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飯野友幸さんのレビュー一覧

投稿者:飯野友幸

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訳者コメント

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 『壁の文字——ポール・オースター全詩集』は、小説家ポール・オースターが1970年代に発表した自作の詩と翻訳詩を集めたものです。当時は、もちろんまだ売れていない頃、というよりも小説をどう書いていいかさえわからず苦闘していた頃でした。そのためか、初期の詩からは硬さ、まるで拳を握りしめたような感じが伝わってきます。ところが、それも時間の経過とともにゆるんでいって、最後は美しく流麗な散文詩「白い空間」へと解き放たれるかのようです。小説家ポール・オースター誕生前夜です。

 呟きのような詩から流麗な散文詩まで、オースターは自分のなかでもっとも好きな作品かもしれないとまで言っています。若い頃に詩を書くというのは、昔から文学修行の王道と言ってもいいでしょう。文学に対するオースターらしい真摯な態度がどの行にもあふれています。

 石とか壁とか、のちの小説や映画に出てくるモチーフが翻訳詩もふくめて散りばめられているのも魅力ですが、それより詩そのものとして読んでいただけたらと思います。詩というとわからないもの、という先入観があるかもしれませんが、あまり意味にこだわらず、語り口、リズム、イメージといったものを味わってください、絵を見たり音楽を聴いたりする感覚で。それも、気軽にどこからでも頁を開け、目についた言葉を自分なりに受け取っていただければ幸いです。

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