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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

スンヘイホさんのレビュー一覧

投稿者:スンヘイホ

5 件中 1 件~ 5 件を表示

駆け引きは真剣勝負

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 裏社会の仕事を斡旋する内容ではないので勘違いしないように。ヤクザ、事件屋、ヤミ金融業者などの裏社会の人々の生き様から人との駆け引きの方法を学ぶ。裏社会の事情を駆け引きという視点から垣間見ることができる。取材をするのはかなりの勇気がいったことだろう。
 脅し文句、自分に有利になる状況づくりなど、リアルな例で駆け引きを紹介している。要は、いかにハッタリをかまして、どのへんで手を引くかの指南書のようなものかと思ったが。
 結局「どれだけ本気か覚悟を決めているか」そういうことに裏打ちされた駆け引きでなければダメであるという根底にある理論を感じた。だからこそ、綿密に計算され、よく訓練された駆け引きができるのだろう。小手先の駆け引きで上手くやってやろうなどとは思わない方が良いかもしれない。

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退屈なものを面白く語る挑戦

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 アダム・スミス、ケインズ、マクロ経済、ミクロ経済・・・。私の頭の中には経済学の単語がただ氾濫するのみで、それらの意味づけすらされていない。そこで、改めて経済学という何やら難解そうなものを少しでも齧ってみようと思うのであるが、そんなとき私の目を引くのが、「やさしい・・・」とか「おもしろい・・・」とか、あるいは「サルでもわかる・・・」とかいった類いのタイトルの本で、あたかも経済学の本質を理解するための特効薬のように見えてしまう。
 しかし、なぜ「おもしろ・・・」というタイトルをつけているのかを考えれば、その本質の難解さを覚悟しなければならないことくらい想像できる。そもそも難解で退屈であるはずのものを易しく面白く1冊の本で解説してしまおうというのは、錬金術をやろうとしているように思えてならない。そして、果たして、どんな手段を駆使して、上手く私をその気にさせて、夢中に読ませてくれるのかと、あまり期待をせずにこの本を読むことにしたのであった。
 この本では、経済学者たちとその理論を歴史の順序に従って、世界情勢と経済的背景を交えながら解説している。難しい理論の解説は厳選に厳選を重ねており、必要最小限にも足りないかもしれない。しかし、だからこそ難解な部分に拘らず読み飛ばしていける。また、肝心な「おもしろ・・・」の所以は、登場人物の生い立ち、大成するに至るエピソードに関する記述から感じとれる。全24の短編にまとめられているのも読み易い。
 日本語で書かれた歴史本と考えると、左開きの横書きであるのが意外であったが、経済と数学の密接な関係を暗示しているようにも思えた。大雑把に経済学の歴史を勉強した気分になれた。「おもしろ・・・」というタイトルに偽りはないと言えそうである。

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紙の本日本の真実

2005/09/22 08:39

切れ味鋭い大前流

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 官僚主導の大きな政府が日本経済をダメにしている。国が口出ししない産業、国を頼らない産業ほど成長している例をあげ現体制を批判。そして、大前流日本再生プランを提言している。
 これが本書のメインの話題であり、現体制を批判するばかりでなく、現体制を批判してきた政党、マスコミ、団体などの反体制側にも批判の矛先を向けている。ステレオタイプの発想に陥っている人々を覚醒させてくれる書かもしれない。
 本書において日本の現状分析をしていく過程で、「朝日新聞的戦後民主主義の弊害」というキーワードで展開される日本人の愛国心や現行の教育制度への提言は、普段抱いていた私の心の中のモヤモヤを晴らしてくれた。
 靖国参拝・日の丸・君が代というテーマは、感情的な意見や行動で冷静な議論の場が混乱させられてしまっているように感じる。同じ日本人同士が足を引っ張り合っているところへ海外からの圧力が加わり、まんまと外国の思う壷にはまってしまっている状況を腹立たしく思っていた。その気持ちを晴らし現実的な指針を提言している。

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「このままではいけない」と、わかっているのだが…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 一説によると、このまま行くとあと5年で日本という国は破綻するとの試算がある。いよいよその時が近づいてきたか。しかし、今ひとつ実感がないというのが我々一般庶民の感覚ではないか。
 スポーツジャーナリストの二宮清純氏が野球界を、金融改革の若手旗手、木村剛氏が銀行を取り巻く金融界を斬る。それぞれの業界の批判にとどまらず、日本の国、企業等々、あらゆる組織のあり方、そして日本人の意識を問うている。
 始めは、野球と銀行という二つのテーマのギャップを感じながら読んでいたが、読み進めていくうちに、今の内容が木村氏の発言か、二宮氏の発言か判らなくなる。それは、2つの業界の共通点を分析しているからという訳ではない。異なる業界を論ずる二人が実は同じ主張をし、同じ問題を投げかけているということである。
 いずれ消えてなくなる微かな温もりから離れられない。しかし、このままでは、確実に火が消えることがわかっている。金融界、野球界そして日本のこの危機的な状況において、賽の河原に石をつむような努力だが、誰かが何かをやるしかない。あなたは何かをしたか。やるのは、あなたであり私でもある。

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紙の本辞めるな!キケン!!

2005/01/17 11:17

転職するべきか。とどまるべきか。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 転職・起業をテーマに軽い語り口で説教する。冷静に考えれば「そりゃそうだ」と納得。そして、考え方次第で幸せな人生が送れるということを教えてくれる。
 著者が経済アナリストという先入観もあるが、人材も商品として評価される市場原理が働いているという一貫した主張が伝わってくる。買い手は安くて良い人材が欲しい。しかし、自分という100円の商品を1万円で買ってくれる企業が現れることを期待している人はいないか。
 今、転職をしようかどうか考えている人は、この本を読んでもう一度冷静に考えて見るのも良い。単に転職を思いとどまらせるだけの内容ではない。「年収300万円時代を生き抜く経済学」の著者が、同じ価値観に基づいた生き方・考え方を教えてくれる。ただし、あくまでも軽い乗りで。
 転職するためには、自分の付加価値を高めなければ誰からもオファーはこない。一方、付加価値が高まると社内でキャリアアップするチャンスが見え隠れしてくる。こういったジレンマに陥った転職(志望)経験を持つ者にとっては、今さらという内容かもしれないが共感しつつ面白く読める。平易な言葉で読み易く2時間くらいで一気に読み終えてしまった。

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