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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

nanako17girlsさんのレビュー一覧

投稿者:nanako17girls

100 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本ぼく、オタリーマン。 4

2009/06/08 14:41

4巻出ました

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 僕の中では3巻でオタリーマンは完結している。「ちょっと笑えるエッセイマンガ」という感じで。この4巻は少し違う気がする。まず、ストーリー物が増えたこと。作者が30歳を越えたこと。キャラの顔に縦線(落ち込んだイメージ)が多用されていること。この3つはバラバラだが、繋がっている気がする。30を越えると社会的にも要求されることが増える。まず、結婚の問題がある。親からのプレッシャーを感じるようになる。あと、健康問題。やはり30を越えると気分的にか、体力的にか、今まで出来ていたことがしんどいと感じる人が多い。まあ、一般論です。あと、会社の立場。30過ぎると、同期が管理職になったり、部下の面倒をみなくてはならなくなる。自分の仕事をしてればいい、というわけにもならなくなる。
 と、まあ、30というのは現代の成人式である。100万部を累計売り上げることもプレッシャーかもしれない。が、このオタリーマン、笑わせるマンガから、面白いマンガになった。面白いというのはなかなか深い。身につまされてしまう。それが、「生きてる」ということなのかもしれない。

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紙の本理系の人々 1

2008/10/04 20:46

ヒマつぶしにはちょうどいい!

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 いや〜〜、このよしたにさんの目の付けどころは本当に面白い!オタリーマンファンとしてはwebで連載されていた本書が書籍になってよかったと思っております。よしたにさんは非常に優れたエッセイストであり、画力もこれぐらいのほうが気軽に読めて好感が持てます。そう、「ヒマつぶしにちょうどいい本」なのです。いい意味で。なのでコンビニなどで売られているのはいいことです。しかし、内容は結構深い。
 「仕事」「日常」の理系仲間をよく観察している。そして、自分のこともネタにしてる。自分を客観視できる人なのだ。例えば仕事仲間の女の子がブランド物の8万円のバックを買ったら「そういうのって、どの部分が高いの?」と物の原価で考えてしまうクセには笑わせてもらった。確かに原価で考えればその金具?生地?そうではないのに!「そのブランドが欲しかったから!」という感情論は排除されている。きっとこういうひとのカバンってデザインよりも機能性重視なんだろうな〜〜〜。「カッコイイ」とか「かわいい」とかより「このバックはこんなポケットがあってね〜〜〜」とかそんなことを自慢しそう。僕の友人にもいます、まあ、文系ですけどバリバリのスペック重視野郎です。オタクの特性なのでしょう。
 いまやオタクはファッショナブル(日本のクールカルチャーとして海外に紹介)として認められつつある傾向があります。A-boyなんて言葉は宮崎勤事件の頃には考えもつかなかった言葉です。まあ、オタクの本性をわかってないメディア側の勝手な言葉です。よしたにさんの優れている部分はオタクのセクシュアリティが絶妙に隠されているところです。書いてない訳ではないが、本質的なところは抜け落ちている。「理系の彼女さん」という章で垣間みれる女性とのつきあい方の下手さをユーモラスに書いている。デートで彼女に「どこか行くとこある?」と聞かれて「本屋」「電気屋」と毎度口にしてしまう男、それに引く女性。これは母親と子供の会話に近い。非常に狭い世界しか知らない子供。オタクはそれを引き延ばした感がある。酒井順子のエッセイにあった「イタリアンといったらサイゼリア」まあ、うまく育てがいがありますね。こういう人に高級イタリアンを食べさせたらどうなるのかな?意外な反応も?いやいや、、、、、

