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りょーちさんのレビュー一覧

投稿者:りょーち

5 件中 1 件~ 5 件を表示

大人も子供も楽しめる秀作!!

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

突然ですが、あなたは選挙に行ったことありますか? りょーちはあります。昔は選挙なんてほとんど興味なかったのですが、最近は行くようにしています。私たちには参政権があるのです。でもそれを行使しない人もたくさんいます。で、自分は選挙にも行かずに政治家の悪口だけ言う。そんなことではよろしくありません。
選挙に投票しなかったために、自分の想像もしていない政策を持つ政党が政権を握りとんでもない政策をとり国会の多数決でいろいろなことが決まる。
ちょっと恐ろしいの…

この本もそういう話だね。ある政党がふとしたことから政権を執ります。その政党は健康のために「チョコレート禁止法」なる奇怪な法律を制定し、町中からチョコレートを消し去ります。チョコレートがなくなり一番困るのは子供たちです。恐怖政治である。
ここに出てくる政治家は他にもいろいろなものを禁止します。一般家庭においてもおかしいなと思いつつも禁止されているものに手を出すと処罰されてしまう。

そんな中、勇気ある二人の少年がチョコレートを取り戻すための革命を起こした。

戦時中の日本もきっとこんな感じだったのであろう。みんなが何も言えない状態で何かがおかしいと思うが、おかしいと声高に言うと処罰される。
勇気ある行動は非常に難しい。

ハントリーとスマッジャーの二人の少年がチョコレート革命を成功させるまでには様々な紆余曲折がある。健全健康党の奴らに捕まらないように様々な策を巡らせたり、バビおばさんと密造酒ならぬ「密造チョコ」を作り、地下チョコバーを開いたりと非常に行動的である。革命のための同志を見つけ、最後は革命を成功させてしまう。

ちなみにこの物語に出てくる「チョコレート探知機」は半径数メートル以内にあるチョコレートをたちどころに発見してしまう機械。こんなのがホントにあったら恐ろしい。

この物語、読後感は非常によい。おそらく、中学生・高校生くらいの年齢を対象にしているのだと思うが、是非大人の人も読んだほうがよい。今会社で働く人ももしかしたら社内でこういった憂き目にあっている人もいるかもしれない。でも、勇気を出して行動してみてほしい。

あ、あと選挙には行きましょう。

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紙の本月光ゲーム

2004/10/30 08:30

有栖川有栖さんはこの本から始まった

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これはイイですね。主人公=作者の形式は有栖川有栖さんの他に二階堂黎人さんなどのシリーズがありますね。本書も主人公の有栖川有栖が体験した事件を小説として記載している方式である。また、有栖川有栖さんのデビュー作でもある。
京都にある英都大学に入学した有栖川有栖が英都大学推理小説研究会(EMC)に入部した直後に起こる事件である。大学作者の有栖川有栖さんが同志社大学の卒業なので、英都大学=同志社大学とイメージして読み始めました。
夏合宿のために矢吹山にやってきたEMCのメンバー(部長の江神次郎、望月周平、織田光次郎)を連続殺人事件が待ち受けていた。矢吹山には、他の大学(雄林大学、神南学院短期大学)からも偶然参加しており、次々と殺人事件が起こる。矢吹山の突然の火山活動により、下山の退路を立たれたメンバー達は残り少ない食料の不安と連続殺人犯人に怯えながら昼夜を過ごす。
有栖は神南学院短期大学の姫原理代に淡い恋心を抱くが、時が経つにつれ彼女が犯人ではないかと確信し始める。このあたりのロマンスも読みどころですが、やはり圧巻は江神部長の鋭い推理ではないでしょうか? 読んでいてストーリー、推理に破綻が全くないと感じました。本格推理小説よろしく「読者への挑戦」も用意されている。メンバーが推理小説研究会だけにメンバー内でのしりとりや会話の端々にクイーンやポー、アガサ・クリスティなどに関する様々な薀蓄が聞けるのもよい。
こういったところで作者の今までの読書遍歴をうかがい知ることができる。江神部長と有栖がはじめて会う場面では江神部長が中井英夫の「虚無への供物」を読んでいるシーンなどでは、思わず「お、中井英夫だよ」とか思ってしまう。
さてさて、本書は山の中で退路を立たれたメンバーに降りかかる殺人事件なので、誰も外部へ出たり誰も外部から進入しない事件。つまりメンバーの中に犯人がいるのである。別のグループのメンバーの性格もあやふやだったりする中で江神が提示した犯人の指摘は本当に見事である。というかこのストーリーを生み出した有栖川有栖。やりますな。
本書を読んで思ったのは、名探偵をミスリードする役割の重要性である。名探偵が登場するってことは殺人事件が起こってからすぐに「君が犯人だね、それは○○××だから…」と説明して終わっちゃうじゃん。これだと推理小説にならない。如何に上手く名探偵がミスリードさせられているかによって推理小説の面白さ(読後の納得感)に繋がる。ミスリードはいくつもあるのだが、本書ではダイイングメッセージもそのひとつに上げられる。
江神が犯人のトリックを看破する場面は爽快だ。こんな部長がいるならりょーちもEMCに入部したいと思うばい。そしてEMCのメンバーの会話を聞いて、大学時代は懐かしかったなーという気分にさせられました(青春小説?)。本書はシリーズになっているので、続きも是非読んでみたいです。
推理小説を今まであまり読んでいない人にもお薦めです。

