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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

tammyさんのレビュー一覧

投稿者:tammy

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本接近

2006/11/05 18:29

人間を描いた名著!!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

”桜の花の咲く頃”、米軍は沖縄に上陸。
友軍に憧れる弥一や名護さんは、ウチナーグチを発せず、疎開した肉親たちに蔑みの感情さえ持っていた。
彼らは、”兵隊さんのお役にたつなら、なんでもするつもり”であり、実際に率先して徴用に応じる日々であった。
そんな彼らが行きついた台詞が、
”頼もしい神兵は真面目に死ぬ。
残るのは利己的な兵隊ばかり。”
であった。
悪化する戦闘。山賊と化した脱走日本兵。そして、神兵・友軍であるはずの日本兵の言動。
これらは、区長の死体を目の前にした、満で12歳、数えで11歳の弥一をして、
”人は人の生き死にに悲しめるうちが幸せだった。”
と言わしめた。
山賊化した日本兵と対比して、最後まで兵隊らしい態度を貫いた仁科上等兵。
”神兵とは、きっと無駄口を利かない人だった。”
と評された彼も、
”あなたが立派なことを口にしていたのは、自分が後ろ暗いからです”
と言われるに至る。
嘗て徴用の際に、弥一たち住民に”ありがとう”と言ってくれた白沢伍長は、
弥一たちの壕に迫り、住民を罵った。
”他人を罵るときと身の危険を感じたときにのみ、人は素顔をさらした。”
そして、
”この島のすべての人間は、同質の他人を忌み嫌っていた。”
これらの言葉は、あまりにも重い。
本書は小説であるが、
”勝敗は度外視されていた。度胸と積極性を示す戦いに敗れた彼らは、その後を絶望的な戦いで染める。心の支えは死後の評価だった。”
と評価される戦争の実態をまさに描いているのではないか。
また同時に、本書は決して戦争だけを描いたものではない。
本書は、戦争を通して、確かに人間を描くことに成功している。
「戦争反対」と叫ぶことだけで、戦争をやめられるなどと考えてはいけない。
「戦争をする人間」と「戦争をしない人間」が居るのではなく、「人間」が戦争をしているのだから。
そんなことを考えさせられた。
我々が本書から学ぶべきことは非常に多く、非常に重い。

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紙の本ひとりずもう

2006/05/05 02:15

おとなになったまるちゃん

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「もものかんずめ」に始まる、さくらももこのエッセイは、徐々に、笑い一辺倒から、人間さくらももこの魅力を醸し出すものに変化してきていたと思う。
その一連の変化の頂点に立つのが、本作「ひとりずもう」ではないか。
本書には、笑いに彩られた中に、人間さくらももこの魅力が詰まっている。
私は、「アニメ『ちびまる子ちゃん』が15年以上も続いているのは、まるちゃんがこんな大人になる子だからなんだなぁ」などと思いながら、読み進めた。
まるちゃんは大人になると、”(夢は叶うという言葉に対して)私個人としては、人にそんな事をとても言えない。「叶うこともあるかもしれない」か、或いは「叶うといいね」という言葉が精一杯。”とか言うようになるのである。
さらに”(デビュー決定の報せが来てから)20年以上経つが、私は未だに自分が作家になれた事が信じられないし、作家だということがうれしい。”なんてこっぱずがしいこともしっかり真顔で言ってくれちゃうのだ。
とても誠実で、一生懸命な態度であると、私は思う。
極めつけは、”皆様、どうか無事で元気でありますように。そしていっぱい、いい事がありますように!!”だ。
私の記憶が確かならば、まるちゃんはトイレで毎日、世界の平和を神に祈っていたはずだ。
2005年5月のさくらももこも、同じように皆の幸せを祈っている。
さくらももこの作品は、笑いも人も裏切らない。
現代の清少納言の面目躍如たる作品である本作、皆様是非、ご一読を!!