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痛みを伴う結果

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書によって明らかになったことは、前書に書かれていた「年収300万時代」がさらに加速して、非正社員なら100~150万円になる、という小泉改革の成果が無残な形で国民に打撃を与えたといことだ。ぼくもその中の一人としていわせてもらおう。
 今の時代は、正社員は3分の1、残り3分の2が非正社員(パート、アルバイト)。ぼくも以前は正社員だったが、体の調子を崩し会社を辞めてしまった。そして、また、就職活動の最中だ。はっきりいって、これからの時代は、生活保護や年金はあてにはならない。制度そのものは生き残るかもしれないが、それで生活は出来なくなるであろう。国民年金料金の値上げ、健康保険制度の改正、介護保険制度の迷走、自立支援法の制定。社会保障はこれからの時代は国に頼ることは現実的に不可能だ。個人できちんと考えなければならない。だからといって、今流行の外貨預金やファンドの投資も元手がなければ出来ない、医療保険についても同じことがいえる。
 この間、「もしもしホットライン」というところから電話が来た。そこの株式会社は年金未払いの人に催促する会社だ。ぼくは厚生年金から国民年金に切り替わった。その手続きは自分がした。しかし、しばらくしても国民年金料金の通知は来なかった。なぜかはわからない。もしかしたら、ぼくがうっかり見落としてるのかもしれない。でも、いきなり株式会社から電話があり、住所や本人確認させて、というのは正直腹が立った。その会社にではなく、社会保険庁にだ。詐欺かもしれないと思ったし、こんなご時世だから社会保険庁が通知を出し忘れたとも考えた。まったくあきれた。「民間に出来ることは民間に」というのは聞こえがいいが、単に厄介な仕事を他人に押し付けているだけだ。はあ、ため息が出る。
 本書のあとがきを読んでください。ぼくもまったく同意見です。

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ジョブズのプレゼント

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

スティーブジョブズのプレゼンテーションの方法をわかりやすく説明してくれているのが本書です。こんな感じ

 それは、魔法のような体験だった、革命の体験だ。人類は3回の情報革命を体験してきた。
 ひとつめはグーテンベルクの活版印刷。これにより、情報が人々に共有されるようになった。インターネットはまさにこの体験。iMacはそれをみんなに伝えることに成功した。
 ふたつめはiPod。「ポケットのなかに1000曲を」この素晴らしさはみんな持っているから知ってるよね?
 みっつめを紹介しよう。ケータイ、インターネット、iPod、ケータイ、インターネット、iPod,ケータイ、インターネット、iPod・・・・この3つがひとつの製品で体験出来る、そう、iPhoneだ。

このようなプレゼンをする方法が本書に書かれている。

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哲学者と精神科医の身体論

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 いや~、これはまさしく今まで読んだことのない身体論です。フランス現代思想家でありながら、合気道の達人である、内田樹。精神科の臨床に立ち会ってきた春日武彦。精神と肉体の関係を考えてきた人たちの対談である。そう、身体と精神とはまさに表裏一体である。例えばヒステリーという言葉がある。この言葉からイメージされるのはギャーギャー騒ぐ人、というのが一般的ではなかろうか?それは正しくない。ヒステリー性の疾患というものは精神の不調が身体に影響を及ぼすことから問題は発生する。具体例を出そう、リストカットを繰り返す人がいるとしよう。そのひとは自分の身体を傷つけることによって精神が癒されていると考えているのだ。まあ、そんな行為は不毛である。だが、それを繰り返す人がいる。なぜか?それは身体に対するある種の「鈍感さ」があると思う。おそらくその行為(リスカ)によって「私は死なない」という思い込みがあるのだと思う。ホントに死ぬ気があるのなら、飛び込みが確実である。考えが甘いね?だってそんなのは喫煙と同じで癖でしかないからと、ぼくは思うね。
 両者の考えには驚くほどの共通点がある。上げだすときりが無いので、ひとつだけ。「中腰で待ってみよう」という言葉だ。捕らえようによってはどっちつかずだが、まあ、たいていのことは時間が解決してくれるものだ。しかし、「待つ」という行為はなかなか厳しい。だからこその身体なのだ。これは経験上もいえることだが、身体がしっかりしている人ほど精神的にもタフだ。そう、精神を鍛えたいのならまず、肉体から。その補助線として本書はとても役に立つ。内田はこの待つという行為を育児から学んだそうだ。そう、自然なものには待つ以外にないのだ。花を育てるのも、待つという行為だ。今日、水をあげたから効果があるわけではない。何かを育てる経験は何事にも変え難いものだ。

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紙の本悪意

2009/05/19 10:16

殺人の動機

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人を殺すのに特に理由はいらない。本書を読んでその感じを強く持った。犯人は早い段階でみつかる。しかし、その犯人がなかなか動機を語ろうとしない。そして、刑事はその動機について調べ始める。その恐るべき結末。美しい物語が無残に壊されていく最後は圧巻。犯人が巧妙に練り上げた、完璧な物語が壊れていく。読者は騙される。読者もまた、美しい物語を求めているから。人が人を殺すのは単純だ。その動機もまた単純なものだった。
 本書の卓抜なることろは、犯人の記述、刑事の記述。2つの記述が繰り返し書かれている。真実はひとつだが、「手記」というものの存在が手がかりにもなり、混乱させる。真実にたどり着くには「違和感」が重要になる。確かに筋は通っている。が、納得は出来ない。そこが手がかりになる。黒沢映画を思い出される傑作である。