私のホームページにも同様の書評を記載しています

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「姉妹」って怖ーい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

購入経緯は以前映画を見に行った際に映画館に貼ってあったポスターに目が行ってしまったためである。
吉村達也はホラー作家であると認識している。これはこの「姉妹」を読み終わった後も変わらない。だが、この小説には推理小説のエッセンスも色濃く出ている。
推理小説では「犯人は実はこいつだったのかー」「なんとなんと、ここに複線がはってあったのかー」的なパズルを埋め合わせて最後のピースがはまった時に快感を覚える小説なのかなと思う。本書「姉妹」に関しては最後のピースがはまった瞬間(最後のページの最後の一言を読んで)、戦慄を覚える。なお、この姉妹は2004年7月に日本では「箪笥」という名前で映画になった。
映画「箪笥」は日本で公開される前に韓国で先行公開されている。
「箪笥」の舞台が韓国でもあり、勿論俳優から監督まで韓国の方によるものだ。日本人の私にとって韓国は近いようで遠い存在でもあり同じアジアでも中国とは違った不思議さを感じる。この不思議さは過去に日本人が韓国で行った様々な残虐的行為によりある種の畏怖の念を抱いているからかもしれない。
今でこそ日韓ワールドカップや韓日の親交は進んではいるが重苦しい歴史を背負った両国は真に分かり合えていないのかもしれない。
登場人物はかなり少なく
スミ
主人公。妹のスヨンより4歳上の姉。母の死に関する明確な記憶を失う。「新しい母」のウンジュと激しく対立。
スヨン
スミの妹。言葉の発達は遅れているが、感性は鋭敏。愛する母の死に直面し、強烈なショックを受ける。
ウンジュ
姉妹の母を看護していたが、いつのまにか一家に入り込み、現在は事実上の後妻となっている。
ムヒョン
姉妹の父親で薬剤師。家族の心の病を薬だけで治そうとする「薬剤信奉者」。妻の死後、元看護婦のウンジュと同居。

あとはスミの母親とウンジュの弟とその妻くらいである。
年齢がバレてしまうが山口百恵の「赤い」シリーズのような構成である。「赤い」シリーズと異なるのがここに「ホラー」の色が盛り込まれていることであろう。
ホラーの要素としては「13日の金曜日」などに代表される怖いモノが出てきて「キャーッ」ってのだったり、「リング」のように状況(シチュエーション)の怖さだったりする。
で、この小説の怖さは前述の「全てのピースがはまったときに」初めて湧き上がる。
なお、作者はこの小説を前述の韓国の映画監督とやりとりしながら脚本を小説にした。吉村達也は小説を書き上げた際、自分でも合点がいかない点があり、監督のキム・ジウンに問い合わせたところはじめて衝撃的事実が明らかになったという。
おそらくこの本を読んで最も怖いと思ったのはある意味、作者の吉村達也氏ではなかろうか?
異論はあると思うがこの小説の中で真の主人公はウンジュではないかと思う。このキャラクターがいなければこの小説は成り立たない。「姉妹」ではウンジュは前半部分は徹底的に悪者に書かれている。りょーちもウンジュを憎んだ。でも他の読者は最後までこのウンジュというキャラクターを憎めるか…
一方この物語は家族愛というものにも焦点を絞っている。りょーちの浅い知識によれば韓国は儒教社会であり、現在の日本よりも家族の絆が強い(と思う)。その中でこの映画は韓国の中でも物議を醸し出したのかもしれない。また、物議を醸し出したのは家族愛だけでなく「箪笥」という映画の解釈でも多種多様の意見があり、ツインピークスを思わせるような話題の拡がりを見せている。
吉村達也の小説の中ではかなり「あり」であろう。
また、映画を見た方で結果を知っていると思っている人も「真実の結果」については意外と知られていないと思う。本書は映画を補完するようなマニュアルとして位置づけることも可能だ。そして映画で味わった恐怖とはまた別の恐怖がそこに表れるだろう。
最後に、「あー、こわかった…」

