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京あんないさんのレビュー一覧

投稿者:京あんない

「日米関係」とは日米中関係でもある

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本書のサブタイトルには冷戦終結「後」までと記されているが、紙数の大半は占領期から米中和解までに割かれている。
それは筆者が意図したものかどうかはともかく、米中和解という出来事が日米関係を語る上でひとつのフェイズが終わったという点と一致しているのではなかろうか。

第二次大戦後から米中和解までの間、アメリカの対日ひいては極東政策というものがいかに「日本が共産圏に寝返らないようにする」という点に重きを置いていたのか、そしてそれが東南アジアへの介入の泥沼化、米中雪解けによって変容していくのかを、主に米側の視点で論証されている好著だと思います。

本書を読んでいて気になったのは、敗戦後中国や東南アジアとの交易が不可能になり欧米先進国へ製品を輸出する競争力を持たない日本が、何かがあれば共産圏の仲間入りをするのではないかとナイーブなほどに心配をする米政権の姿です。
有名な「反共ドミノ理論」はともするとアメリカの覇権主義と反共主義vsアジア民族主義とそれを利用しようとした中ソという構図で説明されますが、そこにはアジアの共産化を放置する事が最終的には日本の共産化を招くと危惧した米政権の視点が抜けているように思われます。

その点で本書は日米の政財界や米国防省の思惑の変遷を知る上で重要な一冊だといえます。
ただ若干翻訳に癖がある点がボリュームのある内容に加えて、読破する上でのネックにならなければ良いのですが…

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