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紙の本ももんち

2009/05/09 20:18

古き良きラブストーリー

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 一巻で完結の「ももんち」一体どんなラストになるのかかなりハラハラした。漫画を読んでラストが気になったのは久しぶり。連載ものだと時間的な制限がある。この漫画も不定期連載というかたちをとっていた。「リアル」みたいな連載方法。この手法、ありです。作者が時間的に制限されず、自分の書きたい世界をのびのびと書いている。この一巻にこぼれ落ちそうなくらい思いが詰まっている。「いとしさ」「せつなさ」「繊細さ」がこの本にはある。Love is over
 

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服は声、音楽はメロディー

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「メゾン」という言葉をご存知でしょうか?僕は本書を読むまで知らなかったです・・。メゾンというのは、ブランドの名前なのですね?(間違っていたらゴメンナサイ)例えば、エルメス、ドルチェ&ガッパーナ、コムデ・ギャルソン、etc・・ほ~~~~~~~、名前を挙げただけで目がクラクラ致します。僕には、何ひとつ無縁なものばかりで・・。しかし、JAZZミュージシャンであり、作家であり、東大の先生をしていた菊地氏の溢れ出す言葉の海に溺れてみると、なるほど、と思います。ファッションショーにおける音楽=「ウォーキング・ミュージック」と定義して、そこから繰り出される単語の数々は理解できないまでも、その世界に触れることが出来ます。
 本書の魅力を数え上げたらきりがないのですが、あえてひとつ言わせてもらうと、東京、NY,パリ、この3都市の歴史の記録としても読める気がします。服は文化であり、ファッションショーの音楽はその服を魅力的に見せる演出効果以上に、考えさせられるのがありました。例えば、ショー音楽家の方々との対談で著者がかならず聞く質問が2つあります。1つは使っている機材。CDJ,プロツールス、レコード、オープン・リール、この質問には、理解が簡単です。著者もまた、ミュージシャンですから。しかし、もうひとつの質問、「カニエ・ウエストが多くのメゾンに昨シーズンあたりから、主にパリコレに来ているのはご存知でしょうか?」という質問です。半分ジョークといいながらも、全員に聞くのにははっきりした意図がありました。それは、HIP-HOP(=ブラックミュージック)とパリ・モードをマーケット、カルチャー、両方の面からも結ぶプランニングがあるのでは、という推測です。これは、今後のメゾンにおける音楽を考える上で、重要です。
 最後に、本書は服についてはほとんど触れていません、あくまで音楽書であり、ファッションに興味のあるかた(イタリアやハワイでブランド物を買いあさる方々)に読んで欲しいと思います。

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待ってました!!!

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 いや~、前書「批評の事情」のその後の論壇エンタメです。ぼくは永江朗が大好きです。ホント「本好き」の理想的なひとなのではないのでしょうか?とりあえず、面白そうな批評家の本を読んでます。いい参考書です。これを好奇心旺盛な学生たちに読ませたいです。余計なおせっかい?まあ、そうなのですが、さすがにこれぐらいは読んで欲しいです。時間もあるし、本というのは安価な娯楽であると同時に教養にもなりますから。大学の共通教養の一コマにしてもいいと思ってます(マジで)、それぐらい、いろんなものが詰まってます。
 まえがきに、「iPodの時代」というようなことが書かれてました。残念ながら部屋の本棚(物置)に放置して、見つからないので思い出しながら書きたいと思います。とりあえず、9・11がありましたよね?あのハリウッド映画のような映像が全世界にたくさん流れました。あの惨劇は超大国アメリカの崩壊、というよりも「新しい戦争」のかたち、なのです。あの映像を見て僕は乖離現象みたいなことが起こりました。つまり、「こんなことが現実に起こるんだ」ということです。その後のブッシュの中二病には触れません。まあ、200年余りの歴史の国で、200回以上の戦争をしてる国なので、あまり申し上げることはありません。おかげで、僕らはPC,ネットという新しいメディアを手に入れたのですが・・。とりあえず、そのテロの直後にiPodという商品がアップルから、ジョブズから発表されたのに作者は注目してました。詳しい内容はまえがきを立ち読みするか、ネットで買ってください。私のほうからは以上です
 本書の特徴は雑多な批評家を扱ってることです。エコノミスト、ミュージシャン、はては「ドン小西」まで・・。まあ、とりあえず、だれでも一人は引っかかります。そうです、一人でいいのです。これこそが「新しい教科書」では?大人の