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紙の本噓をもうひとつだけ

2004/10/12 21:03

よい短編集です

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は表題の「嘘をもうひとつだけ」と他4編の短編小説です。
何故本書を購入したかというと、通勤途中に本が切れた(泣)ので駅の本屋でお手軽そうなのをちょっと…って感じで購入しちゃいました。(東野圭吾さんごめんなさい)

本書は「嘘をもうひとつだけ」「冷たい灼熱」「第二の希望」「狂った計算」「友の助言」の5本が収録されています。この短編集に登場する「加賀恭一郎」っていう刑事は東野圭吾さんの他の作品でも登場するようです。(この刑事、結構すごいっす…)

本書のタイトルにもなっているのですが、この5本には「嘘」がキーワードになってますね。
短編ということで、話に深みはそんなにないのかなと思いきや、そこは東野ワールド。結構考えられています。頭いいっすね。ホント。
東野圭吾さんって確か理系出身の作家さんだったと思ったのですが(府立大の電気科っぽかった。違う?)理系の方の書く小説も昔よりかなり増えて読者としては小説選択の幅が広がり嬉しい限りです。理系っぽさが出ている小説っていえば、森博嗣さんや瀬名秀明さんなどが思い浮かぶのかな? 東野さんも理系を前面に押し出してはいない(気がする)のですが、小説読んでいて「理系っぽい考え」と思うこともたまにあります。

で、本書ですが、冒頭お話ししたように、この「加賀恭一郎」の綿密な推理に唸ること請け合いっす。ま、嘘はばれるのですが、ばれるプロセスがよく書かれています。
嘘をつくときには加賀さんのいないところで…
ちなみに、本書の5つの短編はすべて加賀刑事が登場しますが、それぞれリンクはしてないっす。

さらっと読めてちょっと頭の皺が増えた気になる一冊かな。
また、日常的なシチュエーションでいかにもありそうな感じなのですが、実際は「ありえないっす」って感じの5本ですね。(またそれがいいのですが)

りょーちのおすすめは「狂った計算」かなー。いえ、どれもおすすめですね。
短編ってどれだけ無駄なものを省きプロットのみを活かすかってことなのかと思ってましたけど、きちんとした「小説」として世の中に出るにはそれなりの作者の力は必要ですよね。その力があるので、東野さんはよい作家なのかなーと小学生の感想文っぽいことを思いました。

あと、この小説は「犯人あて」の小説ではないっす。犯人を追い詰めるプロセスのみに着目した小説なのかなーと思います。こういうのもたまにはいいっすね。

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復讐の鬼モンテクリスト伯

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

岩波書店から全7冊で出版されているようであるが、そんなお堅いものは読まない。
りょーちが読んだのはなんと、子供向けにやさしく書かれたりょーちの読んだ「モンテ・クリスト伯」は少年少女用に編纂されていたので、岩波書店の高尚なバージョンは読んでいないのである。著者のアレクサンドル・デュマはあの「三銃士」を書いた作家さんである(あ、知ってるか?)。
この本には、解説として「物語の関係地図」や「ナポレオンとはどんな人?」など当時の説明などが詳細に掲載されている。また物語中のことばの解説なども挿絵付で紹介され、イラストはあの「黒鉄ヒロシ」さん、文章は村松友視さん、解説も「ミステリ・ベスト201」を手がけている池上冬樹さんっていう、もう大スター目白押しなのである。

これ、結構いいね。推理小説だね、これ。やるな、デュマ。
ストーリー的には東海テレビのお昼の13:30からのシリーズになっても遜色ない内容だわ、こりゃ。

無実の罪を着せられたエドモン・ダンテスは14年間獄中生活を送る。牢獄内で知り合ったファリア司祭からヒミツの宝のありかを教えられたダンテスは牢獄から脱走し、復讐に燃えるのだ。彼を陥れたのは、投獄前に婚約したメルセデスを妻とするフェルナンとマルセイユの検事補のヴィルフォール、ファラオン号の会計係で後に銀行家となるダングラール。
ダンテスが脱走した頃と時を同じくし、パリに謎の男モンテ・クリスト伯爵が現れる。潤沢な財力と見事な射撃の腕前、優れた知識を有するモンテ・クリスト伯爵は一躍パリでは知らぬものがいないほどの人物となった。
モンテクリスト伯爵が見せる様々な智謀・策略は実に見事なものである。おそらく岩波書店のバージョンを購入したら、これほど心躍ることはなかったように思う。

有名小説なんだけどちょっと手を出しにくいなと思う人にはこのような本も用意されている。
是非ご一読を。

私のホームページにも同様の書評を記載しています

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