道具として使われつつも、自分の真っ直ぐな信念にしたがってつきすすんできた阿部仲麻呂。将来を約束されていた最年少遣唐使。養老元年二月。仲麻呂のそばには吉備真備、玄ぼう。出身も年齢も異なる三人が留学生として唐に向かう。期待と不安が交差しつつも、それぞれの分野で将来のトップになることを夢見て未来を語る三人。

しかし、阿部仲麻呂一人は、日本に帰らなかった、いや帰れなかった。最も将来が有望視されていたはずなのに。なぜ? 優秀さゆえに、美貌ゆえに? 楊貴妃との出会いが彼の運命を左右したのか? 彼が日本に帰らなかったことで、日本の歴史が変わったかもしれないと考えると感慨深い。
政争に巻き込まれつつも、私人としては幸せな人生だったのかもしれない。幸せとは何か? 人それぞれ答えは違うもの。読者によって彼の人生への評価も異なるだろう。

最後に、「人の明日など「潮流に問え」。逆らっても逆らえるものなら努力をすればよいそれがだめなら、潮流のままに流されればよい。そう思えば人生など気楽なもの」という翼の言葉が印象に残った。

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