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森見登美彦さんのレビュー一覧

投稿者:森見登美彦

紙の本太陽の塔

2004/01/30 03:15

著者コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

クリスマスイブが近づくたびに男たちがゴウゴウと吹き上げて遊んでいた怪気炎をそのまま小説にしたものが、ここにあります。巷に吹き荒れる恋愛賛美の声にいじめ抜かれている一匹狼も、薄汚い男たちのファンタスティックな生態がちょっぴり気になる深窓の御令嬢も、この本から何か得られるものがあれば幸い。クリスマスはまた今年もやって来ます。そのとき座右にこの一冊があれば、一匹狼たちは同志の存在に胸を熱くして長い夜を乗り越え、相手のいる御令嬢たちも夜空を見上げて、そんな無数の一匹狼たちのために涙ひとしずく目尻に浮かべることになるやもしれません。それでこそ、クリスマスがほんの少し良いものになるのです。こんなヘンテコな本を買うなんて恥ずかしいと仰る方は、是非ネットで入手して夜な夜なこっそり読んで下さいませ。そんなあなたがむしろ私は大好きです。双方の利害が抵触しない限りにおいて、あなたの幸せと私の幸せを祈っております。

二〇〇四年初春 京都ニテ 森見登美彦記ス。

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