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先月(2017年6月)

イーノさんのレビュー一覧

投稿者:イーノ

2 件中 1 件~ 2 件を表示

こういうのが読みたかった。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

北部(ヴェローナ)から南部(バーリ)への遠征ー22時間のバスによるアウェイ・ゲーム観戦行、そこでありとあらゆる(数え切れない)悪態の言葉を聞くことになる。まず最初にそれらを浴びるのはバスの運転手だ。しかし彼らは気にした風もなく淡々と仕事をこなす。
サーヴィス・エリアやスタジアムでのひと悶着のあと、フェンスで区切られたアウェイ・サポーター席につき、ホームのサポーターに向って激しいののしりを始める。思いつく限りの人種差別、性差別的な罵倒。そのとき一人のヴェローナ・サポーターの大切にしている帽子、1985年に奇跡の優勝を果たした時の記念の、が風に乗って、フェンスを越えて隣のスタンド、アウェイとホームのファンがモノを投げ合わないようにわざと空席にしてあり警官隊が警備をしているゾーンに飛んでいってしまった。彼は警官隊に向って、取ってくれ、過激を持って鳴らす彼が哀願した、お願いだ、と。警官達は彼を無視する。が、一人のバーリ・ファンの少年が警官隊をすりぬけ帽子を拾う。彼はどうするのか? 散々浴びせられた罵倒の仕返しとして帽子をどうするのか? しかし彼はヴェローナ・ファンに向って帽子を投げ返した。
「バーリ! バーリ!」とヴェローナ・ファンはすかさずコールする。バーリ・ファンも本来けなすべき今日の相手ヴェローナではなく、ライヴァルのレッチェを罵倒するコールを始める。ヴェローナ・ファンもそれにつづいて、レッチェくそくらえ!と叫ぶ。スタジアムにいた人々にとっては感動的なシーンでもあっただろう。しかし、友好的なコールがひとしきり終わり、ヴェローナ・ファンは言う。「そろそろ相手をけなしてやろう」そしてまた野次を飛ばしはじめる…

これは本書のなかでも印象的なエピソードの一つ。著者はヴェローナFCのホーム、アウェイ全試合を観戦する。クルヴァ(熱狂的なファンの集まるゴール裏)で、あるときは記者席で、あるときは招待席で。チームに同行したり、会長、監督や選手との会話、旅ごとに生まれる数限りないエピソード。こんな本が読みたかった。弱小チーム、ヴェローナFCはセリエAに残留できるのか? サポーター達は悩み、苦しみ、そしてまた罵倒する。

ヴェローナの選手たち。ジラルディーノ、ムトウ、カモラネージ、マッシモ・オッド、ボナッツオーリ、マルティン・ラウルセン、ジュゼッペ・コルッチ…今考えるに素晴らしい選手達を抱えたヴェローナ。彼らが揃っているヴェローナをこの目で見てみたかった。

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ちょいとわかった気分になる。

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リーガのファンならきっと興味深い内容だと思う。
ただし、スペインの近代史についての注釈は多少欲しかった。たとえばフランコ総統、内戦、バスクの独立運動などについて。しかしそれらを差しひいても作者が自分の足で集めた数々の情報や与太話−タクシーの運転手や地元のバーに集まるフットボールファン、彼らとの会話がこの本の支柱となっている部分はかなり楽しめた。
ユニフォームカラーについて、クラブソングについて、レアルやアトレチコの怪しげな逸話、時にイングランド人らしいユーモアを交えて堅苦しくなる事もない。
欲を言うと、もっとたくさんのチームを!
数年後くらいにでも追章を書いてもらって最新の「モルボ」をリポートしてほしい。

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