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「まっとうに」考えたのがヘンだった

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「はてな」とは何ぞや?という疑問があった。ちょうど、インターネットをやり始めた時期で、サーチ・エンジンでなにかを検索するとなぜか「はてな」がページのトップにあった。「ちょいと怪しいな」と思った。だから、しばらく「はてな」は避けていた。避けてはいたが、気にはなっていた。そうこうするうちに、しだいにインターネットにも慣れてきて、飽きた。そして、再び「はてな」に出会った。なぜインターネットに飽きたかというと、いわゆる「マーケット占有型」というものに魅力を感じなかったからだ。ちょうど、ライブドアと楽天がマスメディアで注目された頃だ。しかし、TVや雑誌ではITといえばこの話題で持ちきりだったが、世間では知らない水面下ではすでに変化の兆しはあったのだ。それが「はてな」だ。
 いわゆる「ウェブ第三世代」とよばれるmixi、はてな、はネット業界では異端であったが、いまの勢いは凄まじい。それがベンチャーというものなのかな?
 「はてな」のなにが面白いかは、「はてな」を使えばわかる。だから、いちいち書かない。本書は「はてな」という会社の魅力と社長である近藤淳也の面白さに満ちている。正直なところ、ITベンチャーがこれから淘汰されていく未来、この会社が生き残るかどうかはわからない。しかし、近藤の持つ「周囲に漂う違和感」に対する敏感さは非常に優れている。それこそが世のフロントに出てくるための条件であるならば「はてな」ではなく、英語表記の「Hatena」になるであろう。近藤はいまアメリカにいる。かれの目にはどんな風景がみえるのだろう?強い「可能性」を感じる。

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紙の本ハートで感じる英文法

2006/07/26 11:40

感覚を理解する

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 英語の文法書というものは、たいがい退屈なものだ。なぜか?それは「実用的ではないから」だ。日本に住んでる人にとって、英語はそれほど必要ではない。まあ、受験勉強や、就職活動に必要なくらいだろう。日本にはきちんとした「日本語」というものがある。日本中、どこにいっても、それで十分なのだ。我が日本国には、美しい、世界に誇れる、独特の言語がすでにある。それなのに、なぜ、こんなに「英語がしゃべれる」ということに憧れてしまうのだろうか?
 「グローバリズム」という言葉がある。その流れの中で、否応なく、ぼくらは関わっていかなければならない。もちろん、「そんなの必要ないよ」というひともいるだろう。それはそれでいいのだが、なんだか「もったいない」という気がする。どうせなら、その流れに乗ってしまおう、と思う。グローバル化の是非はともかく、通信することが便利になっても、原初的な問題は解決されない。「言葉」というものはとてもやっかいなもので、「きちんと、正確に、相手に、理解してもらう」という当たり前のことが、なかなか難しい。本書はそのような問題に対して「ハートで感じろ!」という。単なる暗記ではなく、言葉の持つ「相手に伝える感覚」「成り立ちの過程」「便利さ」そして、読み物としての「面白さ」が詰まっている。べつに英語に興味のない人でも、楽しめる内容だと、ぼくは思うね。

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紙の本ほぼ日刊イトイ新聞の本

2006/07/14 10:43

インターネットの謎

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 常々、不思議に思っていたことがある。たとえば2chなど、「どうやって運営してるの?」「お金はどうなってるの?」「儲かってんの?」など、インターネットのお金の流れというものが全然わからなかった。よもや非営利というわけではあるまい。「ほぼ日」にしてもそうだ。「なんであんないろんな有名人が書いてたり、インタビュー受けてんの?」ず〜〜〜〜〜っと謎に思ってた。それが本書を読んで「謎が解けた」のだ。
 それはインターネットを知ってる人にとっては当たり前のことなのかもしれないが「シェアする」ということを知って驚いた。そうなのだ、シェアなのだ。インターネットは買い物したり、ポイントためたりするものではなかったのだ。いわゆる「マーケット占有型」というものがインターネットだと思ってた。要するに「お金儲け」ということだと思ってた。そうではないのがわかった。
 糸井重里が「ほぼ日」をやろうとしたきっかけはというメディアとして、「ほぼ日」を作ったそうだ。インターネットという新しいメディアに魅力を感じたからだ。そのときにかれは「自分のカン」を頼りにして、まったく未知の世界に飛び込んだのだ。
 本書を読んで「謎が解けた」のだが、イトイの「じぶんのカン」というあらたな謎が生まれてしまった。そのカンはとても深くて、面白そうだ。

