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先月(2017年2月)

杜若さんのレビュー一覧

投稿者:杜若

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本仮名手本忠臣蔵

2004/02/16 18:59

誰でも知っている“忠臣蔵”、四十七士の討ち入りの話。でも、歌舞伎の“仮名手本忠臣蔵”のことは案外知らないのではないでしょうか?

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「嘉肴ありと雖も食せざればその味わいを知らずとは。」の浄瑠璃で始まる“仮名手本忠臣蔵”は、大序から十一段目まである長いお芝居です。この本ではそれぞれの見せ場を25場面に仕立ててあります。
 物語は、鎌倉鶴ヶ岡八幡宮社前の新田義貞の兜改めからはじまります。「?」って思いましたか。そうなんです。歌舞伎では元禄時代に起きた赤穂浪士の討ち入り事件を室町時代—太平記の世界に置き換えてあるのです。だから、登場人物の名前も変わっていて、吉良上野介は高師直、浅野内匠頭は塩冶判官、大石内蔵助は大星由良助。
鶴ヶ岡八幡宮社頭の場。師直の衣装は悪の黒、桃井若狭之助は正義、若さの浅黄、塩冶判官はおだやかな玉子色で、舞台さながらに色鮮やかです。
 新田義貞の兜が本物かどうか確認するために、塩冶判官の奥さんの顔世御前が呼び出されました。美人で有名な彼女を自分のものにしようと思っていた高師直は、兜改めが終わり帰ろうとする顔世に付文(ラブレター)をしたのです。(師直は“色”と“慾”のほんといやなオヤジです。)
 困っている顔世御前を助けてくれたのは夫の同僚桃井若狭之助でした。「用が終わったらさっさとかえりなさい。」と、声をかけてくれたのです。新田義貞の兜の取り扱いでも意見の違った師直は腹を立てました。
 でも、腹を立てたのは若狭之助も同じ。若狭之助は家老の加古川本蔵に師直憎しの気持を打ち明けます。間違いがあってはと本蔵は賄賂をもって、師直のもとへ走ります。
 翌日、賄賂をもらった師直は若狭之助が何をいっても低姿勢。あきれる若狭之助。低姿勢にならざるを得なかった師直はその不満をあとからやってきた塩冶判官にぶつけます。こうして、松の廊下の刃傷事件が起こったのでした…。

 人物のクローズアップあり、遠見の場面あり、それぞれが美しく印象的です。表紙のお軽勘平もよいけれど、私のイチオシはなんといっても“定九郎”!濡れ髪、朱鞘、黒の紋付、白い足、悪の華定九郎の周りには、斜めになった活字の雨がふりそそぎ、縞の財布を口にくわえ、刀を拭う姿がきまっています。舞台でも出番は少ないけれど、かっこいいアウトローです。
 この本は歌舞伎作品を筋にそって忠実に絵本に仕立ててあります。舞台では、全段を通しで見る機会は少ないので、筋をおさらいするのによい本かもしれません。

★★★

(杜若/図書館の学校・児童書選書委員会)

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ザスーラ

2004/02/16 18:43

「ジュマンジ」を上回るゲームですって?そう、それは「ザスーラ」!今度のゲームはジャングルではなくて宇宙空間へ!

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 前作『ジュマンジ』と同じく、サイコロをふってゲームをはじめた途端に、周りの状況が一変します。今回は、熱帯のジャングルではなく、宇宙空間へ。
 ウォルターとダニーが公園で見つけたのは、“ジュマンジ・ジャングル探検ゲーム”。
 動物の絵が描かれていて、赤ん坊のゲームみたい。つまんなそう。ダニーがかたづけようとすると、箱の中にもう一枚ゲーム盤がはいっていました。“ザスーラ”!? 地球から紫色の星ザスーラまでいって、戻ってくるゲーム。こいつはおもしろそう!
 ダニーがサイコロをふって、目の数だけコマを進めるとゲーム盤がうなって、カチッと緑のカードが出てきました。「流星群に突入。回避せよ。」と書いてあります。すると、大きな岩が屋根を突き破って、落ちてきました!またコマを進めると、今度は「重力ベルトが故障」。ウォルターが天井にくっついてしまいました。「無重力になって、浮いているんだ。」     
 いったい、どうなってしまうのでしょう。ふたりがはじめた“ザスーラ”というゲームは、危険がいっぱいのゲームだったのです!
『ジュマンジ』の最後のページに、このウォルターとダニーが出てきます。そのとき、公園でゲームをひろいますが、この話はその続きなのでしょうか?
 オールスバーグが描くと、子どもたちの部屋に突如宇宙空間が出現しても、不思議とは感じさせません。ありふれた日常を描いても何か不思議な感覚の絵ですから。
 “ザスーラ”はコンピューターゲームではないので、私にもできそう。でも、もどってこられるかなー?

