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真夏の馬さんのレビュー一覧

投稿者:真夏の馬

日本国憲法の思想に新発見

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 日本国憲法を含む近代憲法に貫かれている思想の一つは、「立憲主義」である。立憲主義とは言うまでもなく、「憲法」が人々の人権(権利)を保障し、逆に国家権力をしばるものである、というものである。それは、日本国憲法第97条に「基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在および将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」と書かれているように、民主主義が、独裁者の権力の乱用を制限することをめざして積み上げてきた成果である。
 この思想は、西洋近代啓蒙思想に裏付けられている、というのが常識である。
ところが、日本国憲法に特長的な思想に「戦争放棄」という非戦の思想がある。この思想は必ずしも西洋啓蒙思想によるものとは言えないようなのだ。
 この「魂の民主主義」という本は、「非戦」の思想の実践者でもある星川淳氏がアメリカ合州国(合衆国という表現はおかしい、という指摘は本多勝一氏が指摘していたが、星川氏も「合州国」という用語を使っている)の占領軍が、なぜ日本国憲法に「非戦」の思想を組み込んだのか、を指摘したのが、本書である。
 アメリかの独立宣言などにも盛り込まれている思想とも共通する日本国憲法の思想はどこからきたのか。
 アメリカ大陸には、ヨーロッパ大陸にはない思想を作りだしてきた先住民がいる。アメリカにおける研究を土台にしながらの、本書は、私たちに新たな感動をよぶにちがいない。

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