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さらばジェフよ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 オシムは言葉を大切にする。それはかれの経歴とは無関係ではあるまい。旧ユーゴスラビアで行われた「戦争」を経験してきたオシムにとっては正確に「言葉」でコミュニケーションできなければならなかった。その言葉で明確に意思の疎通が図れなければ、最悪の場合「死」ということになってしまうからだ。よく、英語の文法で重要なのは「冒頭のことば」であるという。「とにかく、相手に自分の意思をはっきり伝える」ということが重要らしい。その感覚は戦後生まれの日本人には分かりづらいものである。しかし、オシムはそれを「体験」してきたのだ。だから、一見わかりにくいようでも、その中身は深遠なる配慮と明確な意思があると思う。そんな本書がつまらないはずはない。
 かれのサッカー観はきわめてシンプルだ。とにかく「走れ」ということだ。そうなのだ、サッカーは「走る」スポーツなのだ。足がパンパンになり、筋肉が悲鳴を上げるのだ。「45分×2」の時間、走るのはしんどいことだ。よく欧州のトップ・プレーヤーは「走らない」ことが重要だという。手を抜くわけではない、むしろ「走る」ということの重要さを逆説的に説明しているのだろう。
 日本ではまだ、サッカーの歴史は浅い。はっきりいって今回のWカップの結果は当然である。出られるだけでも凄いことだ。そして、これからはその先を目指すのだ。オシムという人物に託された期待はおおきい。そして、4年という時間は長い。結果だけではなく、日本という国に何かを残して欲しい。そうなると、自然と「文化」が生まれてくる。

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心臓は止まらない

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本について書くのは難しい。まるで、自分をさらけ出さなければならない恥ずかしさを感じる。しかし、書く。いや、書きたい。本書はサブタイトル「深夜特急ノート」となっている。タイトル通り、デリーからロンドンをバスで旅する「深夜特急」(香港とかにも寄るけど)の裏話である。「実はこうだった・・・」みたいな感じではなく、旅の経過によって自分が変わる、良くも悪くものをシンプルかつ深淵な文体により、意味が深まる。「旅とは人生に似ている」と作者は語る。自分の身の丈を計るために旅をする。本来の旅行とは少し意味合いが違う。非日常を味わいたいという欲求は同じだが、彼の旅のスタイルは「一人旅」。異国で頼るものは自分しかおらず、あえてそのような場所に身をさらすことで、自分の無力さを感じる。ならばしないほうがいいのでは?と僕などは思ってしまう。

 「罪と罰」というハイロウズの曲がある。歌詞を引用しよう「立ち止まったままなんにもしない、そんな奴は有罪!!!!!」という過激な歌詞だ。いや「奴」ではない「自分」かもしれない。なにもしないことは有罪。そう、罪なのだ!与えられた、限られた時間の中で人間は何をすべきか、何をやりたいか。やりたいことがないなんて、嘘だ。グータラな僕にだって、かすかな希望を持って生きている。若くはない、老いたというには早すぎる。くだらないことで、人間は悩む。そこから前へ進むことが必要だ。その道は他人からみたら、間違っているかもしれない。しかし、自分の情熱を失うことほど怖いことはない。まさに、旅と繋がっている。旅もまた、間違いの連続である、そこで起こることに自分がどうやって対処するかが重要なのだ。

 常に立ち止まってみる必要がある。朝、顔をみるときに問いかける「お前は今、楽しいか?」

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紙の本ヘルタースケルター

2008/05/16 19:11

怖いマンガ

8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 恐ろしい。それが第一印象。りりこは美を手に入れるために違法な美容整形を行う。「人間は外見ではない」という人もいるだろう。僕も同意見だ。いくらファッションやメイクをしても、それだけでしかない。しかし、本書を読んで、どうしてこんなに恐ろしく感じるのだろう?いや、考えるのはやめよう。やはり、美しいもの対する憧れが僕の中にも確実に存在する。「美と醜悪」その表裏一体を見事に描いている。
 りりこの妹は悲しい存在。ブスであるが、やはり彼女も姉のようになりたいと純粋に思っている。そして、周りからはバカにされる。世間の冷たさ、それは醜悪になるりりこにも向けられる。そしてそれは単に消費され、すぐに忘れられる。所詮そんなもの、とわかっていてもこの胸の痛みは・・・・・
 作られた美はやはりそれだけでしかない。印象的な言葉「タイガー・リリィ」「ヘンだよ世にもまれなる奇妙な顔さ」
 イメージのモンタージュはやはりどこかしら歪む。人々の欲望に懸命に応えているように僕には映る、りりこが。

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