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モーニング娘。みたいに「。」がついているのね。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「尼崎青春物語」というサブタイトル通り、著者の尼崎での青春時代(というか、少年時代?)を描いた作品。
放送室を聴いている人ならばお馴染みの世界でもあるが、全く飽きずに楽しめた。
われらが高っちゃんは、ビートたけしとは一回り以上年齢差があるはずだが、ビートたけしの著作と同じ世界観を持っている。
帯にある、”(かつては)生と死が露出し、笑いと涙にリアリティがあった。”との言葉通り、そこには剥き出しの人間たちが生きていた。

面白いことを考えるプロである著者の、ストレートに過ぎる思いのたけというか、地元と人生を愛する気持ちがあふれており、清々しい。
”僕らを育てたこの尼崎という町で起こったすべてのことを忘れないために”書いたという、著者の思いが見事に結晶したということなのだろう。

小説っぽく書こうとしている部分が、ちょっとだけ鼻につくこともあるが、逆に生の人間の言葉は胸に残る。

「逢いたくない人間を作ったらあかん。そんな人間を作ると、自分の世界が狭なるだけや」(by 高須父)
「どんな辛いことも笑っていたらそれだけで、悲しさが半減する。「尼の人間」は生まれつきそれが出来るようになっている。」(by 高須母)
などなど。


上記した帯の言葉は、村上龍によるものだが、
読了後、これに続く言葉、
”この作品はわたしたちを解放する。”
の意味がわかった。

本書は、あらゆる世代の、あらゆる読み方を許容するだろう。
ここに描かれているのは、物語ではなく、人間であり、人生だから。

何年後かに、また読み返して見たいと思える作品。

読みやすい作品なので、毛嫌いせずに是非読んで欲しい。
ただの暇つぶしだったはずが、楽しみに変わることでしょう。

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身も蓋もない人生論

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「はじめに」に、
”非合理な楽観論で甘やかしたりするのは徹底して避けた。悩みやトラブルへの対処は、まず現実を直視することから始まる。”
とあるように、また、「解説」で蝶々さんに叱られるくらいに、合理的に考え、現実に向かった人生相談集となっています。

慰めて欲しい人には不満もあるのでしょうが、これは作者が本気で相談に乗っている、本気で悩みを解決させようと考えている証であると私は感じました。
これほど、合理的に考える方法を教えてくれる書き手はあまりいないのではないか、と思います。

例えば、このように、

悩み:「彼氏が画家を目指してフリーターに。(P.82)」
答え:”同じことをずっとやっていても、まったく飽きることがないというのが、才能なんです。(P.83)”
   ”何かを望む場合、たいてい夢ではなくて現実なんです。(P.83)”

悩み:「貯金をするのがバカバカしい気がします。(P.44)」
答え:”たとえば40歳になって、容姿も衰えて、トレーニングをしてないからお金を稼ぐ手段もなくなって、結婚もしてないし信頼できる友人もいない。何も無くなった人が、「私は20代のときに華やかな生活をして遊んできたからもういいの」と、言えるのか。僕は言えないような気がする。(P.45)”

悩み:「28歳から夢を目指すのは遅い?(P.42)」
答え:”28歳という年齢について言うと、遅いということはありません。でも22歳と比べると不利です。それだけの話です。(P.43)”

これらのやり取りに、私は勇気をもらいました。
興味を持った皆さん。まずは本屋で立ち読みでも良いと思います。
自分の人生に視線を向けるきっかけになるかも知れませんよ。

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アフィリエイトで返済したのね

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ネット書店で見かけて、ちょいと気になりそのまま買ってみた。
単純に「どんな方法???」と思ったわけです。
そしたら、中身はアフィリエイト指南書だったのね~~。

 但し、良心的な一冊です。
 これは、プロフェッショナルなアフィリエイターによるアフィリエイト指南と言ってよいのではないかと思います。

 本書には、アフィリエイトで”稼ぐ”為にはどうすれば良いのかが書いてあります。
 まず著者は、アフィリエイトで稼ぐのは”誰にでもチャンスがある!”ものだが、同時に”「楽に稼げる」なんて甘いおいしい話は存在しません”と教えてくれます。また、アフィリエイトで一番大事なことは、”どれだけ継続できるか?”だということも教えてくれます。
 その上で、継続するための方法、実際に稼ぎを出すための方法を教えてくれます。
 英語学習本などと同様にハウツー本においては、「楽をする方法はない」と最初に教えてくれるだけでもありがたいと思います。決して読者を甘やかさない態度に、著者のプロ意識が見えるようで好感が持てました。

 どんな分野でも、プロの言葉は汎用性が高いものですね。
アフィリエイターではない私も、”楽ではなく楽しく稼ぐ”という著者のモットーに賛同したいと思います。

 過剰にフレンドリーで「(笑)」が多過ぎる文体に多少の難はありますが、本気で副収入が欲しい方、アフィリエイト始めようかなぁという方、また、自分のアフィリエイトにテコ入れをしたい方にオススメです。

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