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♪yoshieokadaさんのレビュー一覧

投稿者:♪yoshieokada

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著者コメント

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この本は、『小熊物語』などで、世界的に有名なジャン・ジャック=アノー監督の最新作『トゥー・ブラザーズ』の小説版の翻訳です。舞台は1920年代、フランスの植民地だったカンボジア。ジャングルの奥深くにある荒れ果てた寺院で、ふたごのトラ(クマルとサンガ)が誕生。兄弟がすくすく育ち始めてまもなく、イギリス人の探検家エイダン・マクロリーが部下を引き連れてジャングルに現れます。目当ては寺院の石仏。盗掘して本国で売り裁き、一財産稼ごうという魂胆なのです。このエイダンによって父ドラは射殺され、のちに母ドラも傷つけられて消息を絶ち、家族はばらばらに。そしてある日、兄弟は再会します。ただし、互いを殺し合わねばならない、敵どうしとして……。
血を分けた兄弟はほんとうに、殺し合わなければならないのか。負傷した母親は? 
子トラの愛くるしいしぐさはもちろん、ラウール少年とサンガの涙の別れ、探検家エイダンとクマルの友情をふくめ、物語は常にはらはらどきどき、映画とはまた別の、息もつかせぬ面白さで展開していきます。
しかも、映画ではわかりにくかった細かい事情が、ていねいに描かれているのです。
たとえば、なぜエイダンが探検家になったのか、植民地とはどんなものか、理事官とはどんな職業か、なにより、カンボジアはどんな国なのか——こういったいわば基礎知識のようなものが、小説版では、筋書きのなかにじょうずに織り込まれ、説明されていますので、すでに映画をご覧になったかたには、なるほどと、うなずきながら読んで頂けるでしょう。もちろん、一つの独立した書物として、映画をご覧になっていないかたにも、じゅうぶん楽しんでいただけると思います。
本になった、クマルとサンガの物語を、どうぞよろしく!
そして、美しいカラー写真満載の『トゥー・ブラザーズ ヴィジュアルブック』も、ぜひご愛読ください。

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