★★★★

(杜若/図書館の学校・児童書選書委員会)

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紙の本アナベル・ドールの冒険

2004/02/16 18:42

45年前に突然姿を消したサラおばさんを、女の子ふたりが、おばさんの日記を手がかりにさがしはじめます。女の子たちって、実は“お人形”なんです。

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 アナベル・ドールは百年前にイギリスで作られた陶製のお人形。ドールハウスに家族と一緒に住んでいます。ドールハウスがあるのは、三代目の持ち主であるケートの部屋。持ち主がかわっても、アナベルたちの生活にはほとんど変化はありません。大きな事件といえば、45年前にサラおばさんが突然いなくなったことぐらいです。
 アナベルは退屈な毎日をおくっていましたが、偶然、おばさんの日記を見つけます。家族にかくれ、日記を読んでいくうちにアナベルは退屈ではない、何か物足りなさを感じるようになります。
 そんなある日、ケートの妹ノラも誕生日にドールハウスとお人形の一家をプレゼントされました。プラスティック製のファンクラフト一家です。そこには、ティファニーという女の子がいました。はじめての友だち。(人間の女の子はいくら親友と思っていても成長して大人になってしまいますから。)ティファニーとけんかをしたり、打ち明け話をしたり、友情が深まっていきます。アナベルは家族にも秘密にしていたおばさんの日記のこと打ち明け、日記に書かれたことを手がかりにティファニーといっしょに、おばさんを探しはじめます。
 主人公たちが、お人形であることの不利な点が、何度も危機にさらされる筋立ての中にうまーく取り入れられていて、推理小説のような展開でグイグイひきつけられます。
 こわれやすい百年前の陶製の人形家族、ドール一家。少々高いところから落ちても大丈夫な現代のプラスティック製の人形家族、ファンクラフト一家。その違いが生活様式や行動、考え方にあらわれていて興味深いものがあります。
 挿絵も魅力的です。お人形であるけれど、怒ったり、悲しんだり、喜んだり、表情が豊かです。表紙見返しの新旧それぞれのドールハウスとお人形の説明も楽しめます。
 お人形が動き回って(動かなくても)、活躍する話が大好きな私にとって、またまた楽しい本が1冊増えました!
 お人形ってやっぱり私たちが見てないときには動きまわっているんだって思わせてくれる物語です。

★★★★

(杜若/図書館の学校・児童書選書委員会)

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『おおかみと七ひきのこやぎ』『ねむりひめ』でおなじみのフェリックス・ホフマンが描くわらべうたの世界

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ヨッケリは幼い男の子。なしを取ってくるようにいわれるが、なしはまだまだ青いのでヨッケリは取りたくない。そこでなしの木の下で待つことにした。
 
すると、親方は犬にいった。
  「ぱくっと ヨッケリ かんどいで」
犬はかみたくないので、ヨッケリのそばでひとやすみ。

すると、親方は棒にいった。
 「ごつんと いぬを ぶっといで」
けれども、棒もひとやすみ。

すると、今度は「ほのお」が…。

「おばあさんとぶた」のように次から次へと使者がくりだされるおはなしがわらべうたになっている。原文はスイス・ドイツ語のわらべうたで、韻をふんだ詩になっているそうだが、訳文もリズミカルで心地よい。

「子どもたち自らが開いて楽しめる、子どもたちの手にあったサイズの絵本を」というホフマンの思いから生まれた小さめの横長絵本。
 
登場人物たちの表情も楽しく、小さい画面の中にホフマンの魅力が凝縮されている。


(杜若/図書館の学校)

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